ネットワーク・アプライアンス社、BMWとOracleとともにBMW ORACLE Racingを支援

2007年の第32回America's Cup制覇に向け、国際メーカー3社の「ドリームチーム」が米国チームを強力にサポート

2006 年 3 月 1 日 (米国カリフォルニア州サニーベール発) - 「船は人が作り出した最高の夢と言っても過言ではない」。これは、ある先人の言葉です。

Network Appliance, Inc.(ネットワーク・アプライアンス社、以下「NetApp®《ネットアップ》社」、BMW、Oracleの3社は、最高傑作ともいえる画期的なヨットの共同開発により、America's Cup(アメリカズカップ - 2007年6月開催)を制覇し、カップを本国にもたらすよう目指している米国代表BMW ORACLE Racingチームを後援しています。

このAmerica's Cupで優勝するには、空気抵抗のより少ない世界最先端のヨット2隻を開発する必要があります。ネットアップは、BMW ORACLE Racingのオフィシャル技術パートナーとして、設計データの収集・アクセス・テストの迅速化と効率化をサポートする、強力かつスケーラブルでシンプルなストレージアーキテクチャを設計チームに提供しています。

ネットアップとOracle社は、ドイツの高級車メーカーBMW社とともにドリームチームを結成し、BMW ORACLE Racingの研究・設計計画を支援しています。技術が鍵を握るAmerica's Cupで勝利をおさめるには、革新技術を駆使してタイムを1秒でも削る必要があります。ドリームチームは、ネットアップのデータ管理技術、BMW社の実績あるエンジニアリング力、Oracle社のデータベース技術を結集して、前回の倍にもあたる量のモデリングと3倍ものデータによるリアルなシミュレーションと緻密な解析を実現します。高い技術力、実績、独自の能力を持つこのドリームチームは、3つの大陸にまたがる 5 つの設計拠点で共同作業を行う関係者の間で、革新的な最新の設計およびモデリング技術をほぼリアルタイムで共有しています。

America's Cup は「海のF1」とも言われています。BMW ORACLE Racingの設計チームは、自動車産業におけるF1マシン開発同様、数値・実験解析をベースに最高のヨット開発を進めています。そこではまさに、F1マシンの設計と同じ理論と哲学が導入されています。

データの収集・分析により優勝できるヨットを開発

  • 2隻のヨットの設計には、研究開発に約20万時間が必要
  • 各ヨットに120個のセンサーを装着し練習中に各種のデータを収集
  • 1隻のヨットの建造には、約3万時間が必要

BMW ORACLE Racingの設計エンジニアは、ネットアップのData ONTAP® 7GとSnapshot™をベースとするファブリック接続型ストレージ(FAS)とNetCache®の各ソリューションにモデル設計データを保存し、そのデータをOracle 10g™データベースで管理しながら、構造開発と解析を実施しています。また、Oracle 10g対応の高性能なLinux®グリッドを使用して、設計データをスピーディに共有化して、管理コストの削減と設計変更管理の効率化を実現しています。ネットアップは、労働集約型の複雑な分散コンピュータ環境で、簡単かつ経済的なデータ制御と管理を実現する唯一のストレージ・ソリューションを提供し、このドリームチームを支援しています。

BMW ORACLE Racing設計チームのコーディネータ、ラン・バーンズ氏のコメント:
「このような重要な初期段階で、NetAppソリューションに保存したデータをOracleデータベースで簡単に、確実に、スケーラブルに管理できることは、大きなメリットとなります。これは、時間と場所を問わず以前の10~15倍のスピードで、多数のアイデアを微調整することが可能になるからです。私たちの『研究室』では、データの生成とストレージのバランスが非常に重要です。これは、世界一流のクルーにはスピードも性能も最高のヨットが必要なのと同じです。スムーズなデータの生成と処理を実現するネットアップとOracleの組み合わせは、America's Cup を米国に持ち帰る切り札となるでしょう」。

バレンシアとシアトルでは、BMW社のエンジニアチームが設計チームに合流し、NetAppストレージを活用しながらBMW社の独自技術を駆使して研究開発に当たっています。

BMWリサーチ & テクノロジ社取締役レイモンド・フライマン博士のコメント:
「BMWの技術チームとBMW ORACLE Racingの設計チームは、緊密な協力体制の下で作業を効率的に進めています。今回は、当社の構造解析および測定感知ツールによる高度な軽量設計技術が特に役立っています。これは、自動車開発でもアルミニウム、マグネシウム、スチール、合成樹脂などに用いられています。America's Cup で優勝するには、ヨットをぎりぎりまで軽量化しつつヨット全体の耐久力を維持できる部品の組合せが肝心です。当社の技術を利用すれば、軽量化と強化を同時に実現し、ヨットのスピードアップを図ることができます。新しいパートナーを迎えた私たちの前には、2007年の優勝への扉が大きく開かれています」。

ネットアップ社プロダクト・アンド・パートナー担当バイスプレジデント、パトリック・ロジャースのコメント:
「America's Cup を勝ち抜くには、ヨットクルーの一流の漕艇技術だけでなく、革新技術を導入する必要もあります。弊社は、他の追随を許さない高度な技術を持つ設計チームに高いパフォーマンスとデータ可用性を提供しています。世界が注目するヨットレースで、激しい競り合いを制することができるヨットの開発に向けて、大きく貢献できることを誇りに思っています」。

BMW ORACLE Racingについて
BMW ORACLE Racingは、最も名誉あるヨットレースであり国際スポーツにおける世界最古のトロフィーでもある「America's Cup」の第32回大会に、サンフランシスコのゴールデンゲートヨットクラブを代表して参戦する唯一の米国チームです。オーナーはOracle社の米国人CEO、ラリー・エリソン氏で、チームパートナーとしてドイツの高級車メーカーBMW社が参加しています。スポンサーには、国際的な金融サービス会社のAllianz社、スイスの高級時計メーカーGirard-Perregaux社のほか、技術パートナー兼チームウェアのサプライヤーとしてHenri Lloyd社が名を連ねています。BMW ORACLE Racingは現在、第32回 America's Cup の予選(挑戦艇シリーズ)である「ルイヴィトン・カップ」で上位の成績を収めています。予選は9カ国11チームの間で2007年まで争われ、ここで優勝した1艇が、2007年6月の第32回 America's Cup で、ディフェンディングチャンピオンのスイス「Alinghi」号に挑戦することができます。

ネットワーク・アプライアンスについて
ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)社は、今日のデータ集約型企業に対して統合ストレージ・ソリューションを提供するリーダー・ベンダーです。1992年の創立以来、ネットアップ社は、「シンプル」なデータ管理を実現するテクノロジや製品の開発と、パートナーの開拓を行ってきました。 ネットアップ社のソリューションおよびサービスに関する情報については http://www.netapp.com/jpをご覧ください。

NetApp、NetAppロゴ、Data ONTAPおよびNetCacheは登録商標であり、Shapshot, Network Applianceは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Inc. の商標です、Network Applianceは、米国およびその他の国における Network Appliance, Inc. の商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。