AI時代にエンタープライズ クラスの機能を再定義する

NetAppは30年以上にわたり、データ イノベーションの最前線に立ち、仮想化からクラウドへとテクノロジの劇的な変化に企業が対応できるよう支援してきました。今日、私たちは再び水準を引き上げます。

本日は、インテリジェントなデータインフラで実現できることの限界を押し広げる、25以上の製品とソリューションの更新を発表します。これらのイノベーションはすべて重要ですが、真のゲーム チェンジャーとして際立っているイノベーションもいくつかあります。主なポイントを詳しく見ていきましょう。

AI時代の今日では、企業のお客様は、最大限のメリットを享受できる、信頼性と効率性に優れたセキュアなデータインフラを必要としています。AIはもはや実験的なものではなく、基盤であり、特にエージェントAIの時代にはミッションクリティカルになりつつあります。しかし、AIパイプラインの構築と拡張は依然として複雑です。

初期の導入からエンタープライズ規模のロールアウトまで、NetAppは何が有効で何が有効でないかを見てきました。その経験が、AI時代に目的に即した最新のイノベーションを形作っています。これらのイノベーションはすべて、AIに最適なエンタープライズクラスのデータ プラットフォームの上に成り立っています。

NetApp^®データ プラットフォームは、耐障害性とハイパフォーマンス性に優れた統合データ基盤を提供し、既存のシステムを停止することなく、データ パイプラインを促進し、主要な課題を解決します。オンプレミス環境とクラウド環境をシームレスに統合し、AIのイノベーションに加え、データの最新化、サイバー レジリエンス、クラウド変革を支えます。

AIワークロードに特化して設計された初のエンタープライズクラスのソリューション、NetApp AFXをご紹介します。分離型アーキテクチャを基盤とし、AFXは最新のAIに求められるパフォーマンス、柔軟性、制御性を提供します。

NetApp AFX AIポートフォリオは、新しいNetApp AFX 1Kストレージ システム上で実行される分離型ONTAP^®と、NetApp AI Data Engine（AIDE）を介してAI対応データを生成する新しいデータ サービスの2つの主要コンポーネントで構成されています。

AIDEは、データの取り込みから生成AIアプリケーションへの提供まで、AI対応データの生成をシンプルかつ効率的に行い、コンプライアンスを遵守したセキュアな方法でAI対応データを生成するエンドツーエンドAIデータ ソリューションです。これには以下が含まれます。

• NetApp Metadata Engineでは、お客様のNetAppデータ資産と関連するメタデータの、構造化されたアクセス制御された最新のビューが自動的に生成されて維持されます。そのため、該当するデータを見つけるためにデータセットを「スキャン」する必要がなくなります。
• NetApp Data Curatorは、データの検出とデータセットのキュレーションを可能にし、統合されたベクトル化、結果の再ランク付け、および取得のAPIを使用してデータをその場で変換します。
• NetApp Data Guardrailsとは、分類、データの匿名化、ポリシーベースのガードレール適用によるデータのプライバシー、セキュリティ、コンプライアンスを意味します。

AFXとAIDEを組み合わせることで、拡張性と安全性に優れた、効率的なエンタープライズクラスのAIパイプラインのバックボーンが形成されます。

さらに、新しいNetApp Keystone^® Storage-as-a-Service（STaaS）for Enterprise AIでは、NetAppのAFXアーキテクチャのすべてのメリットを消費量ベースの単一サブスクリプション モデルで提供します。言い換えれば、エンタープライズ データAIのメリットを、すべてのセットアップなしで利用できます。

FlexPod AI with NetApp AFX^®は、NetAppの統合インフラ ソリューションに大きな進化をもたらします。この検証済みのソリューションは、エンタープライズAI向けのNetApp AFXアーキテクチャを、Cisco UCSおよびNexusプラットフォーム、およびCiscoのSecure AIフレームワークとシームレスに統合し、ハイブリッド クラウドとAIワークロード向けの柔軟でセキュアなフルスタック基盤を提供します。

