ネットワーク・アプライアンス社、効率的なデータ管理でデータセンターの消費電力を大幅に削減

AISO.Net:新しいインフラ構成で電力消費を80%削減ネットアップIT部門:ストレージ利用率を60 %に向上し年間6万ドルを節約

2007 年 3 月 19 日(米国カリフォルニア州サニーベール発) - データセンターの省電力化は今、企業の最大の経営課題として急激にクローズアップされています。Network Appliance, Inc.(ネットワーク・アプライアンス社、以下「NetApp®《ネットアップ》社」、NASDAQ:NTAP)のユーザーを対象とした最近の調査では、59%が消費電力を重要課題に挙げ、46%はすでに対応に乗り出しています。ネットアップは本日、最先端のデータ管理技術によってデータセンターの省電力化を実現するためのプランを発表しました。

ネットアップ社コアシステム担当バイスプレジデント、クリス・ベネットのコメント:
「データセンターにおける物理的な制約が増えてきています。供給電力はすでに限界に達し、フロアスペースや冷却能力にも余裕はありません。サーバー環境における消費電力が注視される一方、データセンター内のその他の要素の消費電力にも関心が集まりつつあり、ストレージもその中に含まれています。大容量で省電力のディスクを広く利用することで、少ないディスクを最大限に活用できれば、ストレージに関する消費電力を劇的に低減することができるでしょう」。

爆発的なデータ量の増加は、ほとんどのデータセンターにとっては現実であり、IT管理者の大きな悩みとなっています。これまでは、シンプルな解決策として既存のストレージシステムにディスクを追加することでデータストレージの増加に対応してきましたが、その結果ストレージの利用効率は低下しました。また、ストレージ数を増やせば電力供給も冷却能力も強化しなければならないため、多くのデータセンターではフロアスペース、電力、そして冷却能力の限界に達してしまったのです。

さらに、従来の節電技術の多くは、全体的な電力コストの削減に主眼を置いているため、電力増加の背後にある根本原因の解決には不十分です。しかし、ネットアップが提案するアプローチは、未加工のストレージを減らし、現在のIT環境にあるストレージシステムの利用効率を高めることによって消費電力の増大を抑えるというものです。ネットアップの技術を利用すれば、ストレージ機器やディスクを減らし、データセンターのフロアスペースを節約しつつ、ストレージの利用効率を最大化することができます。また、このアプローチなら、単に電力効率を高めるだけではなく、インフラの複雑さやコストを抑え、新しいビジネスニーズへの対応を強化することができます。

ネットアップ製品を利用したWebホスティングサービスプロバイダであるAISO.Net社の創設者および最高技術責任者、フィル・ネイル氏のコメント:
「当社ではITインフラの変更に当たって、消費電力を抑えつつ、世界1万5,000人のユーザーのニーズに対する応答性と高い可用性を維持する必要がありました。当初は、システムバックアップのための冗長性を高めることが目的でした。しかし同時に、すでに稼働している100台のサーバーとストレージシステムをそれ以上増やすことなく、また、消費電力や冷却能力を増やすことなく、成長し続けられるようなソリューションも探していました」。 AISO.Netは、パブリックデータセンターとしては初めてそして唯一、米国グリーンビルディング協会の会員になっています。

NetApp STARパートナーであるSirius Computer Solutions社のオープンシステムおよびストレージ担当バイスプレジデント、クリス・ラスク氏のコメント:
「IBM、ネットアップ、およびVMwareの製品を利用して再構築した新しいインフラは、AISO.Netのユーザーが求める消費電力とシステム冗長性、そして拡張性のニーズに応えるものでした。当社は、AISO.Netのデータセンターのフロアスペースを節約し、全体的な消費電力を劇的に削減することができました。またAISO.Netが求めていた冗長性の実現には、NetApp Snapshot®技術の"ポイントインタイム"ビューは欠かせませんでした」。 Sirius Computer Solutions(www.siriuscom.com)は、高度なインフラソリューションの大手プロバイダです。

