NetApp Tech OnTap
Oracle Databaseの運用をもっと楽にするツール、できました

これで来場者は増えるだろうなあ…(ニヤリ)

「OracleがSunを買収」

Oracle OpenWorld Tokyo 2009の準備のために徹夜続きの筆者のアタマを殴るような強烈なニュース。しかしその次の瞬間、自社ブースへの来場者が少なかったら怒られるだろうなあ、という前日までの不安は、冒頭のよこしまな発想に急速転換。

買収効果はさておき、今回のOracle OpenWorldも大変な賑わいのうちに無事に閉幕しました。我々ネットアップは、今回もプラチナスポンサーとして参加して、ブース展示と講演を通じて、最新のOracle関連ソリューションのご紹介を行いました。今回の TechOnTapでは、Oracle OpenWorldのイベントレポートをお送りします。会場にお越し頂いた方も、残念ながら参加出来なかった方にも、イベントの雰囲気お伝えしたいと思っております。

Oracle EBSのテストインスタンスを驚異の時間で作成

1~3日掛かっていた作業が1~3時間に短縮できるとしたら。。。
「たまには徹夜しないで同僚と餃子を食べに行く!」という時間の使い方も有効です。しかしネットアップがご提案したいのは、空いた時間を使ってより多頻度にテストを実行して、アプリケーションの品質向上に役立てませんか?というものです。

「作業を1-3時間で」という数字は、日本オラクルで実施したOracle EBSにおけるネットアップストレージの共同検証結果に基づいています。実際に、EBSのRapid Cloneユーティリティとネットアップの FlexCloneを組み合わせることで、長時間が必要だった作業を大幅短縮することに成功しています。ネットアップのブースでは、検証を実施頂いた日本オラクルの奥野様をお招きして、今回の検証成果とネットアップをEBS基盤に組み合わせた場合のメリットをご紹介しました。お陰様で、好評を博したブースセッションのひとつで、大変多くのお客様にご覧いただきました。

ストレージが貢献するコストとリスクの削減
アプリケーションの品質向上のためには、テストが欠かせません。これは、Oracle EBSの開発プロジェクトの際も同様です。ところが、実際のプロジェクトの現場では、思うようにテストの実行が出来ないという声が多くあり、その主な理由として、時間とテスト用機材の調達が出来ないという点が指摘されています。

EBSのテスト環境作成のためには、半日から数日を要するのが一般的と言われます。このような時間を、特にプロジェクト後半に捻出するのは極めて困難なことであると言えそうです。また、テストデータとバイナリをコピーする領域も重要な問題です。安価になったとはいえ、数百GBの容量もコピーする先を複数用意するとなると、一筋縄ではいかないケースも多いと思います。

そうした環境に最適なのが、ネットアップのFlexCloneです。この機能は、完全に独立したデータセットを、倍の容量を必要とせず、しかも瞬間に作成することを可能にします。このため、テストのための環境作成への待ち時間が大幅に減ることで、テストの多頻度実行を可能にするのです。


日本オラクルの奥野様に、実践的なテストの結果について、詳細にご紹介頂きました。

以前からのTechOnTapの読者の方にはお馴染みかもしれませんが、ネットアップはOracle Databaseのストレージとして既に多くのお客様でお使い頂いています。昨年、サンフランシスコで開催されたOracle OpenWorldの様子をお伝えした際にもふれましたが、Oracle社自身がNetAppのビックユーザなのです。そこで、Databaseに有効な機能は、そのままほとんど Oracle EBSの環境でも有効であろうということで検証をお願いしたわけです。そしてその結果が実証されました。

