オブジェクトベース ストレージとも呼ばれるオブジェクト ストレージは、データ ストレージをオブジェクトと呼ばれる個別の単位として管理、操作する戦略です。これらのオブジェクトは単一のストアハウスに保存され、他のフォルダ内のファイルには統合されることはありません。代わりにオブジェクト ストレージは、ファイルを構成するデータを結合し、そのファイルに関連するすべてのメタデータを追加して、カスタム識別子を関連付けます。
オブジェクト ストレージは、ファイルに包括的なメタデータを追加し、ファイル ストレージで使用される階層化されたファイル構造を排除して、すべてをストレージ プールと呼ばれるフラットなアドレス空間に配置します。このメタデータは、オブジェクト ストレージを導入する際に重要となり、ストレージ プール内のデータの使用状況や機能を詳細に分析できます。
オブジェクト ストレージとは、データを1つ1つオブジェクトとして定義したものです。データはフォルダ内のファイルとは別のストレージに保存され、関連するメタデータと固有の識別子を束ねてストレージ プールを形成します。
ファイル ストレージでは、データを1つの情報としてフォルダに格納し、他のデータ間で整理することができます。これは階層型ストレージとも呼ばれ、紙のファイルの保存方法を模したものです。データにアクセスするためには、コンピュータ システムがデータを見つけるための経路を認識している必要があります。
ブロックストレージ は、ファイルを個々のデータ ブロックに分割し、これらのブロックを別々のデータとして格納します。各データには異なるアドレスがあるため、ファイル構造に格納する必要はありません。
さて、ここまでオブジェクト ストレージとは何かを説明してきましたが、そのメリットは何なのでしょうか。
オブジェクト ストレージには複数のユース ケースがあります。たとえば、次のような場合に役立ちます。
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