Weta Digital社、映画『アバター』の製作にNetAppのストレージを採用

~ データ管理のオーバーヘッドを95%削減し、ストレージの価格性能比を 40%向上 ~

(本資料は、2010年2月3日に米国カリフォルニア州サニーベールで発表された報道発表資料の抄訳版です)

2010年2月4日- NetApp(NASDAQ:NTAP、以下ネットアップ)は、デジタルエフェクトとアニメーションの世界的リーダーであるWeta Digital社に、大ヒット映画『Avatar』(以下、アバター)制作用のデータストレージを提供したことを発表しました。

『アバター』は、革新的なモーションキャプチャー手法を使って制作されています。従来のどの映画よりも(『ロード・オブ・ザ・リング』三部作全体よりも)多くのデータが生成されており、制作にあたってはデジタルエフェクトの分野でかつて直面したことのない様々な新しい課題が生じました。『アバター』制作では、生成される膨大な量のデータをいかに効率よく管理するかがデータストレージ上の重要な課題となりました。また、マスター・テクスチャーファイル*が変更されたときに、アーティストたちがいかに速く、そのデータにアクセスできるようにするかということも課題でした。
*テクスチャーファイルとは、木の葉や髪の毛など、『アバター』で使われるオブジェクトの写真

Wetaでは、データの信頼性と管理を重要視した結果、アーティストたちが作成したデータの保存先としてネットアップのストレージを採用しました。制作に当たっては、膨大な数のユニークデータのホスト、重い読み取り負荷、大量の中規模サイズファイルといった課題への対応が求められていました。そこで、WetaはネットアップおよびFujitsu New Zealandと協力し、拡張性に優れたストレージソリューションを開発しました。その結果、ファイルのレンダリングプロセスで必要となる手動のデータ管理作業を削減し、ストレージ環境の価格性能比を最大限に向上させることができました。

ネットアップとWetaは、レンダーウォール(リアルタイムのレンダリングに使用されるコンピュータシステム)のスループット要件を自動調整するシステムを共同で開発しました。これにより、使用頻度の高いテクスチャーファイルへのアクセスを最大限高速化するとともに、35,000以上のレンダリング・コアの提供が可能になりました。このソリューションは、NetApp FlexCacheを基に構築されており、データへの高速アクセスを維持しつつ、更新されたテクスチャーファイルにすべてのユーザが同時にアクセスすることを可能としています。Weta Digitalでは、NetApp FlexCacheシステムを導入したことにより、データの移動や管理に必要な手動の作業を95%削減し、技術スタッフの負担を軽減させるとともに、制作時間を短縮することができました。

Wetaのストレージ環境は、NetApp FAS6000シリーズと、4台のSA600 FlexCache(クラスター構成)で構成されており、450GBのファイバチャネル・ドライブで接続されています。各システムには、16GBのPerformance Accelerator Moduleが搭載されており、必要となるディスク本数を抑える一方で、読み取りパフォーマンスを最大化するとともに、データへの同時アクセスを実現しました。さらに、このシステムは、レンダーウォールに10Gbイーサネットで接続されており、アート処理されたデータを瞬時にレンダリングできるようになっています。

Weta Digital CEO、ポール・リャン氏のコメント
「従来のストレージ手法では、『アバター』の製作で必要となる負荷を管理することはきわめて難しかったと思います。ネットアップとの10年にわたる良好なパートナーシップにより、データ管理のオーバーヘッドが95%削減され、ストレージの価格性能比が40%向上したストレージ環境を構築することができました。また、最も重要なこととして、この効率的なストレージ環境により、レンダリング時間が高速化され、アーティストの生産性が向上しました。」