NetApp Tech OnTap
サーバ仮想化のメリットを最大化する多機能・高価値な
NetAppストレージの秘密とは

2008年7月9日に行われた「Citrix Application Delivery Conference 2008」において、ネットアップ株式会社は「ポリバレントなNetAppストレージが仮想化世界にもたらす真の価値」という題で講演を行いました。仮想化環境で求められるストレージへの要件と、それに応えるNetAppのストレージの実力を解説します。

IT環境のグリーン化とサーバ仮想化の関係

IT環境を改善する手段として、サーバ仮想化のテクノロジが注目されて久しいが、近年の仮想化環境構築の機運はかつてないほどに高い。現在稼働しているx86サーバ全体の7%が仮想サーバであると言われており、仮想サーバの50%が本番環境としてアプリケーションを動かしているというデータもある。このように、サーバの仮想化は多くの企業で“検討の段階”から、“活用の段階”に入っているのである。
データ出典:Gartner Survey (11/2006. N=215); IDC 2007 Workload Study; Thom. Weisel, Forrester, and VMware S-1

仮想化環境はこれまで、「開発・テスト用」環境を素早く構築するために利用されることが多かった。実際のビジネス環境で導入する例が増えているのは、現在のIT環境が抱える問題点を解決する手段として、仮想化が適しているからであると、NetAppの阿部氏は話す。その問題点とは、データセンターの効率化、そしてITコストに占める消費電力の増加への対応だという。

「業務上で利用するアプリケーションが増加すればサーバも増加しますし、増えた台数の分だけ電力消費も増えます。サーバ上のそれぞれのアプリケーションは常にフル稼働しているとも限りませんし、アプリケーションが利用されていない状態であっても、サーバは一定の電力を消費しています」

現在データセンターで利用される電力のうち、IT設備そのもので消費されているのは30%程度に過ぎない。しかし、IT設備の負荷による電力消費量の増加に直結して、UPSやCRAC、PDUなどの設備の消費電力も増えていく。IT機器やこれらの設備で使用された電力は熱として放出されるため、冷却のために、冷却機も大量の電力を消費することとなり、総電力消費量が増加する上、IT機器とその影響により消費される電力は、データセンター全体の95%にもおよび、これらの電力は最終的にすべて熱量に変換されるという負の循環に陥るのである。データセンターなどサーバルームの排熱は、多くの読者がご存知の問題だろう。


IT機器とIT機器の負荷に直接影響される設備で消費される電力は、95%にもおよぶ
出展:the green grid™ 「エネルギー効率のよいデータセンターのガイドライン」より

サーバ仮想化にはリスクへの理解が不可欠

これに対し、仮想化によるサーバ統合で消費電力を削減し、「グリーン化」ができることも周知の事実だ。一方、仮想化には物理サーバやストレージに障害が発生した場合、影響を受けるアプリケーションも増えてしまうといったリスクや、物理サーバ1台あたりのバックアップのデータ量も増加してしまうなどのデメリットもある。

こうした問題を解決するための手段のひとつがサーバとストレージの分離だ。すなわち、ネットワークストレージの活用である。ハードウェアの故障が発生した場合でも、ネットワークストレージならば、VM(仮想マシン)のすみやかな移動によって、ダウンタイムを最小限に抑えることができるのである。

その半面ストレージに保存されるデータ量の増加やそれに伴うバックアップ作業など、ストレージ側に対する負担は増加してしまうのだろうか?このような環境への対応のために、ネットワークストレージはどのような機能を備えている必要があるのだろうか?

続き≫仮想化環境におけるストレージの課題を見てみよう



関連情報