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NetAppとGoogle Cloudがシンプルなデジタル変革を実現

Anuj Kumar
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NetApp-and-Google-Cloud-simplify-digital-transformation-1024x576変化を受け入れることが大事と言われていますが、実際に私達は多くの変化を受け入れてきました。

NetAppとGoogle Cloudは、不確実なものへの投資、新たなビジネス チャンスの創出など、企業が変化に適応するための取り組みを精力的に支援してきています。具体的には、ビジネス上の困難な課題をシンプルに解決するための、強力なクラウド向けツールキットを作成しています。たとえば、複雑なエンタープライズ ワークロードをクラウドに移行したり、複雑な分析やデータ管理の問題に対応したりすることができます。そして、可能な限りコストを抑え、パフォーマンスと使いやすさを再定義する柔軟で堅牢なクラウド ストレージ インフラを構築しました。

このような成果も見られますが、私達の取り組みはまだ、ほんの始まりにすぎません。500社を超えるNetAppのお客様が、ビジネス変革を進めるためにGoogle Cloudを選択しました。可能性を常に進化させ続けるNetAppの支援により、お客様はクリエイティブな新しい方法でクラウド ソリューションを導入しています。

このパートナーシップによるメリットをお客様に活用していただく方法

NetAppとGoogle Cloudのパートナーシップは、クラウド移行を簡易化することで、ITコストを削減しながらデータの価値を最大限に引き出すことに、常に注力してきました。NetAppは、パートナーシップによる相乗効果の強みがお客様にメリットをもたらすことを最初から認識していました。Google Cloudの強固なインフラと豊富な分析機能を、NetApp®のエンタープライズクラスのデータ管理サービスと組み合わせることで、高度なサービスが共同開発されました。これらのサービスを活用することで、極めて複雑なエンタープライズ アプリケーションでもクラウドのメリットをすばやく簡単に実現できます。

Google Cloudのパートナーシップ担当ディレクターであるManvinder Singh氏は、次のように述べています。「NetAppとの共同ミッションは、お客様がパブリック クラウドのメリットを実現し、デジタル変革の採用と実施をリアルタイムで迅速に行えるよう支援することです。NetAppの革新的なエンタープライズ データ サービスをGoogle Cloudに緊密に統合することで、組織はインフラとアプリケーションの最新化、スマート分析、機械学習の分野におけるGoogle Cloudのリーダーシップをすぐに活用して、最も要件の厳しいワークロードにも対応し、イノベーションを推進することができます」

クラウドへの移行は、企業のパフォーマンスに影響を与えたり、新たなリスクを生み出したりすることはありません。実際、NetAppのお客様の多くは、クラウドにビジネスクリティカルなワークロードを移行する作業について、思っていたほどのストレスを感じていません。
  • MailerLite: ヨーロッパでメール マーケティング サービスを提供する同社は、最近1億以上のファイルをGoogle Cloudに移行し、現在はクラウドで大規模なNFSファイルシステムを運用しています。最大のポイントは、約1時間ですべてのファイルがGoogle Cloudに安全に移行され、これまで経験してきた可用性、管理、メンテナンスに関する問題を解消できたということです。
  • Dexcom: 糖尿病治療技術における先進的企業であるDexcomは、分散した拠点にわたるコラボレーションに苦慮していました。現在では、信頼性と可用性に優れたクラウドネイティブのアーティファクト管理システムにより、複数の地域間でデータを同期し、メンテナンスに伴うダウンタイムを最小限に抑えられるようになりました。
SADAのCTOであるMiles Ward氏は、次のように述べてい ます。「NetAppおよびGoogle Cloudとパートナーシップを結んだことで、要件の厳しいSAP、Windows、ハイブリッド クラウド、Google Cloud VMware Engineのワークロードを処理する必要がある大企業のお客様に、コア機能を提供できるようになりました。NetApp Cloud Volumes for Google Cloudは、お客様が必要とするパフォーマンス、可用性、セキュリティを実現してくれたのです」

エンタープライズ アプリケーションやデータを移行する場合でも、最新化する場合でも、NetAppはお客様のニーズに合わせて柔軟に対応します。まず最初に取り組むべきクラウド プロジェクトについては、NetAppではいくつかのパターンがあると考えています。「簡単な」プロジェクトが優先されるべきと思われがちですが、必ずしもそうではなく、市場の推進要因、外的要因、競争圧力によってもスケジュールが変更されることがあります。

Windowsをフル活用

Windowsのファイル共有では、半分以上のワークロードがクラウドで実行されていますが、実際にはこれらを管理するのは極めて困難です。たとえば、SMBのワークロードでは、可用性、拡張性に優れたパフォーマンス、動的な容量削減などが課題となる場合があります。でも、NetAppなら心配はいりません。NetApp Cloud Volumes Serviceは、SMBやNFSのファイル共有に対して、拡張性に優れた動的なパフォーマンスと容量利用率の最適化を実現します。

Cloud Volumesは、フルマネージド ストレージ サービスとして、またはセルフマネージド ストレージ レイヤとしてGoogle Cloudに導入できます。どちらの導入モデルを選択した場合も、NFSやWindowsのファイル共有を必要な場所に迅速かつ低コストで提供します。たとえば、インフラ コストなら最大70%削減できます。

これにより、ニーズに応じてSMBプロトコルを使用して、Windows Serverインスタンスをリホストすることで、移行の高速化、分散ファイルサーバの統合、デジタル ワークスペースの最新化を実現できます。

