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NetApp SnapCenterソフトウェア:複雑なデータ保護をシンプルに
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データ保護はネットアップの最優先事項であり、当社ではデータ保護製品をさまざまな形でパッケージ化し、提供しています。NetApp® SnapCenter®ソフトウェアは、ネットアップのデータ保護製品を統合し、管理を容易にする最新製品です。SnapCenterは一括管理の可能な拡張性の高いデータ保護プラットフォームで、汎用性と整合性に優れたデータ保護を実現します。SnapCenterは、導入しやすく容易にカスタマイズできる、新しいアプリケーション データ保護プラットフォームです。

データ保護の課題

一口にデータ保護と言っても、その分野はさまざまです。中には非常に管理の難しい分野もあります。たとえば、バックアップの分野では、時間がかかる、効率が悪いといった問題が一般的となっています。従来のバックアップ、リストア アプローチは処理速度が遅く、テスト環境や開発環境とのデータのやり取りに時間がかかり過ぎて、バックアップやリストアが終わる頃にはデータが古くなっていた、という話も少なくありません。また、アプリケーション、データベース、ストレージ、仮想化など、分野ごとにチームを組んでいる大企業では、チーム間での複雑な連携が必要となる上、多くのアプリケーション管理者が、セルフサービス機能を利用できていません。こうした管理者の多くは、まずIT部門にチケットを提出し、その後バックアップ管理者にテープを取り出してもらわないと、リストアを実行できないのです。さらに最近では、自社運用環境とクラウドとの間で双方向に通信されるデータをどのように管理していくのか、という課題があります。データがどこにあっても、常にシームレスに保護できること。それがデータ保護の課題なのです。

NetApp SnapManagerソフトウェアを上回る性能

NetApp SnapManager®ソフトウェアは、何年にもわたってネットアップのお客様に卓越したデータ保護機能を提供してきましたが、クラウド統合データ ファブリックには、それ以上の機能が必要となります。ネットアップの各種SnapManager製品をお使いいただくと、データ保護の課題をある程度解消できます。いずれの製品も処理が速い上、アプリケーションとの整合性が取れたスナップショットベースのデータ保護機能を備えており、バックアップに伴う「低速」と「非効率」の課題を解消します。ですが、環境を拡大していくとなると、話は少し複雑になります。たとえば、20件程度のSQL Serverを導入した場合でも、導入先のホストを20個、バックアップ先も20箇所用意する必要があります。さらに、バックアップ先ごとに、スケジュール設定やジョブ監視、クローニング処理やリストア処理を行わなければなりません。

SnapManagerは、アプリケーションとの整合性があるバックアップを作成し、スナップショット ベースのデータ保護を行う優れた製品ですが、SnapCenterは、データ ファブリック内を移動するデータを自在に管理できるという点で、SnapManagerよりも高度な機能を誇る製品です。SnapManagerとは異なり、SnapCenterはユニファイド インターフェイスを特長としており、単一のコンソールで20個のSQL Serverをすべて管理できます。SnapCenterでは、ポリシーを作成してさまざまなSQL環境に適用できます。つまりすべてのホストを単一インターフェイスで管理できるのです。

全体像を把握

図1)SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年

図1の中央にあるのがネットアップの新製品、SnapCenter Serverです。一括管理、高可用性、ロードバランシングを実現するように設計されており、共通のGUIでITインフラ全体を容易に管理できるほか、ロールベースのアクセス制御機能を備えているため、一元的な監視と管理の委譲が可能です。図1の左側にあるのは、SnapCenter Serverによって各デバイスにインストールされた、SnapCenterのプラグインです。この軽量なアプリケーション プラグインは、役割に特化した機能やワークフローを提供します。SnapCenter Serverとそのプラグインは、ネットアップの各種ストレージ プラットフォームに対応しており、SnapCenterは、マルチプラットフォーム ストレージとも互換性を持つように設計されています。さらに、複数のハイパーバイザーにも対応しています。

