NetApp Tech OnTap
今年のOracle OpenWorldでは、、、

Oracle OpenWorld が今年もサンフランシスコで開催されました。43,000人もの来場者を集めるこの世界最大級のITイベントに、NetApp は毎年協賛しています。今年もPremierスポンサーとして参加しました。今月のTechOnTapでは、特別に、現地からのレポートをお届けします。

133カ国からの参加者で、76,000室ものホテルが埋まる。これは北京オリンピックの話ではありません。世界最大級のITイベントと称される「Oracle OpenWorld San Francisco」は、国際的なオリンピックにも引けをとらないスケールを有しています。開催期間中のサンフランシスコ市内には、Oracle ロゴで派手に彩られたバスが走り回り、会場となるモスコーンセンター前の公道は封鎖されます。たった1社のプライベートイベントにそこまで?とお感じの方もおられるかもしれません。しかし、このイベントによるサンフランシスコ市への経済効果は100億円にも及ぶと言われています。

 
一般市民には不思議?
この時期だけ現れるOracleバス
最も注目を集めるLarry Ellisonの登壇する基調講演

Oracle が手がけるストレージ

Oracle CEO の Larry Ellison が登壇する基調講演は、本イベントで最も多くの聴衆を集めるセッションです。ここで毎年恒例になっているのが、サプライズ発表です。聞くところによると、本当にごく一部の社員以外には極秘とのことで、多くの Oracle社員の方もこの場での発表を聞いて慌てることがあるとか。

今年の基調講演で発表されたのは、Oracle 初のハードウェアという「HP Oracle Exadata Storage Server」です。HP 製のサーバをベースにしたこの製品は、データウェアハウス(DWH)処理向けに設計されたシステムと紹介されました。

今回、Oracle社自身がストレージシステムの重要性にスポットライトを当てているように、言うまでもなく、データベースシステムにおいて、ストレージの性能は極めて重要です。それはDWHに限らずオンライントランザクション処理(OLTP)系のシステムでも同様です。NetApp のストレージは高性能に加え、高い柔軟性を誇っており、Oracleデータベースの環境に適しています。そして、それは、Oracle社自身が我々のビッグユーザであるという事実が実証しています。


NetApp ブース:注目の展示

では、NetApp のブースを見ていきましょう。我々、日本のマーケティングスタッフが驚いたことに、ブースでは、ストレージシステムの展示を行っていませんでした。NetAppをご存じないお客様は、何の会社だ?と思われたかもしれませんね。

今回の NetApp が展示した内容のうち、特に人気が高かったのは、以下の内容です。

  • Oracle Fusion Middleware の災害対策ソリューション
  • Oracle VM と NetApp の組み合わせについてのデモおよびベストプラクティス
  • Oracle データベースのセキュリティを高める暗号化ソリューション
  • コスト効率に優れた、情報ライフサイクル管理(ILM)およびコンプライアンスソリューション

NetAppのストレージがOracle データベースの環境に優れたストレージ基盤であることをご存知の方は多くいらっしゃると思いますが、NetApp は今回、データベースだけに留まらず、Oracle Fusion Middleware と Oracle VM という新機軸で展示を行いました。この2つに関して、詳しく取り上げたいと思います。

Oracle Fusion Middleware の災害対策開発をOracleから要請される

どの展示ブースも好評でした
ブースでも多くの注目を集め、今月号のTech OnTapでも紹介しているOracle Fusion MiddlewareのDRソリューションが、実はOracle社から要請を受けたものであることは、あまり知られていない事実です。このソリューションは、データベース層のデータ複製にはOracle Data Guard 機能を利用し、Middleware層のデータ複製にはNetApp の SnapMirror を組み合わせ、信頼性と費用対効果に優れた高速なデータレプリケーションを実現します。DRソリューションの詳細は記事(Oracle Fusion Middlewareの災害対策)をご覧いただきたいのですが、実は他にも、Oracleからの要請に基づいてNetApp が開発および製品化したものがあります。それは、仮想クローニングの技術である「FlexClone」です。例えばアプリケーションの開発やテストの時に、本番系のデータベースを利用したいというニーズに対して「FlexClone」を利用すると、本番データベースを瞬時に複製することが出来るので、テストサイクルの短縮化というメリットが生まれます。また、実際にオリジナルデータを物理的に複製することなく、オリジナルデータのコピーを仮想的に作成しているため、ほとんど容量を消費せずに、実際のデータで開発・テストを実施することができます。

こうしたOracleとNetAppの協業の成果は、本社間だけで利用可能なものではなく、お客様の環境でもすぐに利用可能なものです。Oracleのテスト環境における様々なメリットについては、こちら(英語)をご覧下さい。

Oracle VM on NetApp のベストプラクティスを公開

Oracle VMは、昨年の Oracle OpenWorld でのサプライズ発表の一つでした。NetAppでは Oracle VMとのマッチングを検証し、その成果をテクニカルレポートにまとめるとともに、ブースデモを行いました。NetApp が持つ様々な機能は、Oracle VM と組み合わせた場合でも効果を発揮します。例えば、FlexVolを使うことで、各 VM のストレージ容量を柔軟にプロビジョニング可能になります。また FlexClone を活用することで、複数の VM を短時間かつ少ない容量で実現することが可能です。既にサーバ仮想化環境で多くの実績を持つ NetApp は、Oracle VM においても優れた費用対効果を発揮します。詳細なセットアップ手順までを網羅した、最新のベストプラクティスガイドは、こちら(英語)をご覧下さい。

最後のお楽しみ

 
  青のNetAppロゴと赤のOracleロゴで
埋め尽くされる会場

Oracle OpenWorld は、期間中幾つかのエンターテイメントイベントが開催されます。その中での最大の催しが、Appreciation Event です。今年は、3日目の夜に、Treasure Island という遊園地を貸し切って行われました。毎年、大物アーティストのライブが行われることで有名ですが、今年は、Seal, UB40, Elvis Costelloなど日本でもおなじみのアーティストが華麗なパフォーマンスを繰り広げました。NetApp は、この Appreciation Event の単独スポンサーで、会場の至る所にNetAppのロゴが大きく掲げられます。このパーティーは、12時過ぎまで繰り広げられます。Oracle OpenWorld 2009 にお越しの際には、このイベントもお見逃し無く。





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