BSNアイネットと北陸コンピュータ・サービスが提供する北陸地域密着型の事業継続・災害対策サービスを支えるストレージシステムとしてNetApp FASシステムを採用

2012年5月16日- ネットアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:タイ・マッコーニー、以下ネットアップ)は、株式会社BSNアイネット(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長 川﨑 嘉朗、以下BSNアイネット)と北陸コンピュータ・サービス株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長 徳野 光宏、以下北陸コンピュータ・サービス)が提供する北陸地域密着型の事業継続・災害対策サービスを支えるストレージシステムとして、NetApp FASシステムが採用されたことを発表しました。

BSNアイネットは新潟県内に2カ所、北陸コンピュータ・サービスは富山県富山市と石川県金沢市にデータセンターを構え、それぞれの地域で展開する企業向けに地域密着型のホスティング、アウトソーシング、クラウドなどのサービスを幅広く提供しています。近年では、特にクラウドサービスによって顧客の業務システムを運用するケースが増えており、その中には顧客のビジネスを大きく左右するミッションクリティカルなシステムも多く含まれるようになりました。そのため、データセンター全体に影響を及ぼすような大規模災害が発生しても、システムの運用をそのまま継続できる体制を確立することが両社にとっての大きな課題となっていました。

そこで、両社は、以前から相互のソリューションを持ち合ってサービスの幅を広げるなどの業務提携を行ってきたことから、事業継続に向けた取り組みについても両社間で議論を重ね、最終的に両社のクラウドサービス基盤そのものを連携させることで、顧客の業務システムを相手方のデータセンターで引き継げるような仕組みを目指すことになりました。両社がシステム基盤レベルでの提携に至った理由としては、地域のデータセンターとして責務を負う両社のビジョンや価値観が合致していたこと、両社のデータセンター同士が災害対策環境にとって適切な距離範囲にあったこと、そして両社に電力を供給する電力会社がお互いに異なっていたことなどが挙げられます。

東日本大震災のように発電所に大きなダメージが生じると、データセンターは安定的な電力供給を受けられなくなります。BSNアイネットと北陸コンピュータ・サービスは、それぞれが異なる電力会社(BSNアイネットは東北電力、北陸コンピュータ・サービスは北陸電力)を使っているため、片方の電力会社で大きな問題が発生してもその影響を最小化できます。また、災害対策環境では、近すぎれば双方が被災しますし、遠すぎれば万が一のときにお互いのスタッフが足を運びにくくなりますが、両社のデータセンターは直線距離で200km程度となっており、両社のデータセンターは、近すぎず、遠すぎずという絶妙な距離感にあります。

両社は、2011年6月頃にシステム基盤レベルでの提携に合意し、災害対策サービスの実現に向けて本格的に歩み始めました。システム基盤を設計するにあたり、両社が特に重視したのがシステムのリカバリ作業を自動化することでした。従来型のシステム構成では、災害時におけるシステムリカバリに人を介在させるステップが多く、どうしても運用管理が煩雑になりやすい状況がありました。そこで今回は、データセンター間での復旧テスト、計画的移行、災害時移行など、数々のステップにおいて人的介入を最小限に抑えることで、人的ミスの排除や切り替え作業の迅速化を図り、災害復旧までの時間を大きく短縮することを目標としました。

2011年秋頃に災害対策サービス基盤を支える製品の選定が行われ、それぞれVMware vSphere 5が稼働する物理サーバ(ブレード型サーバ)、仮想サーバイメージを保管するNetApp FASシステム、災害対策ソリューションとして最新版のVMware SRM 5、そしてネットワーク環境を最適化するためにF5 Networksのアプリケーショントラフィック管理システム「BIG-IPシリーズ」が導入されました。これにより、地理的に離れたデータセンター間の切り替えを意識することなく、ユーザはアプリケーションの稼働状況に応じて適切なデータセンターへとアクセスすることができます。同システムを構成するハードウェアの設置は、2012年2月にはそれぞれのデータセンターで完了しています。その後、システム環境の構築や動作検証を経て、2012年3月より災害対策サービスを正式に開始しています。両社は、サービスイン前の技術検証において大規模災害が発生したことを想定したシステムリカバリの実証実験を行っており、30分程度でリカバリプロセスが完了することを確認しています。

両社のデータセンターには、それぞれアクティブ・アクティブ構成のNetApp FAS2240が導入され、自サイトの仮想サーバイメージと相手サイトの仮想サーバイメージ(VMware SRM用)を相互に持ち合っています。自サイトから相手サイトへのデータレプリケーションには、NetApp FASシステムが提供するSnapMirrorを活用しており、データ重複排除機能(NetApp Deduplication)によってデータ量を削減した後に、12時間の間隔でSnapMirrorを実行するように運用しています。また、大規模災害の発生を想定した訓練も定期的に実施していますが、ここでは訓練に用いる仮想サーバイメージをFlexCloneによって作成しています。FlexCloneを活用することで、仮想サーバイメージを物理的に複製する必要がなく、訓練だけのために多くのディスクスペースをあらかじめ用意する必要がありません。

コメント

  • 株式会社BSNアイネット 代表取締役社長 川﨑 嘉朗 氏
    「BSNアイネットは、北陸コンピュータ・サービスとのクラウド基盤相互連携による災害対策サービスのストレージ基盤構築に際し、ネットアップのFAS2000シリーズを高性能・高機能かつ低価格な優れた製品として大いに評価し採用いたしました。また、この革新的なサービスの開発において、ネットアップからのご支援に対しまして心から感謝を申し上げます。BSNアイネットは、今後もさらなる可能性を追求し、積み重ねたノウハウを元にお客様のビジネスの成功に貢献できるソリューションをネットアップと共にご提供してまいります。」
  • 北陸コンピュータ・サービス株式会社 代表取締役社長 徳野 光宏 氏
    「北陸コンピュータ・サービス株式会社は、株式会社BSNアイネットとのクラウド基盤相互連携による災害対策サービス用ストレージ基盤構築に際し、ネットアップのFAS2000を採用いたしました。同製品は高性能・高機能でありながら低価格であり、非常に優れた製品として評価しております。北陸コンピュータ・サービスは、ネットアップと共に、ますます多様化するお客様のニーズに対応し、お客様の経営やビジネスの成功に貢献できるサービスを提供してまいります。」

本事例の詳細については、以下のWebサイトをご参照ください。
www.netapp.com/jp/library/customer-stories/cs-6559-ja.html

ネットアップ株式会社について
ネットアップは、優れたコスト削減を実現し企業競争力を高めるストレージ製品とデータ管理ソリューションを提供する米NetApp, Inc.の日本法人です。製品、ソリューション、サービスの詳細に関しては、www.netapp.com/jpをご覧ください。

本リリースについてのお問い合わせ先
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担当:ダニエル・ハンソン
TEL: 03-5404-1200 FAX: 03-5404-1288
E-Mail: xdl-pr-contact@netapp.com
エデルマン・ジャパン株式会社(ネットアップ広報代理)
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E-Mail:netapp@edelman.com

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