ネットアップ、非構造化データの管理ソフトウェアを発表

バックアップと法規制遵守の機能を統合したNetApp® LockVault™が、非構造化データの保護を完全サポート

2004年 11月 9日(東京発) - 日本ネットワーク・アプライアンス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木康正、以下「日本ネットアップ社」)は本日、安全かつコスト効率の高い方法でデータ保持を実現するソフトウェア新製品「LockVault」の発売を発表しました。LockVaultは、バックアップや災害復旧、データ恒久維持などの強力な機能によって、非構造化データ(1)を完全に保護します。これにより、バックアップと規制遵守に関連する問題は、LockVaultが提供する一つの包括的なソリューションで容易に解決することができます。

■ 課題: 非構造データの厳密な記録保存規制への準拠
非構造化データは今日、企業データの半分以上を占めると考えられています。これらのファイルは、作成、修正および移動が繰り返され、絶え間なく変化しており、大半の企業では一般的な方法での管理が困難になっています。

特に米国の金融サービス業界では、監督機関による徹底的な調査が執行され、最近では、記録保存の違反により多大な罰金を徴収されるケースまであります。それだけでなく、保存の要件もますます厳しくなりつつあります。そのため、法規制への準拠という問題がIT部門にとって最優先事項となっています。従来、米国証券取引委員会(SEC)規則17a-4条(ブローカーやディーラーの業務に影響する送受信済みの通信内容の保存を義務づける)への準拠を中心に、さまざまな努力が行われてきましたが、これらは主にメッセージング環境に付随するデータの保護を重要視していたのが実情です。

しかし、法規制への準拠という問題は、企業が実感しつつあるようにより広範囲に及んでいます。SEC法規にはデータ・タイプによる区別はありません。したがって、多くの金融機関のコンプライアンス部門では、非構造化データの保存という問題に直面しています。この問題を解決する適切なソリューションがなければ、法規制に準拠するために膨大な量のアーカイブ・ストレージを用意し、複雑なポリシー管理を行うことが、IT部門に必要になってきます。

日本でも2005年春に電子文書保存に関する法制定、e-文書法の施行が予定されています。これまで紙による保存が義務づけられていた財務や税務関連の書類・帳票を、電子データとして保存することが認められます。これに伴い、国内企業における電子文書保存のコンプライアンスニーズはいっそう高まっていくと考えられます。

■ ソリューション: NetApp LockVault
LockVaultは、膨れ上がっていくデータ管理の問題を迅速かつ効率的に、しかもセキュアに解決できるコンプライアンス対応のアーカイブ・ストレージを提供します。また、SEC規則17a-4などに記載されている厳格なデータ保存規制にも対応します。

LockVaultは導入および管理が容易で、かつ、スプレッドシートやプレゼンテーション、自社製ファイルなどの各種データの中から、規制対象のデータを簡単に見つけ出すことが可能です。また、最後の増分バックアップ以降に変更したデータ・ブロックだけをコピーして保存し、非構造化データを継続的かつ永続的にバックアップすることができます。しかも、変更したデータ・ブロックはすべて完全に保護されます。さらに、バックアップ・イメージの検証や、検索、インデックス化、リカバリを素早く行うことができ、バックアップ・イメージを特定の期限まで編集または削除できないように設定することもできます。LockVaultに搭載されているNetApp Compliance Journalは、完全な監査証跡機能を提供し、安全で確実なバックアップを保証します。LockVaultでは、ディスク・ベースのオンライン・バックアップを実行して、すべての非構造化データを複数の時点で管理および保護できるため、リスクを最小限に抑えながら、完全なバックアップを実現できます。

■ LockVaultの主な特長

  • リスクを軽減
    法規制準拠ルールをもとに保存対象を判別および隔離するためのマニュアルやポリシーベースの方法を必要としないので、保存もれやすり抜けによるリスクが軽減されます。

