ネットアップ、ストレージシステムのデータ処理を高速化させるアクセラレータ製品群を提供開始

ハイパフォーマンスコンピューティング環境に最適な2種類のオプション製品

2008年6月17日 - ネットアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大家 万明)は、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)など大量のデータ処理が求められる環境においてストレージシステムのデータ処理を高速化させるアクセラレータ製品「Storage Acceleration Appliance(ストレージ・アクセラレーション・アプライアンス)」を本日より、キャッシュの追加によりディスクドライブの読み取り時間による遅延を最小限にするアクセラレータ製品「Performance Acceleration Module(パフォーマンス・アクセラレーション・モジュール)」(価格未定)を8月より提供開始いたします。

「Storage Acceleration Appliance」は、ネットアップの「FlexCache™」テクノロジーを基盤としたNFS専用キャッシュアプライアンス製品です。ネットアップの提供するストレージシステム「FASシリーズ」と組み合わせて使用することで、多拠点で情報を共有する環境などにおいて、データアクセスのレスポンスタイムを向上させるとともに、ストレージシステムにかかる負荷を低減させシステムリソースの最適化を可能にします。

「Performance Acceleration Module」は、16GB(4GBx4)のメモリを搭載したデータキャッシング・モジュールで「FASシリーズ」および「Storage Acceleration Appliance」のI/O拡張スロットに挿入して使用します。データベースを使用したオンライントランザクションやファイルサービスなどランダムなトランザクション処理が中心の環境において、ディスクドライブへのアクセスによる読み取り処理の遅延を最小限に抑えデータ処理の性能を向上させることができます。

特に科学技術計算や研究・開発環境など計算負荷の高いデータ処理が必要とされるHPC環境に最適なオプション製品です。

新製品の概要は以下の通りです。

  • Storage Acceleration Appliance (ストレージ・アクセラレーション・アプライアンス):
    ネットアップ初のNFS専用キャッシュアプライアンス「Storage Acceleration Appliance」は、パフォーマンス要件に応じて「SA200」、「SA300」、「SA600」の3種類で構成されています。多数のクライアントから同一のファイルシステムを共有して大量のファイルにアクセスする場合、「Storage Acceleration Appliance」を利用してスケールアウト(処理の並列化)環境を構築することで、ストレージシステムへのアクセスを分散することが可能となり、レスポンスタイムが向上し、ストレージリソースの最適化が図れます。また、グローバルに分散した拠点での多拠点システム開発など、従来WANを経由してアクセスしていたリモート環境に「Storage Acceleration Appliance」を配置することで、遠隔地のクライアントにローカル環境に近いアクセス性能を提供することが可能となります。データ処理の高速化を図るための柔軟なシステム構成を、より低コストで構築することができ、データアクセスが集中する場合でもユーザの生産性向上を図ることができます。
  • Performance Acceleration Module (パフォーマンス・アクセラレーション・モジュール):
    「Performance Acceleration Module」は、ストレージシステムまたは「Storage Acceleration Appliance」のI/O拡張スロット(PCI expressスロット)に挿入して使用する読み取りパフォーマンスを向上させるデータキャッシング・モジュールです。ディスクドライブからのデータ読み取り処理の遅延時間は、資源エネルギー探査での画像処理や金融リスクの大規模計算など大量のデータ処理が必要とされる環境において、効率的なデータ処理を妨げる要因の一つとなっていました。「Performance Acceleration Module」を、既存のストレージシステムまたは本日発表した「Storage Acceleration Appliance」のI/O拡張スロット(PCI expressスロット)に直接挿入して大容量キャッシュを追加することで、ディスクドライブから直接読み込んだ場合と比較しデータ読み取り時間をおよそ10分の1程度に削減することが可能です。また、従来のようにディスクドライブを増設せずにストレージシステムのパフォーマンスを向上させることができるため新たにラックスペースを用意する必要がなく、シェルフ1つ分のFC(Fibre Channel)ディスクドライブと比較して約95%の電力を節約することができます。

「Performance Acceleration Module」は、本日発表した「FAS3100シリーズ」、PCI expressスロット搭載の「FAS3000シリーズ」、ハイエンド製品「FAS6000シリーズ」に搭載が可能です。本日より提供を開始するNFS専用キャッシュアプライアンス「Storage Acceleration Applianceシリーズ」の「SA300」および「SA600」にも搭載可能です。



<主な製品仕様>

SA200
SA300
SA600
最大ストレージ容量
104TB
504TB
1176TB
システムあたりの最大ディスクドライブ数
104
504
1176
搭載メモリ
2GB
8GB
32GB
対応ストレージプロトコル
FCP、iSCSI、NFS、CIFS


<提供開始時期>
「Storage Acceleration Appliance(ストレージ・アクセラレーション・アプライアンス)」 2008年6月17日
「Performance Acceleration Module(パフォーマンス・アクセラレーション・モジュール)」 2008年8月より



<価格>
正規販売代理店を通じて販売されます。

機 種
最小パッケージ構成
参考価格(税抜)
NetApp SA200
6TB (500GB、SATAディスク x12)
3,468,000 円
NetApp SA300
2TB (144GB、FCディスク x14)
21,022,000 円
NetApp SA600
2TB (144GB、FCディスク x14)
29,574,000 円

以上