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【真の Data Fabric に向けて ~AltaVault 編~】
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今回と次回はクラウドストレージゲートウェイ製品である AltaVault をご紹介します。 3 年前から販売をしている AltaVault ですが、国内のお客様の事例も増えてきました。さらに最新バージョンでは FAS から AltaVaultSnapMirror ができるようになり、今後さらに利用しやすくなるはずです!

はじめに: AltaVault とは?

AltaVault (以下、 AVA )は、以下の図のように、様々なバックアップソフトのバックアップ先を AVA にすることができます。 AVA はバックアップサーバから AVAに書き込まれたバックアップデータを重複排除、圧縮して、さらに AES 256bit で暗号化し、そのデータをAVA自身に保存します。さらに AVA に保存されたバックアップデータをクラウド上のオブジェクトストレージにも格納します。 AVA 自身の内蔵ストレージの容量は、 2TB の仮想アプライアンスからの 57PB のアプライアンス製品まで環境に応じて選択することができます。 AVA は、テープ装置や Disk to Disk(DtoD) にバックアップを行っていた環境を Disk to Disk to Cloud(DtoDtoC) という環境でバックアップを行います。(DtoDtoC2 つ目の DAVA に該当します。)

AltaVault とは

AltaVault とは (1)

上図の左側からもう少し詳細にご説明します。バックアップはバックアップソフトからバックアップ媒体へ行います。左側にはバックアップソフトが並んでいますが、一般的に利用されるバックアップソフトウェアにはバックアップ媒体となる AVA はほとんど対応しており、さらに SQLServer の標準機能のバックアップ、 OracleRMAN にも対応しています。そのため、バックアップ環境がシステムごとにバラバラのようなお客様環境では AVA によって 1 つに集約することができます。

上図の真ん中は、AVA 自体になりますが、 AVA はバックアップソフトから見ると、NFS/CIFS でアクセス可能な NAS になります。 AVA は、ハードウェアアプライアンスでの提供、 VMware/Hyper-V/KVM で動作する仮想アプライアンスでの提供、 AWS/Azure 上での提供の 3 つのパターンで提供しており、提供形態ごとに利用できる容量は 2TB から 57PB までと異なります。 AVA はバックアップデータを書き込む際に、重複排除や圧縮を自動的に行います。 2TB57PB という容量は、重複排除や圧縮を行った後の容量ですので、重複排除が効きやすい仮想環境や圧縮が効きやすいデータベースファイルなどはより多くの容量を格納することができます。 AVA はリストア時に利用される最近のデータを自身の最大容量の 90% まで保存し、それ以上のデータは随時削除し、すべてのデータの格納先として、 2 次バックアップ先であるオブジェクトストレージを利用します。

右側にはオブジェクトストレージの一覧がありますが、 AWS S3 に代表される一般的に利用されるオブジェクトストレージに、 AVA で重複排除、圧縮、暗号化後のすべてのバックアップデータを格納します。オブジェクトストレージの種類は、初期セットアップ時に 1 つのみ選択可能です。もちろん NetApp のオブジェクトストレージ製品である StorageGRID にも対応しています。 AVA は最近のデータをキャッシュとして保存する意味合いが強く、過去のバックアップデータも含めたすべてのデータは安価なオブジェクトストレージに格納します。

バックアップの流れを示すと以下になります。

AltaVault とは

AltaVault とは (2)

リストア時には、最近のデータはキャッシュされている AVA から、古いデータ(キャッシュアウトされたデータ)はオブジェクトストレージからリストアします。

AVA のお客様事例:コニカミノルタ様

コニカミノルタ様では、

  • 海外の売上比率が高く、グローバル利用を前提としたシステムの運用が不可欠
  • テープストレージによるデータ保護では十分な事業継続性を担保できなかったという課題から AVA を導入頂き、
  • AVA を組み合わせたクラウドベースの DR 環境へと移行を決断
  • 既存のストレージ環境やバックアップの仕組みを変えずに新たな DR 環境を構築
  • 国内拠点から AWS シンガポール・リージョンへの統合バックアップを実施
  • DR 発動時には AWS 上の仮想サーバを用いて基幹系システムを迅速に再稼働
  • DR 発動時にハードウェアの調達が不要なため、リカバリ訓練の実施も容易

のような効果がありました。 AVA を利用して、既存システムの変更せずに、基幹系システムの DR 環境をオンプレから AWS に変更された事例となります。

詳しくは以下の PDF を参照ください。

http://www.netapp.com/jp/media/cs-konica-minolta.pdf

AVA をお勧めするお客様

  • テープの運用が面倒なお客様


    AVA を導入することでテープ運用の煩雑さやテープ保管に関するセキュリティから解放されます。特にシステム毎にバックアップサーバやバックアップソフト、テープ装置が異なる場合は、 AVA1 つにまとめることができます。

  • バックアップ環境が煩雑なお客様


    システム毎にバックアップ環境がサイロ化されているお客様には、バックアップ筐体が AVA 1 つになることで、煩雑さから解放されます。さらに仮想テープ形式にも対応しているので、 Disk 装置、テープ装置、仮想テープ装置とそれぞれ利用していたお客様は、 AVA1 つに集約することができます。

  • Disk to Disk ソリューションに限界を感じているお客様


    一般に DtoD ソリューションは、バックアップ側の Disk 装置の故障を加味してバックアップ側の Disk 装置は 2 つ必要です。 AVA を利用するとこの Disk 装置 2 つが AVA1 つになり、さらに安価なオブジェクトストレージにバックアップすることで、耐障害性と低価格の両方を実現することができます。

AVA の今

実は AVA の最新バージョンでは、最初の図にあるように、 FAS から AVASnapMirror ができるようになりました!!次回は、 SnapMirror 対応の AVA でどんなことができるのかを紹介いたします。最後まで読んで頂いてありがとうございます!

池田 正一(いけだ しょういち)

ネットアップ株式会社

システム技術本部 ソリューションアーキテクト部 ソリューションアーキテクト

システム技写真は NetApp Innovation 2017 登壇時のもの

写真は NetApp Innovation 2017 登壇時のもの

 写真は NetApp Innovation 2017 登壇時のもの

2017年 10月

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