新しいGoogle Cloud NetApp Volumesは、データとアプリケーション向けのフル マネージド ストレージ サービスです。
変化の激しい今日のビジネス環境では、競合市場をリードし、クラウドで成功することが重要です。クラウドは、従来の環境とは比べ物にならない柔軟性と拡張性をもたらしますが、その可能性をフルに引き出すには、堅牢なエンタープライズ データ管理ソリューションが必要です。
Google CloudとNetAppは、この度、5年にわたる共同開発を経て、最新の革新的技術を市場に投入することになりました。両社の協力による画期的な技術進歩の結果生まれた Google Cloud NetApp Volumesは、卓越したパフォーマンス、シンプルさ、セキュリティを提供するフル マネージド ファイル ストレージ サービスです。アプリケーションを再設計しなくても、Google Cloudへと簡単にデータやワークロードを移行、導入し、管理することができます。
大企業のお客様は、何百ものGoogle Cloudサービスを簡単に調達してプロビジョニングし、統合できます。業界をリードするストレージ管理テクノロジ、NetApp® ONTAP®を基盤とするGoogle Cloud NetApp Volumesは、要件の厳しいワークロードやアプリケーションを数回のクリックで自動化し、拡張できるようにすることで、オーバープロビジョニングをなくして、クラウド ストレージのコストを最適化します。複雑で重要なエンタープライズ アプリケーションをシームレスに移行して、変化するニーズにすばやく対応できるため、無駄なコストの発生を避けられます。
お客様の反応も上々です。OpenTextのテクノロジ サービス担当VP、Anthony Lloyd氏は、次のようにコメントを寄せています。「Cloud Volumes ONTAPとCloud Volumes ServiceをGoogle Cloudで利用しているNetAppの既存ユーザとして、Google Cloud NetApp Volumesが新たに登場したことを嬉しく思います。このフル マネージドのファイル ストレージ サービスを導入すれば、コードのリファクタリングやプロセスの再設計を行わなくても、Kubernetesなどのエンタープライズ アプリケーションをGoogle Cloudにシームレスに移行できます。最終的には、当社のIT環境全体の運用を簡易化できることでしょう」
パフォーマンスの階層化を利用すれば、コストとパフォーマンスのバランスを調整して、インフラ コストを簡単に最適化できます。Google Cloud NetApp Volumeでは、Google Cloudのコンソール、gcloud CLI、APIからデータ資産を簡単に管理できます。VPCネットワーク、Identity and Access Management(IAM)、Cloud LoggingなどのGoogle Cloudサービスとシームレスに統合するので、Google Cloudの課金、請求、サポートを一元化して、運用上の手間をさらに低減できます。
Google Cloud NetApp Volumeは、すべての組織にとっての最優先課題であるデータ保護を実現します。これからは、NetApp Cloud Volumes Serviceのメリットである高可用性、信頼性、セキュリティ、使いやすさを、統合されたファーストパーティのGoogle Cloudサービスとして利用し、包括的な組み込みのデータ保護機能で、データをいつでも使用可能な状態に保つことができます。
データのコピーを他の地域にレプリケートする機能により、サイト停止からデータを保護し、災害発生のおそれからビジネスを保護できます。さらに、業務の継続的可用性にも対応しているため、大規模なインフラ障害や局地的災害の発生時にもビジネスを継続して、クラウド インフラの信頼性を高めることができます。
Google Cloudのセキュアバイデザイン インフラと組み合わせれば、安心して組織にクラウド テクノロジを導入できます。
Google Cloud NetApp Volumeの最も魅力的な機能の1つは、環境がWindowsでもLinuxでも、エンタープライズクラスのワークロードをスムーズに拡張して最適化できることです。これにより、ストレージ消費量の多いVMwareやSAPの移行など、要件の厳しいユースケースにも対応します。また、SMBプロトコルとNFSプロトコルのサポート、卓越したパフォーマンス、低レイテンシにより、プラットフォームに関係なくアプリケーションを最適なパフォーマンスで実行できます。
IDCのクラウドおよびエッジ インフラ サービス担当リサーチ バイス プレジデント、Dave McCarthy氏は次のように述べています。「Google Cloudに対応したNetAppの革新的なソリューションは、パブリック クラウドのファイル ストレージに、業界のベンチマークとなるエンタープライズクラスの機能の基準を打ち立てました。このファーストパーティ サービスで、クラウド プロバイダと並んでNetAppの名前が認められたことは、NetAppが、最先端のクラウド ストレージ ソリューションの推進に全力で取り組み、顧客や市場の課題に対処していることの証です」
Google Cloud NetApp Volumesは、Google Cloud VMware EngineやGoogle Compute Engineなど、今日の主要なワークロードや重要なサービスと統合されています。未来を形作るうえで人工知能(AI)とデータが果たす役目は、ますます重要になっています。AIには大量のストレージ リソースとコンピューティング リソースが必要ですが、ここに威力を発揮するのが、Google Cloud NetApp Volumeです。Windowsデータ、コンテナ化されたデータ、非構造化データなど、より多くのデータのパワーを活用して生成AIを実現し、大がかりな言語モデルをサポートできます。データを活用し、Google Cloudの生成AI機能と連携させることで、チームのコラボレーション、詳細な分析情報の取得、アプリケーションの拡張が可能になり、ビジネスに真のアドバンテージをもたらせます。
Google Cloud NetApp Volumeを使用すると、シンプルなデータ管理、卓越したパフォーマンス、信頼性に優れたデータ保護機能によって、クラウド環境を自信を持って運用できます。Google Cloud NetApp Volumeは、Google Cloudのエコシステムに統合された、シンプルな自動ストレージを提供します。Google Cloudにアプリケーションを導入し、Google Cloudで実行、拡張するツールとして、これ以上のものはありません。
NetAppがいつでもご相談に乗ります。こちらから個別ミーティングをご予約ください。また、Google Cloud NetApp Volumesの詳細については、概要ページをご覧ください。
Ronen Schwartzは、NetAppのCloud Volumesビジネス担当シニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーです。ハイブリッド クラウドとマルチクラウドにわたる堅牢なCloud Volumesプラットフォームを構築し、NetAppのクラウド データ管理サービスを拡張して、Cloud Volumesビジネスを加速させる立場にあります。
NetApp入社前は、Informaticaのテクノロジとエコシステム、運用、戦略担当エグゼクティブ バイス プレジデントと、Informatica Cloudのシニア バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーを務めています。これらの役職で製品戦略、製品管理、市場参入戦略を主導してきました。Informaticaでの14年間、オンプレミスからパブリック クラウドへ、また、ライセンス収益から経常収益への移行を通じて、同社の変革における主導的役割を果たしてきました。