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クラウドの基盤を作る4つの要素
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先頃クラウド向け製品を発表したことに伴い、ネットアップは、クラウドの導入促進に重点的に取り組んでいます。業界をリードする多くの企業が、ネットアップのストレージ・ソリューションを基盤として、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドを実現しています。ネットアップは、その経験を基に、共有仮想ITインフラからプライベートクラウドへ移行する際に企業がITに組み込む必要がある、次の4大要素を特定しました。

表1)プライベートクラウドを構成する4つの基本要素

サービスカタログ 適切に定義されたポリシーを使用してサービスレベルとストレージの属性を自動的に対応付け、そのポリシーでサービスカタログを定義
サービス分析 監視、計測、チャージバック機能を一元化して、可視性を高めるとともに、コストとSLA管理を強化することにより、サービスを最適化
自動化 プロビジョニング、保護、運用の各プロセスを統合、自動化することで、サービスを迅速に導入
セルフサービス サービス要求をセルフサービスポータルから可能にすることで、ITとエンドユーザの権限を強化

 

ネットアップでは、各要素について詳しく説明したホワイト・ペーパー・シリーズを公開しています(サイドバーを参照)。このシリーズでは、ポリシーベースでサービスを効率化するNetApp®管理ソフトウェアや、多くの高度なStorage Efficiency機能について検証しています。また、サードパーティまたはカスタム・オーケストレーション・ソリューションとの統合を実現するネットアップのAPIについても説明しています。APIを使用して統合することにより、サービス提供機能の一部として、包括的にストレージを管理できるようになります。

今月号のTech OnTap®に掲載しているもう1つの記事では、NetApp OnCommand®管理ポートフォリオについて、特にOnCommand 5.0ユニファイドマネージャを中心に説明しています。NetApp OnCommandの管理機能は、ネットアップのシステム上にクラウドを導入する際に、中核的な役割を果たします。

この記事では、4つの基本要素について、要素ごとに概要を説明します。各要素は一部重なり合っていることにご留意ください。たとえば、自動化は行わずにストレージカタログを設計、導入することもできれば、ストレージカタログの導入と自動化を同時に行うこともできます。

サービスカタログ

サービスカタログは、ITインフラのすべての構成要素(サーバ、ネットワーク、ストレージ)を統合し、エンドツーエンドのビジネスサービスの迅速な導入を実現します。抽象化(上位のサービス要求によって、実際の処理を実行する下位のコマンドがマスキングされる)によって簡易化が実現されるため、エンドユーザは容易にサービスを利用できるようになります。またIT部門は、標準化したサービスを実装できるため、管理をシンプルに行えるようになります。サービスカタログは、自動化やセルフサービスを推進するにあたって、欠かすことのできない前提条件でもあります。

ストレージ・サービス・カタログを定義することは、ITサービスを提供するにあたって重要な最初の一歩です。サービス・カタログ・アプローチを採り入れ、定義済みのSLAと整合のとれたリソースプールを使用することで、次のようなメリットがもたらされます。

  • セルフサービス式の自動化機能を利用して、サービスを迅速に設計、導入できる
  • ストレージの自動プロビジョニングにより、ITサービスの質と柔軟性を高められる
  • 同一のコンソールとツールを使用して、あらゆることを管理できる
  • クラウド管理ソリューションを介して、反復利用が可能な、一貫したストレージ・プロビジョニング・プロセスを実現できる
  • ストレージとサービスの両方を効率化し、人的なエラーの可能性も排除する自動化テクノロジを活用できる
  • 反復利用が可能なプロビジョニング・ポリシーやデータ保護ポリシーを使用して、ストレージインフラの利用を標準化できる

ストレージ・サービス・カタログを計画する際には、次に挙げる設計上のポイントを考慮することが重要です。

  • ストレージのプロビジョニング方法:ディスクの種類、RAIDレベル、アクセス方法(NASまたはSAN)、ハイアベイラビリティ構成の必要性の有無など
  • システム停止時のストレージの対応方法:サービスレベルごとにRecovery Time Objective(RTO; 目標復旧時間)とRecovery Point Objective(RPO; 目標復旧時点)を検討し、明確に定義することが必要
  • ストレージのバックアップ方法:頻度、バックアップ先、データの保持期間など

