ハイブリッド クラウド向けのNetApp Keystoneストレージ サービス

テレビの動画配信サービスをいくつ利用していますか？3つ？5つ？それとも7つでしょうか？私は、以前は5つのサービスに登録していましたが、視聴したい番組はそれぞれのサービスにつきひとつだけでした。たとえば、Netflixでは『オザークへようこそ』、Huluでは『パム&トミー』、HBO Maxでは『ゲーム・オブ・スローンズ』、Primeでは『エクスパンス』、AMCでは『ウォーキング・デッド』を観ていました。1つの月額料金制動画配信サービスで、どのプロバイダのどの番組でも観たい番組をすべて観ることができたら、素晴らしいと思いませんか？

NetApp^® Keystone^™の最新のアップデートでは、ストレージ サービス向けに、1つのサブスクリプションで複数のハイブリッド クラウドへの導入に対応できる機能が提供されています。この機能により、IT運用の簡易化と高速化が実現され、ハイブリッド マルチクラウド環境への移行を推進できます。

Keystoneは、先行投資が必要なCAPEXやリースよりもOPEX（運用コスト）の消費モデルを希望するお客様に、シームレスなハイブリッド クラウド エクスペリエンスを提供するネットアップの従量課金制ストレージ サービス（STaaS）です。ストレージ インフラの管理や時間のかかる調達サイクルに伴うIT部門の負担を解消し、ビジネス ニーズに合わせてストレージ コストを調整し、IT運用を高速化します。機器の管理が必要なくなった分、成果を管理できるので、中核となるビジネスの運用に集中できます。

NetApp Cloud Managerを使用した統合管理コンソールと、オンプレミスとクラウド両方のデータ ストレージ サービスを1つにまとめた月額料金制のサブスクリプション モデルで、ハイブリッド マルチクラウド環境のプロビジョニングと監視を実現します。Cloud ManagerのDigital Walletを使用すれば、ストレージ コストをダイナミックに管理して、財務面と運用面で最高の柔軟性を実現できます。

オンプレミスのストレージにサービス モデルを採用することで、IT運用の簡易化と高速化、そしてデジタル イニシアチブという大きなメリットが得られ、ITに関する意思決定プロセスをスピードアップできます。Keystoneは、これらのメリットをハイブリッド クラウド環境の導入でも活かすことができます。Keystoneではハイブリッド マルチクラウド向けにいくつかの主要な機能を強化しています。

• 複数のクラウド サービスを1つにまとめたサブスクリプション：Keystoneは、ネットアップのデータ ファブリック ビジョンを支える運用と財務の柔軟なモデルを提供します。1つのKeystoneサブスクリプション（1年、2年、3年の契約オプション）で、オンプレミスのストレージ サービスと、AWS、Azure、Google Cloudなどの主要なクラウド プロバイダすべてをサポートするクラウド ストレージ サービスの両方を含めることができます。
  
  NetApp Cloud Volumes ONTAP^®とNetApp Cloud Backup Serviceは、オンプレミスのストレージ サービス（ファイル、ブロック、オブジェクト データ サービス）と同じ月額サブスクリプションに含めて購入できます。購入後に、Cloud ManagerのDigital Walletを使用して、クラウド全体でのストレージ コストの割り当てを調整できます。この機能は、今後数カ月、四半期、または数年にわたってデータやワークロードをクラウドへ移行することを検討している組織に最適です。ネットアップなら、サイト間で容量の割り当てを自由に変更しながら、全体の料金を1つの請求にまとめることができます。

