ストレージシステムのデータ処理を高速化するアクセラレータ新製品「Performance Acceleration Module II」を提供開始

~ 搭載キャッシュ容量を大幅に拡張し、ディスクアクセスのボトルネックを解消 ~

2009年10月13日- ネットアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:タイ・マッコーニー)は、ストレージシステムのデータ処理を高速化するアクセラレータ新製品「Performance Acceleration Module II(以下PAM II )」を本日より提供開始します。データの読み込みを高速化するためのキャッシュメモリーを搭載したアドオンカード形式の製品で、FASシリーズおよびVシリーズの各製品に組み込んで使用します。本製品では、従来製品において16ギガバイト(GB)であったキャッシュ容量を、256GBおよび512GBまで拡張して大幅な性能向上を図っています。データベース、ファイル共有サービス、メールサーバ、さらにはクラウド・コンピューティング環境で必要となる仮想化システムなど、膨大な数のデータの読み込み処理を繰り返し行うアプリケーションでのストレージシステムの性能向上に有効です。

PAM II には、256GB版および512GB版の2種類があり、複数枚実装することで1台のストレージシステムあたり最大4テラバイト(TB)まで拡張できます(従来製品は最大16GB)。データベース系のアプリケーションの場合の試算では、ディスクドライブから直接読み込んだ場合と比較して最大78%の性能向上が図られています。ストレージシステムの高速化を図るためには、ディスクドライブを増設したりSSD(Solid State Drive)を搭載したストレージシステムを別途用意したりすることで対応するケースが一般的ですが、本製品を使用することで既存のシステム構成を変更することなく同等の効果を得ることができます。また、性能向上のためのディスクドライブ増設で余儀なくされていた消費電力および設置スペースの増大を抑制する効果も期待できます。本製品の提供開始により、ストレージシステムの性能向上を実現すると同時にシンプルなシステム構成による効率的で安全なデータ・マネージメントによる企業競争力の強化を支援します。

PAM II は、従来製品で使用していた容量単価の高いDRAM(Dynamic Random Access Memory)の代わりにSLC (Single Level Cell)Flashメモリーを実装することで大幅にキャッシュ容量を拡張しています。また、特別な設定や操作をすることなくFASシリーズおよびVシリーズに装備するだけで使用することが可能で、搭載するディスクドライブを最大50% 削減しても同程度のI/Oスループットを維持することができます。

PAM II はData ONTAP 7.3.2を搭載する以下の各ストレージ製品に実装が可能です。

  • PAM II 256GB版: FAS3160 / V3160, FAS3140 / V3140, FAS3070 / V3070
  • PAM II 512GB版: FAS6080 / V6080, FAS6040 / V6040, FAS3170 / V3170

<参考価格>

  • PAM II 256GB版: 7,650,000円(税別)
  • PAM II 512GB版: 15,300,000円(税別)