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標準化されたデータ アーキテクチャを構築

(Master Integratorのステータスを取得する方法)

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目次
Cloud Services

クラウドは万能だと思われていました

あらゆる作業がより快適に、よりすばやくなり、より優れた成果を生み出すはずでした。数多くの面で、それは実現されています。しかし、ご利用のデータ レイクが巨大なゴミ捨て場のような惨状を呈するようになる可能性もあります。ここでの「ゴミ」とは、設計が不適切で、不必要に複雑な、誰にとっても不要な「粗雑な」データのことです。

粗雑なデータを求める人はいません。そのために、ご利用のインフラの隅に潜む粗雑なデータを掃除するベストプラクティスがあります。技術的負債をクリーンアップすることで、ご利用のシステムの全体像を把握できます。組織のデータやアプリケーションを連携させ、統合し、総合的に向上させることができます。データは、オンプレミス、クラウド、その中間と、場所を問わずに存在できますが、こうしたデータを活用し管理するためのビジネス プロセスは明確にする必要があります(通常、最初からそれが明確なことがほとんどないために、こうした粗雑で乱雑な状態が発生します)。

一方で、変化のスピードは驚くべきものです。McKinsey & Companyの調査によると、2020年6月までで、直近の1シーズンにおけるe-コマースの成長率は、過去10年間よりも高いことが判明しました。規模が大きくなっただけではなく、データ ユニバースそのものが拡張されたこともわかっています。実際、物理的なチャネルは廃れつつあります。人々の行動が変化し、日常生活がオンラインやソフトウェア サービス(SaaS)、プラットフォーム サービス(PaaS)、インフラ サービス(IaaS)チャネルへと移行する中で、変化に反応するのではなく、変化を予測することで成長をサポートする必要があります。それをリードするのが、ITチーム、つまりお客様のチームです。

このEブックから学ぶこと 

このEブックの目的は、標準化したデータ アーキテクチャを構築する方法とその理由を理解することです。標準化したデータ アーキテクチャは、収集するデータの種類と、データをどのように保存、統合、使用するかを規定した統一標準をベースにします。見栄えの良いリファレンス アーキテクチャを提示して、背景情報も提供せずに実装をお客様任せにすることではありません。最終的には、クラウド、データセンター、エッジなどでお客様がデータを管理できるようにお手伝いします。そのために、インフラ内に、そして結果として日常的な運用にも一体感をもたらす、適切なデータ サービス スタックを構築します。幸運にも、すでにお客様のITチームには、接続され統合されたストレージ インフラを実現するスキルがあるため、ITブームに取り残されることなく組織を成功に導くことができます。では、標準化されたデータ アーキテクチャを構築するうえでの3つの障害と、その対応方法について詳しく見ていきましょう。


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スペース(クラウド)レースへのご招待

お客様の組織がデジタルファースト企業ではないのであれば、お急ぎください。同業他社よりも大きな成功を収めるためには、デジタル化への加速を優先させることが重要です。組織がすでに完全にデジタル化されていたとしても、合理化されたスタックを構築するためには、未整理のデータやプロセスによって発生した混乱に対応する必要があることに気づくかもしれません。こうした摩擦やそれに付随するハードルは、変化と安定のパラドックスと呼ばれるものです。

変化と安定のパラドックス 

デジタル化は、アプリケーション リーダーに2つの反対方向のアプローチを提示します。新たな競争環境に適応するためにリスクを受け入れるか、現状を維持するかのどちらかです。変化はすでに組織的にも技術的にも無視できないものであり、アプリケーション、ストレージ アーキテクチャ、その他数多くの関連テクノロジの進歩に対応することが求められています。一方で、企業は過度なリスクを冒すべきではありません。特に現在の経済状況では、組織の機能と安定した経営を維持する必要があります。このような相反する力が働くため、組織は変化に対応する準備が十分ではありません。現状の矛盾した要求によって、将来の問題に対応するためのツールやアーキテクチャを適切に開発することができません。しかし、現状を確認し、弱点を特定し、リスクと報酬のバランスを取る明確な計画を作成することで、この問題を解決できます。