表2に、一般的なストレージ・サービス・カタログの例を示します。

表2)ストレージ・サービス・カタログのストレージ・サービス・レベルの例

サービスレベル パフォーマンス ディザスタリカバリ バックアップ
Gold あり ミラーリング(10分ごと)+ バックアップ(30日間保持)
Silver 中~高 なし バックアップ(24時間ごと、30日間保持)
Bronze ベストエフォート なし ローカルバックアップのみ

 

ネットアップは、ボリュームの仮想化およびシンプロビジョニング機能、冗長データの重複排除機能、スペース効率に優れたSnapshot®ベースのバックアップ、クローニング、レプリケーション機能など、ストレージ効率を向上させる多数のテクノロジを提供しています。こうした効率化テクノロジをストレージ・サービス・カタログに組み込むと、ストレージがプロビジョニングされるごとに適切な設定が適用されるため、プライベートクラウド全体の効率が著しく改善します。

NetApp OnCommandを利用すると、ネットアップのStorage Efficiency機能をプロビジョニング・プロセスに統合するストレージ・サービス・カタログを簡単に定義し、使用することができます。また、NetApp Manageability SDKやネットアップのオープンAPIを使用すると、インフラの進化に合わせて、ストレージ・サービス・カタログをサードパーティ製または自社開発のセルフサービスポータルに統合できます。

クラウドサービスの提供を促進するセルフサービスのストレージカタログ

図1)クラウドサービスの提供を促進するセルフサービスのストレージカタログ

サービス分析

定義済みのサービスに基づいてIT環境を運用するには、各サービスで起きていることを正確に把握することが重要です。また、環境全体をエンドツーエンドで計測、分析する機能は、Service Level Agreement(SLA; サービスレベル契約)を達成、改善し、効率化やコスト削減を継続していくために必要です。分析によってIT部門が次のことを実現できるようになると、単なる監視以上のメリットがもたらされます。

  • サービスパス(すべてのVM、サーバ、ネットワークデバイス、ストレージ[ディスクレベルまで])を特定し、特定したパスの冗長性を確認する
  • サービスパスのアクセス性、パフォーマンス、可用性についてポリシーを設定する
  • データをインテリジェントに分析し、ポリシーに従ってリソースを最適に利用する
  • より正確なキャパシティ・プランニングを行う
  • ユーザ(ビジネスユニット、部門、ワークグループなど)に実際の使用状況を伝える

仮想サーバやストレージサービスは、プライベートクラウドの主要なコンポーネントです。ストレージサービスは、アプリケーションデータにとって非常に重要ですが、それ以外に、仮想環境のブートデバイスやストレージとしても大きな役割を果たしています。そのため、通常のアプリケーションデータの使用事例よりもはるかに複雑な環境が生じています。監視と分析の役割は、こうしたさまざまな使用事例を関連付ける機能を提供することであり、NetApp OnCommand製品にはこの機能が備わっています。

NetApp OnCommand Insight(旧称NetApp SANscreen®およびAkorri® BalancePoint®)は、サービス分析に対するネットアップのアプローチの土台となる製品です。仮想ストレージインフラの全体像を、統合された一連のサービスとして表示します。この情報は分析、検出、関連付け、サービスパス、シミュレーション、根本原因分析を通じて作成されます。NetApp OnCommand Insightには、次のような機能が備わっています。

  • 主要パフォーマンス指標:単に多くのデータを提供するだけの製品もありますが、エンドユーザやクラウドIT管理者が本当に必要としているのは、適切な決定に役立つ指針です。OnCommandは、プライベートクラウド環境の導入に関して、経営判断を下すための指針となる情報を提供します
  • マルチベンダー環境を最適にサポート:完全なグリーンフィールド(過去の制約がない)導入は、実際にはほとんどありえません。新規のデータセンターでも、既存の投資を活用するのが一般的です。効率を高めるには、インフラスタックを構成するマルチベンダー・テクノロジの組み合わせ全体にわたり、すべてのソリューションがエンドツーエンドで監視できなければなりません。また、ソリューションが、管理エコシステムに含まれるさまざまなツールやデータベースとインタラクティブに機能する必要もあります
  • 仮想インフラと物理インフラの両方を分析:プライベートクラウドは、仮想インフラ上に導入されます。しかし、一部のアプリケーションでは、依然として物理インフラがホストしなければなりません。そのためIT部門では、インフラ全体(物理と仮想の両方)にわたってサービスレベルを実現する必要があります

NetApp OnCommand Insightを使用することで、プライベートクラウドに共通する多数の使用事例や、そのサブタスクに対処できます。

仮想マシン(VM)やストレージのワークロードのバランスを調整し、最適化:OnCommand Insightを使用すると、次のタスクを容易に実行でき、目標とするパラメータの範囲内でクラウドの運用を継続することができます。

