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ストレージ管理の目標を達成—さまざまな目標を達成できるネットアップのソリューション
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この記事は、ネットアップが提唱するデータ ファブリックの不可欠な要素である、ネットアップ ストレージ管理ソリューションを特集する4回シリーズの第1回です。

御社にとって、今ストレージを管理する上での最大の懸念は何でしょうか。データの増大への対応でしょうか。それともサーバまたはデスクトップの仮想化を進めることでしょうか。機器更改(Tech Refresh)やデータセンターの統合を計画中、というケースも少なくないでしょう。御社の環境は高度に仮想化されているでしょうか。それともハイブリッド クラウド環境への移行が進行中でしょうか。

ネットアップは、お客様の具体的なビジネス ニーズに応えることのできる多様な管理ソリューションを提供しています。この記事では、ネットアップの管理ポートフォリオを構成する2つの製品、OnCommand® Unified ManagerとOnCommand Insightを取り上げます。この2つの製品は、相互の機能を補完し合いながら、異なる環境に対応します。

ネットアップ環境を管理するためのUnified Manager

NetApp® OnCommand Unified Manager 6.3は、NetApp clustered Data ONTAP®ストレージを監視、管理します。ストレージ管理者にとって、Unified Managerは日々の業務を遂行するためのツールとなります。また、Unified Managerの運用レポートを使用して、ネットアップ ストレージのリソースを常にコントロールすることができます。

図1)Unified Managerのダッシュボードでは、可用性、容量、パフォーマンス、保護状況をはじめとするネットアップ ストレージの健常性を一目で把握することができます。

Unified Managerのダッシュボードでは、可用性、容量、パフォーマンス、保護状況をはじめとするネットアップ ストレージの健常性を一目で把握することができます。

出典:ネットアップ、2015年

たとえば、業務の中では、保護されていないストレージを把握したり、特定のボリュームにどの程度のデータ保護が必要かを把握する必要が生じます。Unified Managerには、ボリューム データ保護設定などのレポートがあり、ノードやクラスタにある未保護のボリュームやStorage Virtual Machine(SVM)を確認できます。何が保護されていて、何が保護されていないか、また保護されていないデータにはどのようなリスクがあるのかを素早く把握できます。同様に、ボリューム関係インベントリ レポートでは、ストレージ インベントリの詳細を分析し、必要なデータ保護のレベルを確認することができます。

ストレージ効率の分析には、ボリューム転送ステータス レポートを使用して、ボリューム転送の長期的な傾向を分析できます。また、特定のボリュームが転送したデータの総容量を日単位で分析するには、ボリューム転送速度レポートを利用できます。さらに、Unified Managerには、容量利用率、運用、インベントリに関するレポートもあります。標準で備わっているレポートのビューをカスタマイズしたり、独自のレポートを作成することも可能です。

ネットアップは、Unified Manager 6.3に注釈とグループを使用してカスタム レポートを作成できる機能を加え、Unified Managerの柔軟性を高めました。注釈とは、ストレージ オブジェクトに関連付けることのできるカスタム タグ、つまりユーザ定義のラベルのことで、コンテキストに沿ったレポートの作成や、影響の詳細な分析を行えるようになります。SVM、クラスタ、NetApp FlexVol®などにカスタム注釈を作成し、オブジェクトが検出され次第、注釈を自動的に設定できます。

注釈テーブルはデータベース ビューとして参照できるため、注釈のディメンションを使用してカスタム レポートを作成できます。アプリケーションやビジネス ユニットに関する注釈を設定すれば、Unified Managerがインシデントやリスクを常に監視し、アラートを生成します。たとえば、Unified Managerでは、財務部門のOracle®アプリケーションに問題が発生していることをアラートすることができます。また、データセンターの場所に関する注釈を設定すれば、アメリカ:ボストン、ドイツ:フランクフルトなど、データセンターの場所ごとに総容量、使用済み容量、使用可能な容量をレポートできます。

Unified Managerでは、ストレージ オブジェクトをグループ化し、一連の操作に優先順位を付けることもできます。たとえば、Oracleにサービスを提供するすべてのボリュームにしきい値80%(スペースがほぼ一杯)を設定する、といったことが可能です。カスタム グループを動的に設定し、グループに一括処理を適用すれば、監視設定などのプロセスを簡易化かつ自動化することができます。たとえば、Exchangeアプリケーションにサービスを提供するすべてのボリュームに90%のしきい値アラート(スペースがほぼ一杯)を設定する、導入階層に基づいたしきい値オプションを構成する一方で、特定のあるデータセンターのボリュームについては、しきい値を無効化して80%に設定する、といった運用が可能です。

Unified Manager 6.3は、問題解決を自動化するフレームワークとして、アラートのスクリプティングにも対応しています。Unified Managerでは、Unified Managerの実行コマンドと、OnCommand Workflow Automationのプロセスを起動できます。このアラートのスクリプティング機能は、システム全体の管理を簡易化かつ合理化し、チケット発行ソフトウェアを統合するメカニズムとして機能します。