AIのイノベーションの多くはパブリック クラウドで起きています。ONTAPは、オンプレミスにまたがり、3大パブリック クラウドにネイティブで統合された、唯一の統合データ オペレーティング システムです。この能力により、NetAppは、お客様が選んだ主要なAIモデルをデータに適用でき、データの移動に伴う手間や複雑さを伴わずに済むという、他に類を見ない立場にあります。

AIにクラウドは不可欠ですが、クラウド統合はどれも同じではありません。NetAppでは、Amazon Web Servicesですでに提供されている機能に加え、AzureとGoogle CloudでネイティブAI機能を拡張し、最も都合のよい場所でAIワークロードを実行できる柔軟性をお客様に提供しています。

今回のリリースでは、Azure AI Servicesとの新たなシームレスな統合により、NetApp ONTAPのオンプレミスまたはクラウド上の - Azure NetApp Filesを含む - あらゆるデータを、業界をリードする幅広いAzure AI Servicesを利用できるようになります。さらに、Google Cloud NetApp Volumesでは、データをネイティブ ソースとして直接使用できるようになるため、Google Cloud AIアプリケーションとの統合が強化され、ユーザーはカスタム コードや検索拡張生成（RAG）パイプラインを必要とせずにカスタム エージェントを構築できます。

今回のリリースは、Amazon FSx for NetApp ONTAPに対する最近のAmazon Elastic VMware Serviceサポートに続くものです。現在、FSx for ONTAPは、Amazon EVS向けに、拡張性に優れたハイパフォーマンス外部データストアを提供しています。Amazon EVSの外部ストレージ オプションとして使用できるため、VMwareベースのワークロードをAWSに移行して運用でき、現在オンプレミスで使用しているのと同じVCFやNetApp ONTAPツールで運用の一貫性を維持できます。

最新のクラウド ストレージ イノベーションについて、詳しくはこちらをご覧ください。

また、製品ポートフォリオ全体にわたって強力なアップデートを提供しています。

• NetApp Ransomware Resilience。強化されたRansomware Resilienceサービスには、データ侵害の検出と分離されたリカバリ環境を備えた、世界で最もセキュアなストレージの一部として、業界をリードするNetAppのAIを活用したランサムウェア検出を補完する2つの強力な機能が追加されています。
• Google Cloud NetApp Volumes。Google Cloud NetApp VolumesのFlexサービス レベルで、NAS（NFS/SMB）とSAN（iSCSI）の両方のプロトコルをサポートするユニファイド ストレージが提供されるようになりました。さらに、NetApp SnapMirror^®とFlexCache^®による統合ハイブリッド データ モビリティも提供します。
• NetApp Shift Toolkit。新たに強化されたNetApp Shift Toolkitは仮想化の柔軟性を高めるため、お客様はデータをコピーすることなく、仮想マシンをほぼ瞬時に再フォーマットしてハイパーバイザーを移動できます。ツールキットの新バージョンでは、VMwareとHyper-Vの双方向移行が導入されているほか、Red Hat OpenShift Virtualization、Proxmox、Oracle Linux VM、XCP-ng、CloudStackのサポートが追加されているため、データセンターを最新化するお客様の選択肢が劇的に増えます。

今回のリリースは、インテリジェントなデータインフラのプラットフォームを目指すというNetAppのビジョンを強化するものです。データセンターの最新化、AIの拡張、クラウドでの変革のいずれにおいても、NetAppは、より迅速に、よりスマートに、よりセキュアにお客様の目標達成を支援するパートナーです。

それだけではありません。NetAppのポートフォリオのさらなる更新をご覧ください。

• ONTAP 9.18.1
• NetApp Console
• Trident 25.10
• NetApp Disaster Recovery
• Cloud Volumes ONTAP
• Workload Factory

発表の全セットを確認し、NetApp INSIGHT^® 2025でNetAppがお客様のようなユーザーのインテリジェントなデータインフラの未来構築をどのように支援しているかをご確認ください。