AISO.Net社の創設者および最高技術責任者、フィル・ネイル氏のコメント(続き):
「NetApp Snapshot技術によって、より少ないストレージでより多くの仕事ができるようになりました。また、Snapshotで作成したひとつのデータコピーを複数の用途に使えるため、バックアップシステムをコンプライアンスと非同期災害復旧の両方に利用できるようになりました。以前のように同じデータを何度も何度もコピーして、ストレージ容量を際限なく消費することがなくなったため、特定用途向けのストレージシステムに依存したり、ストレージの増加に伴う電力消費量の増大に頭を抱えたりすることもありません。新しいシステムインフラでは、従来の電力消費量を80%も削減できる見込みです」。

ストレージの設置スペースを節約し電力コストを大幅に削減したネットアップのIT部門
2006年にネットアップのIT部門は、最新のNetApp Data ONTAP® 7GおよびFlexVol®技術を活用して、自社のストレージを統合しました。ネットアップでは、ストレージ利用効率の低さや、フロアスペース、冷却ニーズ、そして消費電力の増大という課題を抱えていました。

以前のネットアップのストレージ環境では、アプリケーションの性能を高めるために、ストレージを次々と増やしていました。その結果、ディスクの未使用領域が増え、全体的なストレージ利用効率はボリューム当たり40%を切っていました。また、50台ものストレージシステムを冷却するため電力消費も増大し、その量はすでに合計で329キロワットにものぼっていたのです。

そこでネットアップのIT部門は、Data ONTAP 7Gが動作している10台の最新版ストレージシステムのデータを統合しました。その結果、利用効率と消費電力の問題を大幅に改善することができました。また、NetApp FlexVol技術によって、ビジネスニーズに合わせて新しいボリュームを追加したり、既存のボリュームを拡張または縮小したりできるようになったため、システムの柔軟性が高まりました。この柔軟性により、ストレージの利用効率は40%未満から平均60%へと向上しました。

最終的にネットアップは、ストレージのラックを25台から6台に減らし、空調能力を94トンも削減することで、年間約6万ドルもの電気料金の節約を実現しました。またインフラが簡素化されたため管理が容易になり、データの可用性も高まった上、将来のITニーズにも柔軟に対応できるようになるという、大きな恩恵が得られました。

ネットアップ社コアシステム担当バイスプレジデント、クリス・ベネットのコメント(続き):
「当社自身のIT部門が抱えていた課題は、お客様が直面している問題と同じです。ストレージの統合は、消費電力の問題を根本から改善することができます。また、データ管理の大幅な簡易化や、ストレージインフラの利用効率の最大化にもつながることは言うまでもありません」。

ネットアップのIT部門が実施した統合プロジェクトの詳細については、NetApp Tech OnTapプログラム(http://www.netapp.com/go/techontap/matl/netappit_case_study.html :英語)をご覧ください。

消費電力の課題を解決するためのネットアップの技術ソリューションについて詳しくは、ホワイトペーパー『Reducing Data Center Power Consumption through Efficient Storage』(http://www.netapp.com/ftp/wp-reducing-datacenter-power-consumption.pdf :英語)をご覧ください。

また、ネットアップ社コアシステム担当バイスプレジデント、クリス・ベネットによる消費電力削減に関するポッドキャストは、NetApp TechTalk Online Events
http://communicate.netapp.com/forms/verify?seminarID=2007080701POD :英語)をご覧ください。

以上

NetApp Tech OnTapについて
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ネットワーク・アプライアンスについて
ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)は、今日のデータ集約型企業に対して統合ストレージソリューションを提供するリーダーベンダーです。1992年の創立以来、ネットアップは、「シンプル」なデータ管理を実現するテクノロジや製品の開発と、パートナーの開拓を行ってきました。ネットアップのソリューションおよびサービスに関する情報については、http://www-jp.netapp.com/をご覧ください。

NetApp、Data ONTAPおよびFlexVolは米国およびその他の国における Network Appliance, Inc.の登録商標です。Network ApplianceおよびSnapshotは、米国およびその他の国における Network Appliance, Inc. の商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。