Unified Manager 6.3は、2ノードおよび4ノード構成のNetApp MetroCluster™の監視や管理にも使用できます。スイッチ、デバイス、アグリゲート、不揮発性RAM(NVRAM)のミラーリングなどの、MetroClusterによる保護関係をトポロジとして参照できます。また、ディザスタ リカバリ(DR)に影響する問題に関する通知やアラートを迅速に受け取ることができます。

図2)Unified Managerは、MetroClusterによるデータ保護を監視し、保護関係をトポロジで表示するとともに、詳細情報を提供します。このため、問題を素早くトラブルシューティングして解決できます。

Unified Managerのダッシュボードでは、可用性、容量、パフォーマンス、保護状況をはじめとするネットアップ ストレージの健常性を一目で把握することができます。

出典:ネットアップ、2015年

混在環境に最適なOnCommand Insight

Unified Managerが大規模なネットアップ ストレージ環境の管理に最適であるのに対し、OnCommand Insightは、パフォーマンス、容量、設定管理を行う必要がある大規模なマルチベンダー環境に最適なツールです。OnCommand Insightは、ストレージ アレイ、VM、スイッチ、アクセス ゲートウェイなどを検出し、データセンターのトポロジを自動的にマッピングして、異機種混在環境の監視と管理を行える単一のコンソールを提供します。

図3)OnCommand Insightに搭載されている、ワークロードの容量やパフォーマンスを分析する機能を使用すると、クラスタ単位で状況を把握できます。

Unified Managerのダッシュボードでは、可用性、容量、パフォーマンス、保護状況をはじめとするネットアップ ストレージの健常性を一目で把握することができます。

出典:ネットアップ、2015年

OnCommand Insightを使用すると、ストレージ リソースを素早く検出し、それぞれのストレージ リソースや、ストレージ環境全体でサービスを提供するための相互の依存関係を簡単に把握できます。また、設定、パフォーマンス、健常性に関する指標の監視と監査を行い、アラートをプロアクティブに受信できます。即座に運用できるダッシュボードと自動化されたレポートには、データが視覚的に表示され、個別のニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。さらに、OnCommand Insightでは、ワークロードを最適なリソースに割り当てて、コスト バランスを実現しながらサービス品質(QoS)を達成し、ストレージ リソースを最適化するとともに、無駄を削減し、的確な意思決定を行うことができます。

Unified ManagerもOnCommand Insightも、カスタマイズが可能なダッシュボードとレポートを通じて、豊富な情報を提供します。Unified Managerでは、ポイントインタイムのレポート作成に重点が置かれているのに対し、OnCommand Insightは、ポイントインタイム データを2週間保持するため、詳細なトラブルシューティングに活用することができます。また、OnCommand Insightのデータ ウェアハウスには5年以上の履歴を保存できるため、トレンドを分析したり、履歴レポートを作成したりすることもできます。

図4)OnCommand Insightでは、ストレージ環境全体のストレージ サービスのコストを分析できるため、効果的な階層化を実現し、コストを削減できます。

Unified Managerのダッシュボードでは、可用性、容量、パフォーマンス、保護状況をはじめとするネットアップ ストレージの健常性を一目で把握することができます。

出典:ネットアップ、2015年

また、OnCommand Insightのデータウェアハウスを利用して、チャージバック、ショーバック、消費分析、予測といった容量関連のレポートを容易に作成できます。一定期間内にそれぞれのビジネス ユニットやアプリケーションが使用したストレージを階層別に素早く表示することができます。こうした情報が入手できることにより、各ビジネス ユニットと連携して、ストレージの使用状況に基づいたインテリジェントな決定を行えるようになります。不適切な場所に格納されたデータセットもすぐに特定できるため、高コストのティア1ストレージの所要量を削減することが可能です。また、ティアの種類ごとに金額を割り当て、ティアのコストを計算して、コストを掲載したレポートをチャージバック プロセスに含めることもできます。

複数のサイトに分散した環境のデータを収集できると同時に、詳細な分析機能やレポート機能を備えているOnCommand Insightは、データセンターの最新化の取り組みに最適なプラットフォームです。OnCommand Insightの計画ツールを使用すれば、計画中の変更をシミュレートできます。さらに、シミュレーション時には、サービスの品質の問題や停止につながる可能性のあるポリシー違反が確認されます。OnCommand Insightによって、問題がプロアクティブに特定されるため、移行に影響が出る前に対応することができます。

最新化の取り組みを始める前に、OnCommand Insightで、ストレージ環境全体の物理的な状態と論理的な状態のベースラインSnapshotを作成できます。さらに「what-if」シナリオを利用すれば、最新化の取り組み中や終了後に提供する必要があるストレージ サービスを考慮した移行計画を策定することが可能です。移行前のベースラインは、移行後の効率を追跡するために使用できます。