▲セッションで使用した資料をみる。

Oracle Databaseの運用をもっと楽にするツール、できました

少し前に、Oracle Databaseでのネットアップについて触れました。その具体的なメリットは、例えばSnapshotによる瞬間でのバックアップや、SnapRestoreによる超高速リストアなどが挙げられます。これらの機能は、ネットアップのストレージOSに備わった機能で、Oracle Database専用というものではありません。そのため、Oracleと連携して動作させるためには、やはりネットアップの知識が必要でした。典型的には、データベース管理者の方とストレージを管理するインフラ管理者の方とがタッグを組んで実施すべきタスクであったと言えます。こうした実情を踏まえ、ネットアップの知識をお持ちでないデータベース管理者の方にもより簡単に便利な機能を実行して頂けるようなツールの新版をリリースしました。これが、SnapManager for Oracle 3.0 です。バージョン名からお察しの方もいらっしゃると思いますが、実は既にずいぶん前から販売しているソフトウェアなのです。SnapManagerに関しては、ブログ「実は持ってた便利なデータ管理ソフトウェア製品 ~記者説明会~」もご一読ください。

SnapManager for Oracle 3.0 が実現する主要な機能

  • Snapshotと連携した高速オンラインバックアップ
  • SnapRestoreと連携し、且つ自動ログ適用を行うことでの高速リカバリ
  • データベースの複製を瞬時に作成するFlexClone連携機能
  • SnapMirror等のデータ保護機能との連携によるDR機能

SnapManager は、上記のような機能を、全て統合された一つのGUIより実行します。そのため、データベース管理者およびインフラ管理者の方の作業工数を大幅に減らすことができ、より少ない人数でのデータベース運用を実現します。

Oracle Databaseのアップグレードにも応用可能
Oracle OpenWorldに先立って、ネットアップでは日本オラクルの検証施設 Oracle GRID Centerのエンジニアの皆様と共に共同検証を実施しました。これは、Oracle Real Application Testing(通称 RAT)とSnapManager for Oracleを組み合わせて、以下に簡単に本格的なアップグレード検証を行うかに焦点を絞ったものです。RATは、本番環境でのワークロードを取得し(キャプチャ操作)その同じワークロードを、テスト環境で再現するものです(リプレイ)。SnapManager for Oracle のクローン機能により、瞬間的に作成されたテスト環境に、本番と同じワークロードをリプレイすることで、やはり簡単かつ高速にテストが出来るという連携ソリューションです。

 
日本オラクルの柴田様に詳細をご説明頂きました。 大変注目を集めたセッションでした。

このセッションで利用した資料は、Oracle GRID Centerのウェブサイトで完全版をダウンロードできます。
ぜひ、ご覧ください。

10GbEによるRACの性能向上

ブースでは、シスコシステムズからOracleエキスパートにお越し頂き、共同での検証成果報告も行いました。ここでのハイライトは、徐々に普及が広まりつつある10Gb Ethernetの活用です。普及価格帯に入りつつある10Gbテクノロジによるメリットをいち早くご紹介するべく、Oracle GRID Centerのご協力を頂いた3社検証を実施し、その成果報告を行いました。

検証成果は、Oracle OpenWorldの前日にプレスリリース「シスコとネットアップ、Oracle環境における10Gb Ethernetの性能を検証し、サーバ・ストレージ間で2倍のスループットを実証」として配信しておりますので、ご興味のある方は、併せてご覧ください。

まとめ

ネットアップのブースの模様を一部ご紹介いたしましたが、いかがでしたか?セッションで利用した資料などは、期間限定で公開しておりますので、会場にお越しになれなかった方も含めて是非ご覧頂ければと思います。

また、今回ご紹介していないOracle向けのソリューションを一覧にした、『Oracle製品向けソリューションカタログ:2009年4月版』の公開も始めました。この資料は、製品のメリットのご紹介に留まらず、Oracle社とのアライアンスの歴史や実績なども網羅しております。いかにネットアップのストレージがOracle環境でメリットを発揮するかをぜひご確認ください。

今後も、TechOnTap では、Oracle関連の情報も含めてネットアップのソリューションについてご紹介を続けていきますので、引き続きご注目下さい。

今回ご紹介した内容についての詳細をご希望の方や、ストレージに関する課題をお持ちの方は、お問い合せフォームからお気軽にご連絡ください。TechOnTapに関する感想もお待ちしています!


関連情報