住商情報システムがSAP®ユーザ向けクラウド基盤サービスのストレージインフラ環境に「NetApp FASシリーズ」を採用

~ SAP COILプロジェクトでの成果をもとに、利用効率の高い仮想化インフラ環境を構築 ~

2009年11月26日- ネットアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:タイ・マッコーニー)は、住商情報システム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長兼社長:中井戸信英、以下SCS)が本日より提供開始する新たなSAPユーザ向けクラウド基盤サービスで、標準ストレージインフラとしてネットアップの「NetApp FASシリーズ」を採用したことを発表します。

SCSは自社のデータセンター「netXDC」において、サーバ、ネットワーク、ストレージを仮想化したインフラ基盤を構築し、SAPアプリケーションの稼動環境およびディザスタリカバリ環境をオンデマンドでユーザに提供する新たなクラウド基盤サービスを本日より提供開始しました。このインフラ基盤は、2008年7月にネットアップが参画したSAPの共同研究施設「SAP COIL(Co-Innovation Lab Tokyo)」での仮想化環境におけるSAPアプリケーションの稼働およびディザスタリカバリ対応の技術検証を行い、SCSの要求要件を加えて新たに設計・構築したものです。ネットアップの「NetApp FASシステム」によるストレージ仮想化技術と、VMware社の「VMware ESX」、「VMware vCenter Site Recovery Manager」によるサーバ仮想化技術、およびシスコ社の「Cisco Nexus5000」、「Cisco Nexus2000」によるネットワーク仮想化技術を組み合わせて構成されています。

ストレージ仮想化環境においては、NetApp FASシステムに搭載されているストレージ専用OS「Data ONTAP」の機能が最大限活用され、利用効率に優れたインフラリソース基盤が構築されています。動的なボリュームの拡張・縮小やシンプロビジョニングを可能にする仮想ボリューム機能(FlexVol)、SAPアプリケーションの開発・テスト環境に必要なデータベースのボリュームを、容量に関係なく数秒で複製可能な仮想クローニング機能(FlexClone)などがユーザの要件に合わせて使用されます。また、ネットアップ独自のデータ転送機能「SnapMirror」と、データ管理ソフトウェア「SnapManager for Microsoft SQL Server」や「SnapManager for Oracle」、「SnapManager for Virtual Infrastructure」を組み合わせることで、クラウドサービスのインフラにかかる管理コストの低減も実現しました。

SCSは利用効率に優れた仮想化インフラ基盤を構築することで、SAPアプリケーションの稼働環境を自社内で所有・運用する場合と同等以上の柔軟かつ迅速なリソース活用を実現し、厳しいSLA要件への対応が可能な稼働環境やディザスタリカバリ環境を、低価格な「サービス」としてSAPユーザ企業に提供することが可能となります。

今後ネットアップは、SCSへの継続的な技術支援を通じて、同社が予定している「クラウド基盤サービス」への対応アプリケーションの拡充や、最新のサーバ仮想化技術への迅速な対応、サービス提供に貢献していく方針です。

以上

■SnapMirrorについて
災害復旧(ディザスタリカバリ)や遠隔地へのデータ転送を実現するシンレプリケーション(筐体間レプリケーション)を提供するソフトウェアです。本番サイトから変更されたブロックのみの差分転送をDRサイトに対して行い、ネットワーク帯域幅の狭い環境でも転送効率を最大化させ、差分転送でありながらDRサイトでは転送毎にフルコピーが存在するように見せられる機能により、DRサイトにおいて必要とされるストレージのディスクスペースを削減します。また、「VMware vCenter Site Recovery Manager」と協調・連携して動作させることが可能であり、これによって災害発生時におけるサーバ仮想化環境のDRサイトへの切り替えプロセスを、データレプリケーションの実行制御とNetApp FASシステムの切り替えもふくめて一元的に自動化することができます。

■「SnapManager for Microsoft SQL Server」、「SnapManager for Oracle」、「SnapManager for Virtual Infrastructure」について
アプリケーション環境のデータのバックアップ/リカバリや災害復旧(ディザスタリカバリ)などを自動化するストレージ管理ソフトウェア製品群で、Microsoft SQL Server版、Oracleデータベース対応版、VMware仮想化環境対応版となります。一般的に、ストレージ管理にはストレージの専門知識が必要とされ煩雑かつ複雑な設定が必要となりますが、「SnapManager」を活用すれば、簡単な操作画面により、ストレージ管理者以外の担当者でもデータ管理を容易に行うことができます。これにより、データ管理を効率化し、柔軟なストレージ運用が実現されるだけでなく、システム基盤運用にかかわるコストを削減することが可能となります。