  • サービスの健常性を分析する
  • 問題になる前にパフォーマンス上の問題を予測し、解決する
  • ボトルネックを特定し、迅速に解決する
  • ストレージ階層を最適化する
  • 新規導入に最適なリソースを選択する

OnCommand Insightを使用して負荷パフォーマンスを分析し、ディスク競合、パフォーマンスパターン、輻輳、トポロジ上の問題などを特定

図2)OnCommand Insightを使用して負荷パフォーマンスを分析し、ディスク競合、パフォーマンスパターン、輻輳、トポロジ上の問題などを特定

ストレージサービスの可用性を高め、影響を分析し、構成のコンプライアンスを実現:社内のガバナンス規定や社外の規制へのコンプライアンスは、多くの企業にとって非常に重要です。OnCommand Insightを使用すると、次の重要なタスクを容易に達成でき、コンプライアンスを高めることができます。

  • サービスパスへのアクセス、可用性、パフォーマンスに関するポリシーを定義し、その順守状況を確認する
  • 最大 / 最小しきい値を設定して、クラウドサービスを求められているレベルで運用する
  • シンプロビジョニングに関するインテリジェントなしきい値と警告を設定する
  • リアルタイムのサービスパスデータを定義済みのポリシーと比較し、違反に対して警告を送信する
  • 変更の実施前、実施中、実施後に検証を行って、リスクを最小限に抑える
  • 変更に関する詳細なタスクリストを作成する
  • すべての変更を監査し、ログに記録する

OnCommand Insightにより、変更を実施するにあたっての詳細なタスクリストを自動で作成可能。またInsightは、変更の実施前、実施中、実施後に検証を実行

図3)OnCommand Insightにより、変更を実施するにあたっての詳細なタスクリストを自動で作成可能。またInsightは、変更の実施前、実施中、実施後に検証を実行(図は省略)

傾向分析を基に、容量を正確に予測:本当に必要になる前に設備投資を行うと、資本コストと運用コストの両方に影響することがあります。OnCommand Insightを使用すると、必要な設備を必要なときに購入できるようになり、また次のことも実現されます。

  • コストについてのレポートを作成し、コスト意識を高める
  • ショーバックを実現する

自動化

クラウドインフラの主要な要素の1つである自動化によって、エンドユーザは、ハードウェアリソースにほぼ即座にアクセスできるようになります。また、IT部門は、要求に応じてサービスを動的に拡張できるようになるほか、日常的なタスクの実行時に人的エラーが起こる可能性を排除できます。

インフラの最適化からサービスの最適化へと移行するにあたって自動化を活用すると、明確に定義したポリシーに基づいて、コンピューティング・リソースやストレージリソースをさまざまなアプリケーションやユーザにオンデマンドで提供できるようになります。ポリシーベースの管理は、管理のオーバーヘッドを軽減するだけでなく、予測可能なサービスを確立し、リソースの無駄も削減します。サービスベースのモデルにより、別の方法でITの効率を改善することもできます。たとえば、ユーザが消費するリソースをサービスに関連付けることができれば、それらのサービスにコストを割り当て、各部署やビジネスユニットがむやみにサービスを使用することがないようにすることも簡単です。ストレージに関しては、自動化することでストレージや仮想マシンのプロビジョニングを高速化し、データ保護を強化し、管理を簡易化するための下地を整えます。

ネットアップの統合されたストレージ自動化機能を使用すると、大規模なプロビジョニング、クローニング、バックアッププロセスも数分で実行できるようになります。NetApp OnCommandは、ネットアップストレージの主要な機能を制御し、その機能をサービスに関連付けます。複雑なスクリプトやスプレッドシートを使用せずにサービスを提供できるようになり、ネットアップのテクノロジに関する専門知識も不要なため、サービスベース・アーキテクチャの実現が促されます。サービスの自動化に最適な必須機能がOnCommandのプロビジョニング機能と保護機能(旧称NetApp Provisioning ManagerとNetApp Protection Manager)です。この2つの機能があるからこそ、前に説明したネットアップのストレージ・サービス・カタログの自動化が可能になっています。NetApp OnCommandの重要な使用事例を次に挙げます。

