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フラッシュで実現。スピード社会の ニーズに応えるストレージ パフォーマンス

Lee Caswell(ネットアップ、プロダクト&ソリューション マーケティング担当バイス プレジデント) シェアするNetAppオフィシャルFacebook  

現代の世界では、忍耐はもはや美徳ではありません。モバイル デバイス、ソーシャル ネットワーク、クラウド コンピューティングが浸透した結果、誰もがあらゆるデバイス、場所、アプリケーションから情報にアクセスできることを期待するようになり、遅延に対する許容度はゼロに近付いています。Webページのロードや、アプリケーションからの結果が返されるまでに数秒かかると、私たちは、クリックして別のサイトに移動したり、購入を取りやめてしまいます。

また、おそらくこうした変化を背景に、ビジネス モデルにも変化が起きています。すぐに実行に移せる情報をより迅速に提供して、ローンの承認から、設計上の決定、製造時の選択まで、さまざまな場面でデータ主体の意思決定をサポートするビジネス モデルが求められるようになっています。ビジネスには、あらゆる場面でカスタマイズされたエクスペリエンスを提供する、という新たな要求が突きつけられるようになったのです。

ITには、今、次世代のアプリケーションを支えることのできる十分な柔軟性と高速性を備えたITインフラを構築して、データ主体の世界の要求に応えることが求められています。ストレージのパフォーマンスは、この目標を達成するためのクリティカルなパス上にあります。

アーキテクチャに欠かせなくなったフラッシュ

従来のストレージがボトルネックとなって、 サーバのCPU能力を高めても、アプリケーションのパフォーマンスが向上しない状況が生じています。おそらく多くの方は、フラッシュSSD搭載のノートパソコンにアップグレードしたときに、処理速度が大幅に向上した経験をお持ちではないでしょうか。データセンターに必要なソリューションも、ほぼ同じくらいシンプルです。

オールフラッシュ ストレージ システムは、コストを大幅に抑えながらパフォーマンスを大幅に高める、新たなアーキテクチャ上の選択肢をデータセンターにもたらします。

図1)DRAM、ディスクと比較したフラッシュのコストとパフォーマンス

DRAM、ディスクと比較したフラッシュのコストとパフォーマンス

出典:ネットアップ、2015年

パフォーマンス要件の厳しいワークロードをオールフラッシュ ストレージに移行すると、ディスクベースのストレージと比較してコストを100分の1に削減できます。ITインフラをアップグレードしてオールフラッシュ ストレージを組み込むと、パフォーマンス上の問題を解決できるだけでなく、投資効果(ROI)も即座に現れます。20%のCPU利用率で稼働しているエンタープライズ サーバは珍しくありませんが、クラウド プロバイダは90%に迫る利用率を達成しています。改善の余地はたくさんありますが、データベースをはじめとするアプリケーションがコア単位のライセンス モデルへ移行していることから、利用率を高めるための取り組みは、今後優先順位が大きく上昇すると見込まれます。

ソフトウェア コストの削減によって、フラッシュへの投資を回収

ご存じかもしれませんが、データセンターでは、2015年に、これまでの方法の根本的な見直しを迫る複数の出来事が同時に起きようとしています。いずれも、IT関係者全員に対応を迫るものです。

  • Windows Server 2003のサポート終了: Windows Server 2003は、7月にサポートが終了します。このため、Windows Server 2003を今も実行している2,380万台のサーバをアップグレードするための、新しいサーバの販売が加速する見込みです。最新のIntel Haswellプロセッサを搭載した新しいサーバは、コア数が多く、処理性能が向上しているため、データセンターのバランスはさらに崩れることになります。
  • コア単位のデータベース ライセンス: エンタープライズ向けデータベースは、年間ベースでコアの数だけライセンス料を支払う体系に変わり、ソフトウェア コストが倍になる可能性が生じています。16コア サーバ上のSQL Server 2014のライセンス コストは、年間10万4千ドルとなり、Oracleのライセンス コストは4倍になります。
  • vSphereとHyper-Vの新バージョン: 最新のハイパーバイザーでは、サーバあたりの仮想マシンの台数を増やせますが、仮想マシンの台数は、I/Oパフォーマンスによって制約されているのが現状です。このため、サーバの利用率が高まらず、特定の台数の仮想マシンを実行するコストが上昇する結果となっています。
  • Windows XPのサポート終了: Windows XPのサポートが2014年に終了したことがきっかけとなって、仮想デスクトップに移行する企業が大幅に増えています。VDI採用の最大の障害となっているのが、どのようにしてクライアントあたりのコストを物理デスクトップよりも抑えるか、という点です。