アーキテクチャの標準化を阻害する3つの要因

ネットアップの経験によると、標準化されたアーキテクチャを構築するためには、主に次の3つの障害が発生する可能性があります。

1. データが面倒な形で存在している 

ダーク データ、コールド ストレージ、フロッピー ディスクなど、データはさまざまな形で存在してきました。要するに、乱雑なデータによって積み重ねられた非効率性がシステムを浸食しているということです。そこから、組織が技術的負債(「コード負債」)に陥っている可能性もあります。技術的負債は、効率的でコストのかかる方法ではなく、手早く手軽なコードによるソリューションに頼ってしまうことで発生します。たとえば、開発者が急いでプログラミングされた機能のレガシーコードを継承しているとします。数年後には、そのコードが理解不能になる可能性があります。元のコードの背景にある設計意図が明確でない場合や、コードが十分にクリーンでない場合は、より機能的な標準化されたデータ管理モデルへの移行は大変な作業になります。コードが乱雑になると、リファクタリングが必要になる可能性が高くなります。こうした特性により、標準化されたデータ アーキテクチャへの移行はコストがかかり、困難を極めます(「技術的負債」の「債務」)。 

2. インフラに関しては、財布の紐が締められる

残念ながら、インフラのための資金をねん出するのは容易とは言えません。これは、バックエンドの「地味な」問題は無視されがちだからです。それ以外のビジネス上の取り組みが、ストレージの最適化プロジェクトより優先されます。その結果、計画性もなく資金を投入することになり、クラウドの採用や重要なアップグレード、長期的な競争力の維持を阻害する可能性があります。IT部門が受け取るのは、将来の改善を迅速かつ容易に実現できるようなインフラへの投資ではなく、毒にも薬にもならない予算です。クラウド アーキテクチャのベストプラクティスなしで構築された新しい技術的な改善は技術的負債を膨らませることになり、役に立たないだけでなく、将来必要とされるシステムの構築を遅らせることになります。

3. 哲学的なデータのジレンマがある 

「クラウド」をデータセンターに配置していますか。それとも「データセンター」をクラウドに配置していますか。インフラがプログラム可能になると、IT部門や運用部門のリーダーは、インフラの重要な側面に関してソフトウェア開発者に責任を委譲することになります。これが、後に組織的な亀裂に発展します。なぜでしょう。ソフトウェア開発者が良い意味で特異な存在だからです。インフラに関する意思決定において開発者の役割が大きくなると、型にとらわれない選択をするようになります。同時に、ITリーダーはその選択の意味を即座に理解できないことがあります。かくして、新しいスーパーヒーロー「インフラ開発者」が誕生します。このヒーローはコードの作成者であり、自動化エンジニアであり、総合的なビルド マネージャーも務めます。業務上のサイロ化という時代遅れの概念を混乱させることができるツール メーカーであり、企業はインフラ、データ、クラウド、コードの見直しを迫られるようになります。そのため、変化し続ける世界で、役割を常に再確認する必要があります。哲学的なデータのジレンマについては、状況によって異なります。ここでは、「クラウド」と「データセンター」について説明しますが、これらが相互に排他的であるとはかぎりません。 


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統合の重要性:3つの障害を克服し「混沌とした慣性」から抜け出す方法

統合スタックに到達するには、接続と統合が必要です。データ アーキテクチャについて議論する場合、ストレージについても議論する必要があります。データセンターを一瞥するだけで、データセンターにはさまざまなアレイが混在し、データ サイロを破壊して情報共有を助けるための、極度にカスタマイズされた統合コードが存在していることがわかります。パブリック クラウドはそのための解決策のように見えますが、パブリック クラウドもデータ サイロに陥りがちです。このような場合、統合データ サービス スタックがさまざまな問題を解決できます。以下は、その構築方法です。

1. 廃止予定のシステムまたは再構築可能なシステムに優先順位を付け、パブリック クラウドに移行するシステムを決定します。  

マルチクラウド戦略を策定し、文書化することは、共通のデータ アーキテクチャを構築するための第一歩であり、不可欠なステップです。複数のデータ サブシステムの問題を解決することのみを目的としたテクノロジを評価します。目的は、データセンターで実行されるかパブリック クラウドで実行されるかにかかわらず、予測性と共通の管理機能を提供できるようにソリューションを標準化することです。  

2. 新しいクラウドベースのソリューションを選択します。  

自動化できる場合は、システムのライフサイクル全体にわたって負債の返済を計画できます(つまり、導入したクラウド ソリューションを継続的に改善できます)。  

3. 関係者と協力して、複合的な技術的負債を削減します。  

直接的な管轄から外れている負債も管理できるように、ITおよびそれ以外のすべてのドメイン(特にエンタープライズ アーキテクチャおよびアプリケーション開発チーム)を含めるようにしてください。 


