日本版SOX法施行を視野に入れた、データ改ざん防止を実現するストレージサービス「GrowServer® エンタープライズサービス」を発表

2006 年 3 月 15 日 - 株式会社テイルバック(本社:東京都品川区 代表取締役:山田 敏博 以下、テイルバック)、日本ネットワーク・アプライアンス株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:鈴木 康正 以下、ネットアップ)、ユーディービー・リナックス・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:嶂南 利昭 以下、ULJ)の3社はこのほど、通称日本版SOX法[注]施行を視野に入れた、データ改ざん防止を可能にしたストレージサービス「GrowServer® エンタープライズサービス」において提携、テイルバックから同サービスを、2006年3月20日(月)から提供開始します。
今回提供を開始するのは「ファイルサーバサービス」で、従業員が300名程度までの企業を対象にした、各種法令規制に対応するための課題を解決するサービスです。
今後テイルバックは、ネットアップおよびULJの協力のもと、「GrowServer® エンタープライズサービス」の構築と提供を進めていきます。

<サービス提供の背景>
米国では、電子メールに関する「米証券取引委員会(SEC)規則17 条a-4」など、さまざまな法規制に対応するために、データを長期保存する際、改ざんができない媒体を使うことが要件として求められています。
日本でも、個人情報保護法によってデータの漏えい・滅失・棄損を防止する安全管理措置が求められるようになっていますが、さらに、e文書法や今後施行される日本版SOX法などに対応するにあたり、従来以上に厳格なデータの管理が求められると予測されます。
現在、企業が保有するデータ量は爆発的な勢いで増加し続けており、この勢いに迅速に対応するためには、システム面や社内設備面での投資が不可欠となっています。また、日本版SOX法では、データを適切に記録および保存することが求められることが確実なため、これによるデータのさらなる増大はもちろん、それ以上に適切な管理が必要になります。
しかしながら、これらを実現するためには、増加し続けるデータの定期的なバックアップなどのシステム面でのコストや、バックアップ用のディスク増強などの設備投資といった物理面でのコストが発生してしまいます。

このようなシステム・設備投資によるコスト増大という重要課題を解決するのが、「GrowServer® エンタープライズサービス」の「ファイルサーバサービス」です。データセンター内のファイルサーバに企業のデータを移管しセキュアに管理するだけでなく、データ増加による容量追加にも柔軟に対応できます。また、別ロケーションのデータセンターにバックアップを取り、コンプライアンス対応機能により一定期間そのデータを保存できるので、日本版SOX法などの各種法令および規制にすばやく低コストで対応可能です。

<サービスの特徴>
「GrowServer® エンタープライズサービス」の「ファイルサーバサービス」は、コンプライアンスのための厳格なデータ管理に対応できる環境をテイルバックが月額料金(210,000円?/月)で提供するもので、仮想化技術を活用し短納期でサーバとストレージ環境を包括的に提供することが可能です。
サーバにはテイルバックのレンタルサーバ「GrowServer®」にNAS(NFS/CIFS/iSCSI)を採用した「GrowServer®3.1」を、ストレージ装置としてはネットアップの「NetApp FAS3000シリーズ」およびコンプライアンスソリューション「NetApp LockVault™」を採用しています。なお、「LockVault」の導入は今回が国内初となります。

  1. 法規制準拠のための厳格なデータ改ざん防止機能を提供、その自動運用も可能
    ネットアップの「LockVault」により、バックアップ用ストレージ上に上書き/消去不能のWORM(Write Once / Read Many)ボリュームが作成され、指定保管日に基づいて重要なファイルの変更や消去が防止されるので、法規制が定めるレコードの保持要件を満たすことができます。この上書き/消去不能のバックアップ用ストレージには、読書き可能な通常のNASストレージに格納されたデータが自動的にバックアップされます。期間をあらかじめ設定できるため、運用の自動化が容易です。なお、読書き可能なストレージへのデータ格納はサーバやクライアントからCIFS、NFS、iSCSIなどの標準プロトコルを通じて行います。
    「GrowServer® エンタープライズサービス」への「LockVault」導入にあたっては、NetAppグローバルサービス(NGS)が導入・設計などの技術提供を行いました。販売後も技術提供を続けサポート体制を維持します。
  2. 格納データの安全性保持機能を提供
    データの安全性と機密性を保持するために、認証(Kerberos、Active Directory、NTLM、NIS、LDAP)、アクセス制御(CIFS ACLs、NFS認証)、サーバまたはネットワークベースのアクセス制限、転送時の IPSec、SecureAdmin™ ソフトウェアオプション、監査ログ(CIFS ログ)など高度なセキュリティ機能をサポートしています。
    さらに、大容量かつ拡張が容易なハードディスクベースのストレージ環境であるためデータが増加しても良好な検索性を維持できます。
  3. 仮想化技術を活用し短納期でサーバとストレージ環境を包括的に提供
    お客様が利用するサーバ環境とストレージ環境を、発注から5営業日という短納期でデータセンター内に提供することができます。ヴイエムウェア株式会社の仮想サーバ「VMware ESX Server」プラットフォームとネットアップのストレージ環境による最先端のプロビジョニング機能で、システムリソースを迅速かつ柔軟に提供し、処理能力やデータ容量の増加に応じた柔軟な拡張が可能になります。