  • オンラインへの高速接続、高可用、検証が容易なコンプライアンス対応バックアップ
    ディスク・ベースのストレージを活用するので、検索およびリストアに要する時間を大幅に削減します。

  • ストレージ容量の使用を最小化(2)
    従来のテープ・バックアップと1年間に必要な容量を比較すると、ブロック・レベルの増分バックアップでは、その20分の1以下となります。

  • インフラと管理の簡便化
    単一の統合されたプラットフォームにより、最小限の管理のみで構造化データ、半構造化データ、および非構造化データの管理要件に対応することができます。

  • 長期に渡りデータへのアクセスを保証 
    オリジナルのままファイル形式を維持し、ファイルアクセスにはNFSやCIFSなどのオープン・プロトコルを使用することで、APIベースのソリューションの複雑さやパフォーマンスに不利な条件を取り除くだけでなく、データの陳腐化やベンダー依存からの保護を確実にします。

ネットアップ社の他の製品やソリューションと同様、統合OSをベースに開発されているLockVaultは、NetApp SnapMirror®(3)ソフトウェアと緊密に統合されています。このソフトウェアにより、遠隔地に散在する複数のWORM(4)ストレージにデータを素早くコピーすることができます。LockVaultはまた、ネットアップ社のシステムに格納されているWindowsR、UNIXR、LinuxRデータをすべてサポートします。

■ 国内での受注開始: 2004年11月から

■ 販売および価格: NetApp正規代理店より販売につき、価格は各代理店にお問い合わせ下さい。

■ 製品問い合わせ: 日本ネットワーク・アプライアンス株式会社 
TEL:03-5251-3710(大代表)

(参考情報)

  1. データのタイプ:
    (ア) 構造化データ - Oracle、Microsoft SQL Server、IBM DB2などのデータベース

    (イ) 半構造化データ - Microspft Exchange、IBM Lotus NotesなどのEメール、メッセージ・システム、企業コンテンツ管理

    (ウ) 非構造化データ - ファイル・システムやホーム・ディレクトリ上に保存された表計算やプレゼンテーションなどのオフィス・アプリケーションのファイルやテキスト、画像ファイルなど、構造化および半構造化に区別されない全てのデータ

  2. ストレージ容量の消費を最小化:
    たとえば、12TB の非構造化データを持つ標準的な企業が、従来のバックアップ・ソフトウェアを使用して 1 年分の情報をテープにバックアップする場合、907TBものバックアップ・メディアが必要になります。しかし NetApp の提供するソリューションを使用して 1 年分の情報をオンラインで保存した場合、消費するディスク・ストレージは 41TB になります。

  3. NetApp SnapMirror:
    NetApp SnapMirror®は、災害対策および遠隔地へのデータ配信ソリューションを提供します。LANやWANを経由して変更のあるデータ・ブロックだけをミラー先に転送することで、データ転送量を減らし、高速なミラーリングを可能にします。また、ネットワークリソースに応じ、同期、半同期、非同期と転送方式を柔軟に設定できます。

  4. WORM: Write Once Read Many(書き込み 1 回、読み込み複数回)の略語。読み:ワーム。一度だけ書き込むことができ、消去や変更ができない。CD-RやDVD-Rなどの追記型光ディスクがこれに該当する。

ネットアップ社について
ネットアップ社は、今日のデータ集約型企業に対して統合ストレージ・ソリューションを提供するリーダー・ベンダーです。1992年の創立以来、ネットアップ社は、ストレージの進化を推進するために、テクノロジや製品の開発と、パートナーの開拓を行ってきました。ネットアップ社のソリューションおよびサービスに関する情報については、www.netapp.comおよび http://www.netapp.com/jp をご覧ください。

NetAppおよびSnapMirrorは米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Inc.の登録商標であり、Network Appliance、LockVaultおよびThe evolution of storageは、米国およびその他の国におけるNetwork Appliance, Inc.の商標です。Windows、UNIX、Linuxは、それぞれMicrosoft Corporation、The Open Group、Linus Torvaldsの登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。