管理者の負担を軽減

次の図の右側に記されているのは、2種類のユーザ像とその役割です。一方のユーザはインフラ管理、もう一方はアプリケーションとデータベースの管理を担当しています。

図2)SnapCenterを使用すると、IT管理者は、アプリケーションやデータベース / ストレージの管理要件を満たすことができます。

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年

インフラ管理を担当するユーザは、SnapCenterのインストールと設定をはじめ、ロールベースのアクセス制御(RBAC)の設定や、他のSnapCenterユーザへの権限の委譲を行います。また、SnapCenterによってインフラの監視や、制御、監査を行います。通常インフラ管理担当者には、図2に挙げられている役割のいずれかが割り当てられますが、その任務には、SnapCenter Serverとストレージ プラットフォームの管理が含まれます。

画像の上部には、SnapCenterのプラグインを搭載したホストがあります。このプラグインをホストに導入するのは、アプリケーションとデータベースの管理を行うユーザであり、このユーザは、ジョブのセルフサービス バックアップ、リストア、クローニングも行います。ただし、実行できるタスクは、SnapCenterの管理者が許可したものに限られます。通常、アプリケーションとデータベースの管理を行うユーザは、図2に挙げられている役割を担当しますが、SnapCenterなら、非常にきめ細かい単位で、管理者の役割分担を行うこともできます。

SnapCenterの価値

SnapCenterには、以下のような付加価値があります。

簡易性

  • GUIによる一元管理が可能。全SnapCenterプラグインの監視、通知、記録、レポート作成、スケジュール作成が、1箇所で行えます。1つのユーザ インターフェイスで、すべての処理を実行できます。
  • アプリケーション、仮想化、データベースなどの管理対象に最も適したワークフローを活用できます。
  • 1つのユーザ インターフェイスから、SnapCenterプラグインの相互運用性を確認したり、SnapCenterプラグインのインストールやアップグレードをノンストップで実行することが可能です。

スケーラビリティ

  • バックアップとリストアのパフォーマンスを強化します。
  • 自社運用環境や、データ ファブリック全体で使用されている数千ものアプリケーションのデータを、一元的に保護できます。
  • SnapCenter Serverを透過的に追加し、高可用性と負荷分散を実現することが可能。数千ものアプリケーションをサポートできます。

セルフサービスが可能

  • ロールベースのアクセス制御機能が搭載されているため、監視体制を維持しながら、アプリケーション管理をセルフサービスで行えます。
  • アプリケーションとの整合性が取れた、ハイパフォーマンスなクローニングとクローン ライフサイクル管理機能が、テストと開発の期間を短縮します。
  • フルセットのREST APIを利用して統合が行えるほか、フルセットのPowerShell cmdletを活用して他社製品のオーケストレーションやクラウド管理が行えます。

管理の仕組み

次の図は、データ保護とクローン ジョブ全般の基本的な仕組みを表したものです。バックアップとクローニングを行う際には、必ずリソース、ポリシー、データセットの間でデータ通信が行われます。

図3)次の図は、SnapCenterによるホスト、リソース、ポリシー、データベース(青色)の管理を図解したものです。

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年

ホスト:保護対象のアプリケーションやデータベースをホストするサーバ(物理サーバまたは仮想サーバ)。

リソース:保護またはクローニング対象のアイテム。たとえば、SQL Server向けプラグインを使用している場合、リソースはデータベース、インスタンス、または可用性グループとなります。

ポリシー:バックアップ、クローニング、検証ジョブの実行方法を定める規則です。ポリシーの項目には、スケジューリング、保持、レプリケーションに関する設定のほか、プレスクリプトとポストスクリプトの引数などの設定が含まれます。

データセット:保護対象のリソースを編成するための手段でもあり、まさに保護すべきデータそのもの、とも言えます。データセットは、バックアップやクローニングのジョブごとに必要となります。データセットに含まれていないリソースのバックアップや、クローニングを実行することはありません。

導入モデル

次の図は、SnapCenterの導入事例を示したものです。

テスト / 開発環境(非本番環境)への導入

テスト / 開発環境のような、本番環境以外の非常にシンプルな構成の環境では、Microsoft SQL ExpressをSnapCenterのレポジトリとして使用できます。