仮想デスクトップのメリットを強化

NetAppが注力しているもう1つの分野は、NetApp仮想デスクトップ サービス(VDS)です。VDSは、Google Cloudでクラウドネイティブの自動化とオーケストレーションを実現する、デスクトップ サービス(DaaS)です。将来的な仮想デスクトップ インフラ(VDI)では、クラウドにデスクトップを導入していますが、

これには非常に重要な意義があります。企業は、作業環境を従来のデスクトップからクラウドベースの仮想デスクトップへと移行し続けています。プライベート クラウド、パブリック クラウド、ハイブリッド環境内で仮想デスクトップ ソリューションを統合することで、運用コストが向上し、従業員の物理的な作業場所にかかわらず、デスクトップやソフトウェアへのアクセスを柔軟にサポートできるようになりました。

Google CloudへのNetApp VDSの導入についてもご紹介します。VDSは、Google Cloudとオンプレミスの両方の環境でリモート デスクトップ サービス(RDS)をサポートしているため、仮想デスクトップのプロビジョニングと自動化を容易に実行できます。VDSを使用すると、企業は、世界のどこからでも検証済みのソリューションを導入して、従来の仮想デスクトップ ソリューションを管理する際に直面する課題や効率性の問題に対処できます。SwizznetがGoogle CloudでNetApp VDSを使用して、いつでもどこでもアプリケーションにアクセスできるようになった事例をご紹介します。

将来を見据えたイノベーション

NetAppソリューションとGoogle Cloudの統合により、お客様のニーズに対応したパフォーマンスが実現され、ビジネス クリティカルなデータやアプリケーションを最小限の変更と最低限のリソースとコストで、クラウドに移行、導入、管理できます。さらに、将来的にはGoogle CloudのAnthosなど、マルチクラウドとハイブリッドクラウド向けに幅広いソリューション セットを提供して、Kubernetesをどこでも実行できるようにする予定です。NetAppとGoogle Cloudを利用することで、この他にも以下のような多くの機能を簡単に活用することができます。
  • 詳細なデータ管理と分析:クラウドへのワークロードの移行や新しいエンタープライズ アプリケーションの導入を検討するには、データの可用性と保持性に優れたストレージ環境が必要です。フルマネージドのNetApp Cloud Volumes Serviceや、セルフマネージドのNetApp Cloud Volumes ONTAP®は、Google Cloudで利用可能なエンタープライズ アプリケーション向けの、包括的なストレージ管理機能を提供します。
    • マルチプロトコルのサポート
    • 高可用性
    • 自動化された高速なバックアップとリカバリ
    • ゼロトラストベースのデータ保護
    • データ プライバシーとコンプライアンスの自動管理
    • 最適化されたデータ移動と階層化
    • ハイブリッド クラウド インフラの分析
    • VDIとRDSのグローバル オーケストレーション
    • リアルタイムのグローバルなファイル共有
  • コンテナネイティブのソリューション:NetApp Cloud Volumes ServiceとGoogle Kubernetes Engineを使用すると、コンテナ型アプリケーションの構築、導入、管理、実行が可能です。Cloud Volumes Serviceは、Kubernetesで実行可能な、高速で信頼性の高いステートフル アプリケーション向けの永続的ストレージを提供します。また、Cloud Volumes ONTAPはKubernetesのマルチクラウド管理機能を提供し、コンテナ型ワークロードの永続的なストレージの要件に対応します。たとえば、共有ストレージにNFSを使用することは、他のストレージ形式よりも管理が容易で柔軟性に優れているという点でメリットがあります。NetApp TridentとCloud Volumes ONTAPを使用すると、クラウドにKubernetesクラスタ向けのNFSを簡単に導入し、管理できます。
  • ハイブリッド クラウド ソリューション:両方の環境のメリットを活用できます。多くの企業は、オンプレミスとクラウドのインフラにわたるハイブリッド クラウドを構築することで、環境間のデータ モビリティを実現しています。この方法のメリットは、Google Cloudで作業を開始しても、既存のデータセンターのツールやスキルセットを使い続けられることです。ハイブリッド クラウドの一般的なユースケースをいくつかご紹介します。
    • ディザスタ リカバリ、バックアップ、アーカイブを目的とした、オンプレミスからGoogle Cloudへのデータのレプリケーション。このレプリケーションによりデータセンターのスペースが解放され、地理的に分散したデータの保護が強化されます。
    • オンプレミス データセットのGoogle Cloudへのバースト。電子設計自動化(EDA)、ビジュアル エフェクト レンダリング、人工知能と機械学習、ビッグデータ分析など、時間の限られたコンピューティング負荷の高いジョブにリモート キャッシングを使用します。
    • オンプレミスの本番環境データの軽量コピーをGoogle Cloudに複数クローニング。開発、テスト、ステージング、ユーザ受け入れテスト(UAT)、デモを並行運用できる環境を作成します。

Cloud Volumes ONTAPを使用することで、オンプレミスのNetApp ONTAPシステムをGoogle Cloudに拡張でき、オンプレミス環境とGoogle Cloudの間でデータのミラーリング、クローニング、キャッシング、移行をシームレスに行うことができます。



このように、Google CloudとNetAppは、お客様がデジタル変革を推進するために必要とするテクノロジを提供できるよう尽力しています。ますます複雑化していく世界では、データから迅速かつ簡単に分析情報を取得できるようにする必要があります。NetAppとGoogle Cloudは、非常に速いペースで必要なツールを提供することで、クラウドへの移行を簡易化し、データの価値を最大限に引き出せるよう取り組んでいます。また、お客様が市場環境に合わせて態勢を整え、アプリケーションを移行して最新化し、コストを削減できるよう、優れた基盤を構築しました。

Google Cloudで利用できるツール

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不明な点やご相談がある場合は、NetAppまで遠慮なくお問い合わせください。

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