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コールド データを階層化してホットなデータを快適に使用: データ管理をシンプルに

Cloud Tiering

ハイブリッド クラウドを簡易化

森の近くにある湖
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Cathi Allen
Cathi Allen
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私は雄大な自然に囲まれたコロラド州で、非常に充実した日々を過ごしています。自宅から標高4,352メートルのコンチネンタル ディバイド(大陸分水嶺)までは、車ですぐ行ける距離です。いつでもラフティングやキャンプをしたり、温泉でリラックスしたりできます。2週間前には気温が30℃近くまで上がり、驚くことにその24時間後には丘陵地帯で30㎝以上の積雪がありました。私達は不測の事態に備えて、いつも重ね着し、車に「サバイバル」キットを積んでいます。私の上司は、私が嵐を呼び起こしているのではないかと思っていますが、この気候さえもがこの場所に暮らす醍醐味の1つと言えます。

興味深いことに、非構造化データの管理は、これと非常によく似ています。データは、ホット(アクティブに使用されており、ビジネス クリティカル)であるか、コールド(古くて最新ではなく、容量を占有しているだけ)のいずれかです。企業は、頻繁に使用するデータを近い場所に配置し、コールド データを階層化する必要があります。

私の最近のブログ、『Chaos to calm: Your data growth story』で、現在のデータ階層化の重要性と、NetApp® Cloud Tieringがもたらす価値について説明しました。今日はそれについてはお話ししませんが。代わりに、NetApp Cloud Tieringの魅力をさらに伝える新機能と機能強化について、いくつかご紹介します。

管理を一元化してあらゆる場所で階層化を実現

データ階層化へのアプローチ方法は、NetApp® Cloud Managerを使用してハイブリッド マルチクラウド環境で統合管理アプローチを採用する方法と同様です。

Cloud Tieringは幅広く導入されていて、一元管理から、NetApp StorageGRID®を含めたオンプレミスまたはクラウド オブジェクト ストレージまで、簡易化された統合データ階層化管理を提供しています。StorageGRIDには、System Managerで(今まで)管理されてきた統合FabricPoolソフトウェアが含まれています。クラウド階層化のターゲットに加え、Cloud Tieringを使用してONTAPシステムからStorageGRIDシステムへの階層化を管理できるようになりました。各FAS / AFFシステムで個々のSystem Managerインスタンスを実行してデータの階層化を管理する必要がなくなりました。単一のダッシュボードで、ステータス、現在のリアルタイムでの削減効果、削減可能なコストなどの分析情報を使用して、すべての階層化アクティビティを完全に把握できるようになりました。ポリシーの変更、新しいボリュームやアグリゲート(ストレージ階層)の階層化、冷却時間の調整などが可能です。また、スペースの削減効果を簡単に確認することもできます。

より低価格な方法を選んでコストを削減

飛行機でコロラド州に遊びに行くとして、最も短時間のフライト、特に直行便を使うと運賃は高くなります。時間は短縮できますが、コストはかかります。もう少し時間がかかっても良ければ、コストはもっと節約できます。他にももっと選択肢があるかもしれません。階層化には、場所に応じて最適な方法をダイナミックに選択できる、同様の柔軟性があります。

Cloud Tieringでは、デスティネーション オブジェクト ストレージ向けのAWS Glacier Instant Retrievalがサポートされるようになりました。AWS Glacier Instant Retrievalは、Amazonの「アクセス頻度の低いデータをミリ秒単位で取得できる低コストのアーカイブ ストレージ」です。Amazonでは、S3標準–低頻度アクセス ストレージ クラスを使用した場合と比べて、最大68%の削減効果が得られます。コールド データをAWS Glacier Instant Retrievalに階層化することで、Cloud Tieringの費用削減効果とシンプルな管理が実現され、お客様のビジネスに卓越した価値がもたらされるようになりました。

コスト削減のチャンスを逃さない

Cloud Managerの新機能の1つとして、NetApp Active IQ®を統合して、階層化によって実現できる潜在的な費用削減をお客様に通知できます。人工知能ベースの分析では、特定の環境、アグリゲート(ストレージ階層)、またはボリュームでCloud Tieringを有効にするための機械学習ベースの推奨アクションが提供され、迅速なコスト削減が可能になります。これらのアクションには、ソースの場所の情報が事前構成されたCloud Tieringのわかりやすいウィザードのリンクが含まれているため、プロセス全体が簡易化されます。ウィザードを実行して目的の場所を作成すれば、コスト削減を開始することができます。

手順は驚くほど簡単です。

コールド データ レイヤを階層化してコストを削減

私達コロラド州の住民はあらゆる天候に備えて、重ね着する方法を知っています。非構造化データの管理も同様で、ホット データを「脱ぎやすいベスト」のように出し入れしやすい場所に配置しながら、コールド データをオブジェクト ストレージに階層化します。さらに、Cloud Tieringを導入することでシンプルになり、より多くのコストを削減できるオブジェクト ストレージをサポートできるようになりました。

他にもご不明な点がありましたら、Cloud Tiering TCO計算ツールを使用すれば、ご自身で気軽に確認することもできます。クラウドとストレージの詳細を入力し、ONTAPシステムを選択して、数値と階層化方法を入力すれば、結果の詳細が記載されたレポートをダウンロードして、削減可能なコストを確認できます。

NetApp Cloud Tieringは、非構造化データ管理のニーズに対応し、可能な限り簡単にコスト削減を実現します。

Cloud Tieringの詳細については、NetApp.comおよびCloud.NetApp.comを参照してください。

ハイブリッド クラウドの簡易性エクスペリエンスの詳細については、こちらをご覧ください。

Cathi Allen

Cathi Allenは経験豊富な技術者です。プログラマとしてキャリアをスタートし、システム エンジニア、ネットワークと仮想化の管理者、製品管理、プロダクト マーケティング担当を経験してきました。Cathiは3つの博士号を取得しており、情報システム セキュリティでMSMを、プロジェクト管理でMBAを、情報技術管理でMBAを取得しています。IT業界における30年以上に及ぶキャリアにより、エキスパートとしての地位を確立しています。現在、NetAppのクラウド データ サービス担当プロダクト マーケティング マネージャーを務めています。趣味は旅行、骨董品収集、映画鑑賞、オフロード レース、キャンプ、ペットとの散歩です。

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