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はじめに

このたび「1から学ぶVMware on NetApp」と題して連載を始めることになりました。今後は、ブログ形式となりますが、その第一回目としてTech OnTapの場を借りて紹介させていただきます。

この連載を始めるきっかけですが、実は、すでに多くのお客様がVMware環境をネットアップのストレージと組み合わせてご利用いただいているとはいえ、ネットアップSE部メンバーが新規のお客様に伺って「仮想化におけるネットアップ」に関して説明した際に「ESX用ストレージとしてNASって本当に大丈夫? NFSで接続するとパフォーマンスでないのでは??」など不安を隠しきれないコメントをいただいてしまう事があります。なんとかこのようなイメージを払拭できないかと思い、VMware環境におけるネットアップFASの構築ポイントや他社製品では実現出来ない魅力をTech OnTap及びブログ形式にて皆様にお伝えしたい!と思った次第です。

マルチプロトコル対応ってどういうこと?

早速ですが、ネットアップのストレージ大きな特徴の一つがマルチプロトコル対応です。そしてvSphere環境においてストレージ接続に必要となるプロトコルを全てサポートしています。
つまり、Datastore用のプロトコルとしてESXがサポートするNFS, FCP, FCoE, iSCSI全てのプロトコルを利用できるのです。また、仮想マシンのWindowsクライアントアクセス用にCIFSライセンスを追加するだけで、簡単にWindowsファイルサーバー環境を構築することができます。

他社のストレージ製品においても複数のプロトコルをサポートした製品がありますが、ネットアップは単一のハードウェア、単一のOS(Data ONTAP)で複数のプロトコル対応を実現している点が大きな違いです。ネットアップのストレージを使えば用途ごとに複数のハードウェア用の設置スペースを用意する必要が無くなり、これにより、構成変更など運用に伴う管理工数や障害ポイントも大幅に削減することができます。つまり非常にシンプルにシステムを構築可能なのです。

この単一のアーキテクチャーを実現するDataONTAP(NetApp FAS専用OS)は、エントリーモデルからデータセンター向けのハイエンドモデルまで全てのハードウェアにおいて搭載され、どのモデルにおいて同じオペレーションで運用が可能です。例えばお客様がエントリーモデルを導入されて、将来ストレージの拡張が必要になり上位のモデルに変更した場合であっても新たなオペレーションを習得する必要は無いといった、一貫性のある製品仕様であることをお客様から評価いただいています。
このFCP, iSCSIを含んだマルチプロトコル対応の仕様ですが、実はDataONTAP(NetApp FAS専用OS)のバージョン6.3がリリースされた2002年からサポートされている歴史の長い機能の一つになります。つまりネットアップにとっては良い意味で「枯れている」技術なのです。

マルチプロトコルって何がいいの?

たとえば、一般的なストレージを使ってVDI環境を構築した場合には仮想マシン部分のみ共有ストレージに配置するような構成が通常でしたが、ネットアップのストレージを使った場合には、仮想マシン用のストレージ領域だけでなく仮想マシンで構築されたWindowsクライアント用のユーザー領域、ファイルサービス用領域も単一のストレージ環境で提供可能です。
このWindowsファイルサーバー機能については長年実績がありネットアップが得意とする機能の一つでもあることから、多くのお客様にご利用いただいていました。そしてESXがNFSに対応した直後にはこのファイルサーバーとしての実績と、冒頭にて紹介したマルチプロトコルに対応したネットアップストレージの特徴を活かして、既存ストレージの空き領域を使ってNFS Datastoreとして実験的に利用を始めるお客様も少なくありませんでした。実験的な利用やサービスレベルの低い部分での用途・領域で使ってみた結果、パフォーマンスも悪くなく、トラブルも少ない、またSAN特有の複雑な運用も必要ないことから、お客様自身の判断、クチコミにてNFSを使ったDatastoreの構築が急激に普及していったといった経緯もあります。

 

ユニファイドコネクト(FCoE)にいち早く対応しました

ネットアップのストレージを使うことにより、vSphere環境において、複数のプロトコルを1台でサポートできることから、結果として使用するストレージを集約できることをここまでで紹介しましたが、さらにFCoEを使うことによりストレージ環境だけでなくネットワーク環境も大幅に統合することができます。
ESX及びNetApp FAS上にCNAカード(FCoEのホストアダプターカードです)を搭載することによりESX、ストレージ側それぞれケーブル一本でESX SAN Boot領域と10GbE接続のNFS DatastoreとCIFS共有領域の構築ができます。

 

FCoEを使ってさっそく接続してみました

今回の連載のためにCNAカードとFCoE DCB対応スイッチを使って、ESXとNetApp ストレージの接続検証をおこないました。SAN boot環境と10GbE環境の構築がケーブル2本(ESX,FASそれぞれケーブル1本)で構築できることを確認しケーブリングの簡素化だけでなく、設定に伴う工数削減、パフォーマンスなどからも、FCoEは今後の動向が気になる製品であると改めて実感しました。
今回の構成ですが、ESXにはNetAppが提供するCNA(QLE8100相当)とESX4.1update1を使いました。まず事前にNetApp FAS上にLUNを作成し、ESX上CNAカードのWWPNを割り当てます。次にサーバーのBIOS上でQlogic CNAのメニューに入り、起動用のLUNの設定を行い、ESXのインストールメディアから起動します。FCoE HBA部分については標準のドライバーを使って認識できましたが、10GbE部分のNICのドライバーは別途VMwareサイトからドライバーを準備する必要があります。このポイント以外は通常の手順でインストールを終えることができました。
そしてインストール後、VIクライアントからESXに接続すると1つのCNAがFCoE HBAと10GbE NICとして2つのアダプタとして扱われていることが確認できます。ネットワークアダプタは通常の10GbE NICとして扱うことができますので、NFS接続用のVMkernelポートとIPアドレスを割り当て、FASのIPアドレス、NFSマウントポイントを指定することにより簡単にNFS Datastoreを作成することができました。
図においては一枚の物理的な拡張カードがFCのHBA、NFS接続用の10GbE NICとして扱われている状態を紹介しています。(実運用に伴うCNAを使ったFCoE接続については各社サポート条件をご確認下さい)

ここまで読んでいただいた多くの方が「FCoEを使わなくてもFCストレージでシンプルにESXのSAN boot用領域とDatastore領域を構築できるのでは?」 と感じているのではないでしょうか。また、何故わざわざNFSを使って接続するの? と思われたかもしれません。
今回の内容ではネットアップを使ったNFS接続の利点、特徴についてあまり触れることが出来ませんでしたが、前述したとおり多くのお客様がネットアップのストレージにNFS接続でご利用いただいています。その背景としては今まで数十分、数時間必要としていたストレージ運用に関連する常識を覆すことがネットアップストレージとNFSプロトコルにより実現できたことにあります。こちらについては続いてvSphere環境におけるNFS接続の魅力を紹介いたしますので、次回※までしばらくお待ち下さいませ!

※次回につきましては NetApp Japan ブログ! 内にて公開予定です
http://blogs.netapp.com/netapp_japan/


大西宏和(Hirokazu Onishi)
技術本部 エンタープライズSE第二部 シニアシステムズエンジニア
NetApp


立教大学社会学部観光学科卒、外資系ストレージメーカを経て2002年NetCache(セキュリティアプライアンス製品)担当SEとして入社。
入社以来、パートナー及び仮想化ソリューションを担当、本年度よりハイタッチ向けプリセールスSE。
趣味は旅行とサッカー観戦。


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