  • データ保護機能を備えた共有ストレージの自動プロビジョニング:構成済みのStorage Efficiency機能(シンプロビジョニング、重複排除など)の推奨設定を使用して、適切なリソースプールからストレージを自動的にプロビジョニングできます。また、データ保護ポリシーを使用して、定義済みのスケジュールと保持期間を基に、新しくプロビジョニングされたストレージをバックアップしたり、レプリケートしたりすることができます
  • 仮想インフラの高速プロビジョニング:ネットアップは、VMware®環境に対応した、VMデータストアのプロビジョニング・サービス、VMの高速クローニングサービス、再導入サービスを提供しています。この高速クローニング機能については、NetApp Virtual Storage Console(VSC)に関する以前の記事で詳しく説明しています。VSCは、VMware vCenter™からネットアップの管理機能を利用できるようにするプラグインです
  • 仮想インフラのバックアップとリカバリ:仮想サーバとはそもそもストレージ上に置かれた一連のファイルであるため、仮想インフラではVI管理者の役割が拡大し、バックアップやリストアなどのストレージ操作に多くの時間を費やす結果となっています。NetApp OnCommandは、ネットアップのバックアップ機能やリカバリ機能をVMwareやMicrosoft® Hyper-V™に統合します。統合されたワークフローによって、仮想マシンがデータセットに自動的にグループ化され、標準のバックアッププロセスとレプリケーション・プロセスが適用されて、VM、データストア全体(VMware ESX環境の場合)、物理ディスク全体(Hyper-V環境の場合)の一貫性のあるポイントインタイム・コピーが作成されます。また、ポイントインタイム・コピーが作成されることにより、さまざまな単位での高速リストアも可能になります
  • マルチテナンシー:ネットアップのマルチテナンシー・テクノロジは、共有仮想ストレージの長所である柔軟性、効率性と、物理アレイの長所であるセキュリティ、リソースの占有性を両立させるテクノロジです。NetApp MultiStore®ソフトウェアを使用すると、1つのネットアップ・ストレージ・アレイを複数の仮想ストレージシステム(vFiler®ユニット)にパーティショニングして、別々のストレージシステムであるかのように扱うことができます。それぞれのvFilerユニットは、物理ストレージシステムの場合と同様に、ポリシーベースのサービスをテナントに提供します。vFilerユニットはそれぞれがセキュアに分離されるため、1つのテナントが別のテナントのストレージリソースやデータにアクセスすることはできません。OnCommandには、NetApp MultiStoreでシステムをパーティショニングし、仮想ネットアップアレイ(vFilerユニット)を作成、プロビジョニングするためのテンプレートが用意されており、vFilerユニットごとにサービスレベルを選択できます。これらの機能は、サービスカタログに組み込むことができます

セルフサービス

セルフサービスは、プライベートクラウドの導入に向けた最後の障壁です。自動化されたセルフサービス環境(IT部門による手動の介在を最小限に抑えながら、「条件を満たす」ユーザがITリソースを要求し、利用できる環境)では、時間が大幅に節減され、仮想化のみを実装する場合と比べてコスト効率が向上します。ポリシーの自動適用機能を使用することで、手動のプロビジョニング・プロセスが排除され、リソースをユーザに迅速に提供できるようになります。そしてIT担当者は、より高度な目標の達成に専念できるようになります。

セルフサービスは、仮想化と自動化によってもたらされた効率をさらに高め、生産性の向上と運用コストの削減を実現します。リソースを要求して調達するプロセスが簡易化されるため、ITサービスの利用者にとっては、自分で行える業務の範囲が広がります。セルフサービスの主な要件には、次のようなものがあります。

  • オンデマンドのサービス提供
  • SLA管理
  • ショーバック / チャージバック機能
  • ポリシーベースの自動化(前のセクションで説明)

プライベートクラウドに移行中のIT部門は、その多くが、無秩序に拡大する仮想データセンター環境の管理を改善するために、クラウド管理ソリューションを導入しています。これは、オーケストレーションまたはITサービスマネジメント(ITSM)フレームワークとして知られるもので、クラウドインフラ環境全体を、物理 / 仮想リソースをすべて含めて一元的にエンドツーエンドで導入、監視、管理できるソリューションです。オーケストレーション・ソリューションは、IT環境をリアルタイムに監視できる設計で、ビジネス目標の達成を支援します。クラウド管理ソリューションには、すべてのクラウドリソースを一元的に管理できる機能が備わっており、この機能によってストレージサービスも統合できます。

