NetAppが提供するユニファイド・ストレージ・システム・ファミリーには、ストレージを効率化する高い機能が備わっています。そのため、組織の規模に関係なく、ビジネスプロセスを迅速化し、データ保存関連のコスト全般を削減し、電子データの管理、保護、保持を実現することができます。NetApp®のユニファイド・ストレージ・ソリューションは、1つのプラットフォームで、ファイルプロトコルとブロックプロトコルをいずれも標準でサポートします。サポートされるプロトコルは、NFS、CIFS、FC、FCoE、iSCSIです。iSCSIなら、ストレージネットワークの導入と管理にかかるコストが削減でき、非常に有効です。iSCSIを使用したIP SANには、以下のように多くの機能とメリットがあります。

 

互換性 / 相互運用性

  • 1 Gb / 10 Gbイーサネット
    • iSCSIは非常に柔軟なプロトコルで、イーサネットのほぼ全ての速度で実行することができます。現在最も普及している速度は、ギガビッ トと10ギガビットです。この柔軟性により、単一のネットワークテクノロジで標準化しながら、アプリケーション要件に最適なコストとパフォーマンスを実現 できます。
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  • IPルーティング
    • iSCSIを他のストレージ・ネットワーク・プロトコルと比較した場合、メリットの1つとしてTCP / IPを使用できる点が挙げられます。TCP / IPを使用すると、オーバーヘッドが多少発生するものの、大規模なストレージネットワーク環境に優れた柔軟性と有用性がもたらされます。TCP / IPでは、iFCPやFCIPに必要なゲートウェイ・ハードウェアを追加しなくても、長距離のIPルーティングが可能です。
  • 既存インフラの活用
    • 複数の速度に対応可能なことに加えて、iSCSIは既存のユーザネットワークのハードウェアでも実行することができます。標準的なテクノ ロジであるイーサネットを活用できるため、ネットワーク管理が簡易化し、専用ストレージネットワークに関連するコストが削減されます。また、ネットワーク 保守のために必要となる新たなスキルやトレーニングも少なくて済みます。
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  • 既存のストレージネットワークの補完
    • iSCSIを使用するIP SANは、既存のストレージネットワークの機能も補完します。これは、共有ストレージのメリットがサーバにまで拡大するからですが、サーバがSANにアク セスできなければネットワークで孤立してしまいます。iSCSIでは標準的なイーサネットが使用されるため、孤立したサーバを共有ストレージ環境に追加す る場合も、新たに必要となる作業はほとんどありません。
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耐障害性
  • MPIO
    • 他のネットワークテクノロジと同様に、iSCSIではマルチパスのサポートによってネットワークの耐障害性が向上します。ホストとター ゲットで2つのデータパスを使用できるため、パス障害時に冗長性が提供されます。両方のデータパスを使用することで、帯域幅も拡張します。NetApp は、全ての主要なオペレーティング・システムでMPIOテクノロジをサポートしており、Windows®環境にDSMも提供しています。NetApp MPIO DSMを使用すると、機能とパフォーマンスが向上するとともに、iSCSI、FC、FCoEのいずれからもLUNを同時に参照できるようなります。
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セキュリティ
  • iSCSIの仕様には、ネットワークへの不正侵入やデータ流出を防止できるように、堅牢な一連のセキュリティ機能が含まれています。こうした 機能には、Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP;チャレンジ・ハンドシェイク認証プロトコル)やInternet Protocol Security(IPsec)などがあります。
    • Challenge Handshake Authentication Protocolは、iSCSIイニシエータとターゲットが互いに相手を認証するために使用するセキュリティプロトコルで、ホストとストレージ間で接続のたびに認証が行われます。
    • Internet Protocol Securityは、データストリームの各パケットを暗号化し認証することで、IPトラフィックを安全に保護するプロトコルスイートです。
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  • VLAN