OnCommand Insightは、次に挙げたような、データセンターを最新化するさまざまな取り組みを支えてきました。

  • シック プロビジョニング環境から、シンプロビジョニング環境への移行
  • 従来型のインフラから、重複排除されたインフラへの移行
  • NetApp 7-Modeからclustered Data ONTAPへの移行
  • EMC VMAXからNetApp clustered Data ONTAPへの移行
  • EMC VblockからNetApp FlexPod®環境への移行

データセンター管理のためのオープンなプラットフォームであるOnCommand Insightは、Service Now、BMC Atriumなどの構成管理データベース(CMDB)と容易に統合でき、ストレージをITサービスのデリバリ チェーンに組み込むことができます。さらに、ITエコシステムとの統合によって、ビジネス サービス管理(BSM)モデルをエンドツーエンドで可視化できるため、ストレージ リソースをビジネス サービスの単位にまでトレースすることができます。

データとストレージの管理をコントロール

OnCommand管理ポートフォリオを使用することで、データとストレージの管理を改善し、一般的なワークフローや複雑なタスクを自動化することができます。また、ストレージ環境に合った最新化の方法を分析して、厳しいビジネス ニーズにも対応することができます。OnCommandポートフォリオには、ネットアップ ストレージを管理するソリューションと他社ストレージを管理するソリューションの両方が揃っているだけでなく、ITエコシステムへのストレージの統合を実現するソリューションもあります。

データ ストレージの管理には、人生と同じで、単純な答えはありません。しかし、最適な管理ツールを見極める第一歩は、現在ストレージに求められているビジネス ニーズを理解し、将来の計画を見据えることから始まります。

こちらのビデオでは、ハイブリッド クラウド環境でOnCommand Unified ManagerをNetApp Private Storage(NPS)、Amazon Web Services(AWS)と組み合わせたソリューションをご紹介しています。

ホワイトペーパー、データシート、ユーザ事例では、OnCommand Insightについての詳しい情報をご覧いただけます。OnCommand Insightリリース7.1に搭載された新機能などの、製品のさらに詳しい情報については、四半期ごとに更新しているお客様向けWebセミナー シリーズのセッション1セッション2をご覧ください。

Kristina Brandは、ネットアップのシニア プロダクトマーケティング マネージャーとして、Unified Manager、Performance Manager、Workflow Automation、APIサービスなど、多数のOnCommand製品を担当しています。製品トレーニング セッションのインストラクターを務めるとともに、お客様と頻繁に会い、お客様が抱えるストレージ管理の課題を探り出すとともに、利用可能なソリューションを提案しています。

David Bolandは、ネットアップのデータ管理ソフトウェア プロダクト マーケティング チームの一員として、OnCommand Insight製品ラインと、データセンターのオープンな管理を実現するためのソリューションを担当しています。ネットアップに入社する前には、Juniper Networks、Lucent Technologies、Ascend Communications、Cascade Communicationsで製品の管理やマーケティングに関連するさまざまなポジションに就いていました。

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ご質問、意見交換、情報提供は、ネットアップのコミュニティ サイトまでお願いいたします。

Kristina Brand Kristina Brand
ネットアップ
シニア プロダクト, マーケティング マネージャー

Kristina Brandは、ネットアップのシニア プロダクトマーケティング マネージャーとして、Unified Manager、Performance Manager、Workflow Automation、APIサービスなど、多数のOnCommand製品を担当しています。製品トレーニング セッションのインストラクターを務めるとともに、お客様と頻繁に会い、お客様が抱えるストレージ管理の課題を探り出すとともに、利用可能なソリューションを提案しています。
David Boland David Boland
ネットアップ
プロダクト マーケティング, マネージャー

David Bolandは、ネットアップのデータ管理ソフトウェア プロダクト マーケティング チームの一員として、OnCommand Insight製品ラインと、データセンターのオープンな管理を実現するためのソリューションを担当しています。ネットアップに入社する前には、Juniper Networks、Lucent Technologies、Ascend Communications、Cascade Communicationsで製品の管理やマーケティングに関連するさまざまなポジションに就いていました。
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OnCommandデータ管理
ポートフォリオについて

業界をリードするNetApp OnCommand管理ソフトウェア製品は、オンプレミスとハイブリッド クラウドのデータ管理を簡易化します。共有ストレージ インフラの管理を強化できるとともに、データ ファブリック内のあらゆるリソースのデータを共通の方法で管理するために必要な可視性を得ることができます。

OnCommandポートフォリオには、OnCommand Unified ManagerとOnCommand Insightのほかに、次のような製品があります。

  • System Manager:FASストレージ システムの要素をシンプルに管理できます。
  • Unified Manager:NetApp clustered Data ONTAPストレージ環境の健常性を監視できます。
  • Performance Manager:clustered Data ONTAP環境のパフォーマンスを分析し、最適化することができます。
  • APIサービス:オンプレミス、クラウド内を問わず、ネットアップ ストレージのデータを統合して、ストレージ管理プロセスを合理化することができます。
  • Workflow Automation:繰り返し実行する手動のストレージ管理プロセスを自動化できます。
  • Cloud Manager:ハイブリッド クラウド リソースの導入、管理、追跡を合理化できます。
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