以下の図は、クラウド全体でのコストの割り当て調整を示しています

• ハイブリッド マルチクラウド環境全体でのCloud Managerとのネイティブな統合：ネットアップは、オンプレミスとクラウドの両方のストレージ サービスにわたってサブスクリプションの検出、可視化、監視、プロビジョニング、レポート、請求書作成、管理を可能にする単一の管理コンソールを提供します。ハイブリッド環境とマルチクラウド環境向けの統合管理コンソールであるCloud Managerを使用することで、ITOpsを簡易化できます。Cloud Managerでは、以下のKeystoneの運用が一元化されています。
  • 新しいシステムの導入または既存のシステムの検出
  • 接続されているマルチクラウド環境の管理
  • 接続されているすべての環境の初期状態を表示
  • オンプレミスとクラウド両方のストレージ サービスのサブスクリプションを一元的なビューで管理
  • コミット済み容量とバースト容量の両方について、パフォーマンス階層全体での月単位のストレージ使用量を表示

以下のスクリーンショットには、Cloud Managerにネイティブに統合されているKeystoneの機能が表示されています。

• 複数のサービス階層でストレージ環境を適切なサイズに柔軟に調整：Keystoneには多数のサービス オプションがあり、その中には、OLTP、OLAP、VDI、コンテナ、ソフトウェア開発ワークロードに求められる低レイテンシ、ハイパフォーマンスのニーズに対応するための新しいパフォーマンス サービス レベルも含まれています。Keystoneを使用すると、ワークロードの要件に応じて、ストレージ環境のパフォーマンスごとに最適なコストを極めて柔軟に選択できるようになります。次の表は、Keystoneのファイルとブロックのユニファイド ストレージ サービス、オブジェクト ストレージ サービス、クラウド ストレージ サービスを示しています。

• 組み込みのデータ保護と階層化機能：NetApp Snapshot™コピー、バックアップ（SnapVault^®）、レプリケーション（SnapMirror^®）、WORMコンプライアンス（SnapLock^® Enterprise）、ネットアップ ターゲットへのデータ階層化などの主要なデータ保護機能と階層化機能は、KeystoneのStandardサービスに含まれています。これらの組み込み機能により、データ保護の簡易化と全体的なビジネス リスクの軽減が実現され、データを確実に保護できます。あとは、データ保護のニーズに応じて、低コストのストレージ容量を追加するだけです。
• アドオンのプロフェッショナル サービス：ネットアップでは、月額で追加料金をお支払いいただければフルマネージド サービスもご利用いただけます。料金はKeystoneの請求にまとめて適用されます。データ移行サービスを利用すると、既存のデータをKeystoneインフラに移行できます。料金は、完了したマイルストーンに基づいて月単位でKeystoneの請求に含められます。

Keystoneは、クラウドへのワークロードの移行をサポートする理想的な方法を提供します。Keystoneのオンプレミスから、AWS、Azure、Google Public Cloud内のCloud Volumes ONTAPやCloud Backupサービスへのワークロードの移動を簡単に、1つの同じサブスクリプションだけで実現できます。データの移動と同様に、コストもオンプレミス環境からクラウドのコストに移行できます。

Keystoneでは、クラウドへのバックアップもすべてネットアップ テクノロジを使用してサポートされています。この機能により、複数のデータセンター サイトを別々に管理する必要がなくなります。

クラウド バーストが発生した場合でも、IT担当者はオンプレミスとオフプレミスで同じテクノロジを使用できるため、ハイブリッド クラウド インフラ全体に分散されたアプリケーション環境の管理が簡易化されます。

Keystoneは、月額サブスクリプション制のサービスとしてご利用いただけます。動画配信プロバイダベースではなく、プログラムベースで視聴する月額のTVサービスについては。特許を取得してサービスを展開するつもりはありませんが、Keystoneによるハイブリッド クラウド ストレージ サービス向けの機能は、皆様にご利用いただけます。NetApp Cloud Managerを使用した統合管理コンソールと、オンプレミスとクラウド両方のデータ ストレージ サービスを1つにまとめた月額料金制のサブスクリプション モデルで、ハイブリッド マルチクラウド環境のプロビジョニングと監視を実現します。Cloud ManagerのDigital Walletを使用すれば、ストレージ コストをダイナミックに管理して、財務面と運用面で最高の柔軟性を実現できます。

Keystoneについて詳細は、エキスパートにお問い合わせください。