図4の例では、Microsoft SQL Expressを、SnapCenterのホスト自体にインストールできます。

また、アプリケーション データベースのFlexCloneコピーを、個々のユーザのニーズに合わせて作成できます。

図4)テスト / 開発環境でのSnapCenter導入モデル

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年

本番環境への導入

本番環境に導入する場合、SnapCenterのレポジトリ データベースは、SnapCenter Server自体ではなく、別のサーバ上に配置されますので、注意してください。また、本番環境なので、SQL Expressは使用していません。

図5)本番環境でのSnapCenter導入モデル

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年

上図の左側では、VMware 6.1向けVirtual Storage Console(VSC)によって、VMware環境と統合されていることが示されています。

図の右上は、SnapCenterがSnapVault®によって長期保管データを更新していることを示しています(複数のリカバリ ポイントを設定可能)。

また、災害復旧を目的とする場合は、SnapCenterはSnapMirror®を使用してDRサイトのデータを更新します。

注意:SnapCenterでは、SnapVault関係やSnapMirror関係の作成と初期化は行えません。SnapCenterで行えるのは、こうした関係の更新と、クローニングとリストア処理の効率化(必要な場合)のみです。

高可用性環境への導入

次の図は、SQL Serverの可用性グループ、Network Load Balancing(NLB)、Application Request Routing(ARR)など、Microsoftの高可用性機能を使用する環境でのSnapCenterの運用を示したものです。

図6)高可用性環境でのSnapCenter導入モデル

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年

SnapCenter Release 1.0の概要

SnapCenterは幅広いデータ保護要件を満たすように設計されていますが、一度のリリースで、すべての要件に対応できるわけではありません。

SnapCenterバージョン1.0は、SnapCenter Server、Microsoft SQL Server向けSnapCenterプラグイン、そしてMicrosoft Windows用SnapCenterプラグインに重点を置いて開発されています。

VSC 6.1 for VMware Backup and RecoveryをSnapCenterと統合して、仮想環境(VMDK)でSQLをバックアップすることもできます。

なお、SnapCenter Serverは無料で利用でき、SnapCenterプラグインには、既存のSnapManagerやSnapDrive製品およびバンドルと同じライセンスが適用されています。

SnapCenterでサポートされているのは、clustered Data ONTAP® 8.2.2以降のみとなります。

下の図と表は、SnapCenter 1.0のコンテンツ、サポート、機能、制約事項をまとめたものです。

図7)SnapCenterバージョン1.0は、非仮想化環境とVMware環境、インフラVMで運用されているSQLデータベースをサポートします。

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年


表1)SnapCenterバージョン1.0がサポートするプラットフォーム

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年


表2)SnapCenterバージョン1.0の新機能と制約事項

SnapCenterは、データ保護とクローンの管理を一元的に行える、拡張性に優れたソフトウェア プラットフォームです。

出典:ネットアップ、2015年

まとめ

ネットアップは、SnapCenterプラグインを、既存のSnapManagerやSnapDrive®製品と同様に、ライセンス機能として提供(ホスト単位、またはバンドルの一部として)することによって、SnapCenterの導入を合理化しました。SnapManagerやSnapDriveのライセンスをお持ちのお客様は、そのままSnapCenterをお使いいただけます。新しいSnapCenter Serverは無償でダウンロード可能ですので、その機能を今すぐ活用できます。

SnapCenterを是非お試しください:SnapCenter Serverをダウンロード

災害復旧(DR)にパブリック クラウド リソースを活用して、コストの削減と、柔軟なデータ管理を可能にし、さらにハイブリッド クラウド インフラのビジネス データを確実に管理する方法とは?詳細は、当社のソリューション概要『NetApp Snap-to-Cloud Disaster Recovery Solution Kit: Snap to the cloud, recover from anywhere』をご覧ください。

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John Spinks John Spinks
ネットアップ
テクニカル マーケティング エンジニア

John Spinksはネットアップのベテランのテクニカル マーケティング エンジニア(TME)で、エンタープライズ アプリケーションのバックアップ、リカバリ、クローニングを専門としています。Johnは、SnapCreator Frameworkの責任者でもあり、プロフェッショナル サービス向けのツールだったSnapCreator Frameworkとそのプラグインを、フルサポート付きの製品へと進化させました。また、SnapCenterのTMEも兼任し、SnapCenterの機能と採用率の向上に取り組んでいます。
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