実はマイクロソフト製品も得意科目なんです。
「こんなはずじゃなかった」と思わないために知っておきたい
ネットアップにできること

いきなりですが質問です。
Exchange, SharePoint, SQL Serverを運用中の皆様、バックアップでお悩みではありませんか?「何だ、またバックアップのネタか。だいたい想像ついたぜ」と思われた皆様、あと5分だけお時間下さい。今回のキーワードは、スナップショットではなく、クローンです。はい、バックアップにクローンです。そして、統合バックアップです。どこかいつもと違うと思いませんか?

マイクロソフト製品でのNetApp利用が急増中

我々ネットアップでは、お客様に販売したストレージの用途に関して統計を取っています。それによると、ここ数年、マイクロソフト製品で弊社のストレージをお使いのお客様が急増しています。代表的な組み合わせとしては、Exchange Server, SQL ServerそしてSharePoint Serverの3つです。従来のネットアップをご存じの方は、「Windows向けと言えば、CIFSファイルサーバ用途じゃないの?」と思われるかもしれませんね。

その3つのうち、特に好調なのが、SharePointサーバとの組み合わせです。ファイルサーバ統合や、他社のワークフロー管理システムからの移行先としてSharePointを検討している方が多いようです。

さて、SharePoint Serverですが、その洗練されたGUIによる直感的な動作の一方で、データのバックアップ/リストアに非常にコツのいる製品であることはご存じでしたか?コンテンツを収容するSQL Serverのバックアップを取得すればいい訳ではなく、インデックスサーバや、ウェブ・フロントエンドサーバ内のメタデータ群との同期も意識したバックアップ手法が必要になります。更に頭の痛いことに、標準のバックアップ方式では、サーバのCPU使用率の高さや、バックアップ時間の長さ、更には柔軟なリストアが難しいなど、様々な課題があるのが実際です。

さらに、SharePointの運用で面倒なのが、ベリファイです。これはディスクストレージの機能でバックアップしたデータの正常性を確認するためのもので、 マイクロソフト社も、その実施を強く推奨しています。しかし、これがまた新たな頭痛の種なのです。面倒かつ時間の掛かる作業だからです。「経験的に、ベリ ファイしなくても大丈夫だから」などの理由でベリファイを実施しない方も多いと聞きます。しかし、本当にそのままで平気ですか?

ネットアップならこう変わる、SharePointの運用

ネットアップに標準装備されたSnapshotを利用すると、瞬時のバックアップを取得することは、以前からの読者の皆様にはお馴染みでしょう。これは、バックアップ時間の短縮という課題に大変有効です。しかし、Snapshotだけでは、課題のごく一部しか解決されません。前述のとおり、設計と実装が大変なSharePoint Server全体の整合性を取ったバックアップは、どのように取ればいいのでしょうか。この課題に効果的なのが、ネットアップのSnapManager for Microsoft Office SharePoint Server (SMMOSS)です。

「SMMOSSを使いたいからストレージをネットアップにした」というお客様も存在これは、弊社のヨーロッパ地域担当者から実際に聞いた話です。

                    SMMOSS の管理画面

SMMOSSは、図のように直感的なインターフェースを備えたGUIベースのアプリケーションで、ネットアップのストレージと連携して動作します。

この製品の特徴ですが、まず、ネットアップの機能を知らなくても使えます。つまり簡単。これは、SharePoint Server管理者の視点で作られているため、ストレージ側の知識を必要としないのです。簡単ついでにもう一つ。これを利用すると、従来ある意味「職人技」だったバックアップポリシーの設計およびチューニングからも解放されます。つまり、専任のバックアップ担当者が居なくてもバックアップ運用が可能になるのです。

次に便利という点。例えば、アイテム単位でのリストアなども簡単にこなしてしまいます。さらに、災害対策(DR)への展開も非常に容易です。ネットアップのリモートバックアップ機能(SnapVault)またはレプリケーション機能(SnapMirror)と連携した動作が可能なため、複雑な設定などは必要ありません。

こういう使い方もあったのか!仮想クローニング

ネットアップのストレージにはFlexCloneというクローニングの機能があります。これまでTech OnTapでも様々な利用方法を紹介してきましたが、SharePoint Serverでも有効なのです。
それがベリファイへの適用です。
バックアップを取得したボリュームを、FlexCloneを利用してクローニングし、そのクローンボリュームに対してベリファイを実行するのです。親ボリュームとクローンボリュームは、ストレージ上で等価なため、クローンへのベリファイで妥当性の検証が可能なのです。実はこのテクニック、Exchange ServerやSQL Serverでも有効です。

アプリごとのバックアップなんて、今どき・・・

統合バックアップ。
我々ネットアップにも多くのお客様からご相談を頂くテーマです。SnapManagerを利用したバックアップ環境/運用は便利そうだけど、アプリケーションごとにバックアップ運用を考えるのではなく、バックアップインフラや運用の一元化/統合化により、運用の簡素化とコスト圧縮を考えていきたいというニーズです。

こうした時代の機運のなか、マイクロソフト製品を大規模にお使い頂くお客様に注目を集めているのが、System Center Data Protection Manager(DPM)です。DPMは、SharePoint Server, Exchange Server, SQL Serverなどとの連携が可能で、さらに、DPM経由でのバックアップには、悩みの種だったベリファイも必要ないのです。

DPMは、テープへのバックアップではなく、ディスクへのバックアップを前提とした製品です。HDDの大容量化と容量単価の下落傾向は、読者の皆様はよくご存じだと思います。ところが、そのDPM、バックアップ対象データの2~3倍のディスク容量を確保することが推奨事項なのです。2~3倍。そうです。いくらストレージが安価になったとはいえ、2~3倍ともなると、ストレージコストをどう捻出するか、また頭の痛い課題が出てきました。そこでネットアップです。我々は、劇的なコスト削減方法を持っています。

論より証拠、実際のお客様事例をご紹介しましょう。アステラス製薬株式会社様です。アステラス製薬株式会社様では、“NetApp FlexVol” (シンプロビジョニング機能)を利用することで、DPMサーバに3倍のストレージ容量を認識させ、DPM導入のハードルを下げることに成功しました。さらに、”NetApp Deduplication”(重複排除機能)を利用することで、様々なバックアップ対象データの重複箇所をストレージ上から削減することにも成功しているのです。このように、ネットアップは、DPMとの組み合わせによる統合バックアップというニーズにも有効に機能することができるストレージなのです。

まとめ

今回は、マイクロソフト製品を組み合わせた際のネットアップの利点をご紹介しました。



ここまでお読み頂き、有り難うございます。これで、明日いきなりSharePoint Serverの導入検討を指示されても、慌てることはありませんね。

従来、バックアップといえば、間違いなく職人芸の領域でした。バックアップソフトのチューニングだけでも、実に様々なノウハウがあります。しかし、現在のような経済環境では、専任のバックアップ担当者を置くことは難しく、サーバ管理者がバックアップも担当するというような掛け持ちが多いのではないでしょうか?

そうした中でも、ネットアップならば、SnapManagerによるアプリ連携も、DPMを利用した統合バックアップでも大きなメリットを発揮します。データ保護を、簡単・確実・低コストで。ネットアップが提供していくデータ保護ソリューションに、今後もご注目下さい。


石渡 達也
アライアンス・マーケティング担当マネージャ

2001年 一橋大学大学院修了、サン・マイクロシステムズ入社。ハイエンドサーバの導入コンサルティング、プロジェクトマネージャなどを経験後、ネットアップに入社。通信・メディア業界等のプリセールスSEを経て現職。


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