ネットアップは、プライベート・クラウド・インフラ内での自動化とセルフサービスについて、オープンな戦略を採用しています。ストレージはネットアップが基軸として専門的に取り組んでいる領域で、ストレージリソースとサービスの効率を最適化するサポートを重点的に提供しています。そして、ネットアップは、エンドツーエンドのクラウドソリューションを実現するために、広範なITサービス管理機能とセルフサービス機能を提供する業界最高の仮想化パートナーおよびクラウド・マネジメント・パートナーのソリューションに、ネットアップのソリューションを統合しています。ネットアップのオープン・マネジメント・インターフェイスは、迅速な統合を実現し、ストレージを高度に抽象化します。そのため、ソフトウェアパートナーや社内開発チームは、ネットアップのポリシーベースの自動化機能を簡単に活用できます。

ネットアップのクラウド・マネジメント・パートナー

図4)ネットアップのクラウド・マネジメント・パートナー

NetApp Manageability SDKや、ネットアップのオープンAPIを使用すると、サードパーティの管理ソリューションや、社内で独自にカスタマイズしたツールでも、ネットアップの管理ツールを使っているかのようにネットアップの機能を利用できます。たとえば、NetApp OnCommandのストレージ・サービス・カタログを利用したり、ストレージサービスの作成に必要なすべてのプロビジョニング・ポリシー、保護ポリシー、リソースプールを利用したりすることができます。

ネットアップのAPIを使用すると、容量利用率の統計やプロトコル利用率、I / Oパフォーマンスなどのメトリクスを格納したOnCommandのデータリポジトリにもアクセスできます。この情報を、セルフサービスポータルのユーザにショーバック用として提供したり、財務アプリケーションに統合してユーザやビジネスユニットに実際にチャージバックし、効果的なコスト管理を実現することもできます。

まとめ

プール化したリソースと高度な自動化機能を使用して、テクノロジ指向のインフラからサービス指向のインフラへIT環境を変革することは、継続的に効率を高め、コストを削減するための唯一の方法です。

  • ストレージ・サービス・カタログにサービスとポリシーを定義することは、サービスとしてのITを提供するための重要な最初の一歩です
  • ストレージサービスを定義した後でサービス分析を追加すると、設定したSLAの達成や、サービスの継続的な効率改善に役立ちます
  • 自動化を行うと、IT環境の拡張性が高まり、管理効率が改善されて、IT部門は戦略的なタスクにより多くの時間をかけることができるようになります
  • セルフサービスを実装すると、すべての断片が1つにまとめられるため、ITリソースの利用者は、セルフサービスポータルでコンピューティング機能、ネットワーク機能、ストレージ機能を要求して利用できるようになり、IT部門の介在を最小限しか必要としないプロビジョニングが実現します

各要素の詳細については、ネットアップのホワイト・ペーパー・シリーズをご覧ください(サイドバーを参照)。

ネットアップは、4大要素のすべてを支援する先進的な管理機能を開発しています。NetApp OnCommandテクノロジを使用することで、ネットアップの高度なストレージ機能をプロビジョニング・ワークフローに簡単に統合できるため、高水準のストレージ効率が実現すると同時に、クリティカルなデータを確実に保護できます。ネットアップのストレージ機能には、ネットアップと仮想化パートナーおよびクラウド・マネジメント・パートナーとのエコシステムを背景に、オープンAPIやネットアップのツールを使用してアクセスできるため、IT環境に携わっている全員が、使い慣れたツールから必要に応じてネットアップの機能にアクセスできます。

 クラウドに関するご意見をお寄せください。

ご質問、意見交換、情報提供は、ネットアップのコミュニティサイトまでお願いいたします。
David Klem

David Klem
リファレンス・アーキテクト
ネットアップ


Davidは、ネットアップのインフラ / クラウド支援チームに所属するリファレンス・アーキテクトであり、クラウドベース・アーキテクチャのベストプラクティスとソリューションの開発を主に担当しています。FlexPod™ソリューションとセキュア・マルチテナンシー・ソリューション担当のリードアーキテクトとして活躍しているほか、クラウド・コンピューティングと仮想化について、多数のお客様の相談に乗り、業界のイベントで発表を行っています。Davidは2005年にネットアップに入社し、NetApp Kilo-Client(ネットアップの開発部門内の効率とハードウェアの利用率を高めるための、1,700のノードを持つ社内クラウド)の設計と構築を担当した最初のチームのメンバーとなりました。



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ホワイトペーパーのご紹介

この記事で取り上げたトピックの詳細については、次の各ホワイトペーパーをご覧ください。

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