アプリケーションをクラウドの新しいサービスと統合し、技術的な負債を解消できます

上記の手順を完了後、データセンターをクラウドに拡張できます。さまざまなデータ コントロール プレーンに伴う複雑さから解放されるため、複数のクラウドにわたる多数のワークロードの管理が大幅にシンプルになります。企業は、運用上の予測性を犠牲にすることなく、各クラウド プロバイダの機能を活用できます。つまり、ビジネス クリティカルなアプリケーションや、これまでアーキテクチャの再構築が必要だったエンタープライズクラスのストレージ サービスを、安心してパブリック クラウドに移行できるようになります。業界をリードするクラウド プラットフォームは、アプリケーション(仮想マシンやコンテナ管理システムなど)の膨大なインフラ要件をサポートするだけでなく、グローバルな自動拡張機能も提供します。この機能により、組織はデータセンターのアプリケーションをクラウド プラットフォームに移行できるようになりました。繰り返します。お客様は、クラウドの新しいサービスとアプリケーションを統合し、技術的負債を解消できます。優れた統合とは、組織の内外にかかわらず、アプリケーションとデータ構造を連携させることです。つまり、ITチームは、信頼性が高く数値化できるビジネス バリューをもたらす、堅牢かつ一般的で、高性能なストレージ アーキテクチャを構築できます。これによって、ビジネス目標、メリット、リスク、主な採用基準を考慮した、組織全体の共通ガイドラインを定義できます。結果的に、ストレスが軽減され、ビジネス上の成果が向上し、休憩室で無料のエスプレッソを楽しむことができるようになります。では、実際にこれを構築するチームの現状はどうでしょうか。

ITチームの負担を軽減 

ITチームが日々直面する課題の現状を考えてみましょう。 

  1. IT部門以外の開発チームは、カスタム ソフトウェア アプリケーションや企業チャットボットに取り組んでいます。自社開発のアプリケーションには、それぞれクラウドに対応するための独自の要件があります。SAPやOracleのような手順書はありません。 

  2. 一部の基幹業務の従業員は、新しく取得したアプリケーションを既存のシステムに迅速に統合する必要があります。実際、この作業には、サードパーティの統合サービスが使用されています。 

  3. アプリケーションとシステムの統合が専門ではないスタッフ メンバーは、カスタム モバイル アプリケーションや内部データベースの開発など、独自のプロジェクトの範囲内で統合作業を行う必要があります。

これらの作業によって、ITスタッフの作業がさらに複雑になり、負担が増えます。

Master Integratorの成果を活用する

技術的な負債と粗悪なデータによって、インフラの刷新は初期コストが高くなる可能性があります。では、これを解決するシンプルなソリューションは何でしょう。標準的なデータ ストレージ環境を導入して構築することです。刷新によって、エントロピーの状態から保護することができます。企業の将来を見据えて計画するのであれば、問題が起こってから単純な対処を行ったり、頻繁なリファクタリングに膨大な時間を浪費している場合でありません。この統合環境では、クラウドとオンプレミスのアプリケーション、システム、データベースを広範囲に接続し、クラウドとオンプレミスの両方に導入できます。パブリック クラウドにこのアーキテクチャが導入されると、アプリケーション用の事前定義されたAPIや、カスタム コネクタを構築するための標準化されたツールが提供されます。そしてその成果を活用できるようになります。


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おわかりいただけましたか?

ここからは、こうした問題をすべて解決するためのネットアップのアプローチに関してご説明する部分ですが、 

やめておきましょう。宣伝はいたしません。謙虚に徹します。ただし、ご関心をお持ちの場合は、次の点についてのみお知らせします。 

  • ネットアップは、ほぼすべての環境で稼働する統合データ サービス スタックを開発しました。 

  • ネットアップは、包括的で統合されたストレージ / データ管理サービス セットを提供しています。 

  • これらのサービスは、オンプレミス、クラウド、そしてその中間のあらゆる組み合わせで機能します。 

  • ネットアップ製品では、担当者が別の職務に異動した場合でも、長期にわたって保証できる標準化を提供しています。(そのため、厄介なレガシー コードや企業の技術的負債が増えることを心配する必要はありません)。 

保管場所にかかわらず、今こそデータをマスター化し、接続し、統合するときです。

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ネットアップとMicrosoft Azureの統合サービスは、クラウドのメリットを活用しながら、ビジネスがより合理的な方法で目標を達成できるよう支援するために構築された、ファーストパーティ サービスです。

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クラウドのパフォーマンスを自由自在に最適化するための究極のツールキットで、組織の目標を達成しましょう。Google Cloud向けにネットアップが構築しています。

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