<販売に関して>
「GrowServer® エンタープライズサービス」は、テイルバックがネットアップのストレージ技術提供およびサポートを受け、「GrowServer®」の拡張版としてテイルバックがサービス提供していきます。
同時に、「GrowServer®」の構築にシステムを提供しているULJに対し、テイルバックは一部販売権を委託し、ULJからのサービス提供も行います。

<今後の展開>
今後は、サービスをメールアーカイブや会計システムに拡大し、ネットワーク全体を見据えたより包括的なサービスを提供する予定です。テイルバック、ネットアップ、ULJの3社はサービス提供を通じて技術・販売協力を強化しながら、企業のコンプライアンスを支援してまいります。
「GrowServer® エンタープライズサービス」の「ファイルサーバサービス」は、日本版SOX法が施行される見通しとなった2008年までに、160社への販売を目指します。


<「GrowServer® エンタープライズサービス」の
「ファイルサーバサービス」提供概念図>


「GrowServer® エンタープライズサービス」の詳細につきましては、下記、「GrowServer」紹介サイトをご参照ください。 http://www.growserver.jp/

[注] 日本版SOX法:相次ぐ会計不祥事やコンプライアンスの欠如などを防止するため、米国のサーベンス・オクスリー法(SOX法)に倣い、金融庁企業会計審議会が2005年7月13日付で「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」を草案として公開した、会計監査制度の充実と企業の内部統制強化を求める日本の法規制の俗称。2008年度から施行される見通し。特に日本では、米国における「IT対応への遅れ」を考慮に入れ、「内部統制を機能させるためのITの重要性」を明示しており、ITでビジネス・プロセスを自動化し、プロセスの実行を適切に制限することで内部統制を支援していくこと、そしてITにより構築されたプロセスと記録される情報を保護することでITを確実に統制し、内部統制の実行を支援する点などに重きを置いて考えられている。

※GrowServer®は、株式会社テイルバックの登録商標です。
※NetAppは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Inc. の登録商標です。Network Appliance、LockVault、SecureAdminは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Inc. の商標です、
※その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。

<テイルバック会社概要>
本社所在地:東京都品川区西五反田7-1-1 住友五反田ビル3階
設立:1998年3月18日
資本金:5,585万円
従業員数:67名(2006年2月1日現在 契約社員等含む)
代表者:代表取締役 山田 敏博
主要株主:株式会社アイ・エム・ジェイ 51.2%
事業内容:
Webシステムインフラ事業のリーディングカンパニー
ASPサービス:高速メール配信ソフト「PostBlitz」
拡張性に優れたレンタルサーバ「GrowServer」http://www.growserver.jp/
URL:http://www.tailback.co.jp/
※株式会社テイルバックは、2006年4月1日から「株式会社IMJネットワーク」に商号変更いたします。

<ネットアップ会社概要>
ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)社は、今日のデータ集約型企業に対して統合ストレージ・ソリューションを提供するリーダー・ベンダーです。 1992年の創立以来、ネットアップは、「シンプル」なデータ管理を実現するテクノロジや製品の開発と、パートナーの開拓を行なってきました。ネットアップのソリューションおよびサービスに関する情報については、 www.netapp.com/jp/ をご覧ください。

<ULJ会社概要>
本社所在地:東京都中央区新川1-17-21 茅場町ファーストビル
設立:2000年7月7日
代表者:代表取締役社長 嶂南 利昭
主要株主:ニイウスコー株式会社 100%
事業内容:
企業向けLinux ソリューションとIA サーバ、関連機器等の販売
販売パートナーを通じたシステム製品販売
製品の利用を支援するプロフェッショナルサービスと保守サービス