しかし、フラッシュ ストレージを適切に導入すれば、こうした問題を解決し、サーバ利用率の向上と、ライセンス コストの削減という形で大きな投資効果を実現できます。

フラッシュ ストレージのメリットは、極めて明快です。CPU利用率を倍に高めることができれば、サーバの台数を半分に削減し、同じワークロードのデータベース ソフトウェアのライセンスを統合できる可能性が開けます。同様に、利用率が3倍になれば、コストを3分の2削減できます。

もし御社がデータセンターでこうした課題に直面されているのであれば、フラッシュにアップグレードする以外の選択肢はありえません。

ストレージ パフォーマンスの影響を極めて受けやすい、非常にクリティカルなワークロード

多くのIT関係者にとって、3つのクリティカルなワークロードが最大の懸念となっています。この3つのワークロードは、ストレージ パフォーマンスの影響を極めて受けやすい一方、ストレージのアップグレードによって大きな投資効果が現れるという特徴があります。

  • ハイパフォーマンス データベース: Microsoft SQL Server 2014、Oracle 12、Oracle RAC、MySQLのような広く普及したハイパフォーマンス, データベースでは、データベース管理者(DBA)は、これまで比較的速度の遅いディスクドライブから最大限のパフォーマンスを引き出すために、ストレージを非常に慎重に計画しなければなりませんでした。その結果、多くの場合、何ラック分ものオーバープロビジョニングされたディスクが存在することになり、スペース、電力、冷却能力が消費されてきました。
  • サーバ仮想化: ハイパーバイザーは、CPUリソースとRAMリソースの仮想化に大きく貢献していますが、ストレージI/Oの仮想化には大きな障害となっています。その結果、ストレージ システムで受信するI/Oストリームがますますランダム化される、「I/Oブレンダー エフェクト」が発生し、ストレージ コントローラのキャッシュと読み取り / 書き込みのスケジューリングに深刻な負の影響を与えています。ストレージ パフォーマンスが向上すれば、サーバあたりの仮想マシンの台数を増やして、物理サーバを統合し、ハイパーバイザーのコストを削減することが可能になります。
  • 仮想デスクトップ: 仮想デスクトップのユーザには、パフォーマンスを判断する絶対的な基準があります。それは、物理デスクトップです。仮想デスクトップ インフラ(VDI)には、物理デスクトップと同じレベルのパフォーマンスを提供しながら、ブート ストーム、ログイン ストーム、ウイルス スキャン時に大量に発生する読み取り要件にも対応することが求められています。また、VDIは、負荷の高いランダムな書き込みの影響も受けます。Windowsファイルシステムは、アイドル時にも、デスクトップあたり毎秒1MBのデータを書き込みます。

データベースがほとんどのデータセンターにとってクリティカルであることは、言うまでもありません。また、エンタープライズ ワークロードの70~80%が仮想化されている今、仮想インフラのパフォーマンスは、ほぼすべての処理に直接影響します。仮想デスクトップの広範な採用を妨げていた唯一の障害は、物理デスクトップのコストと比較した場合の、クライアントあたりのコストでした。ストレージのパフォーマンスを高めることは、上記の3つのワークロードすべての問題を解決します。

パフォーマンスとROIをもたらすネットアップのフラッシュ ソリューション

ネットアップは、大きなメリットをもたらす、充実したラインナップのオールフラッシュ ソリューションで、ハイパフォーマンス データベース、仮想サーバ、仮想デスクトップのニーズに応えます。

図2)パフォーマンスの影響を極めて受けやすいワークロードにもたらす大きなメリットと、短期間での投資回収

パフォーマンスの影響を極めて受けやすいワークロードにもたらす大きなメリットと、短期間での投資回収

出典:ネットアップ、2015年

お客様がどのようなストレージ パフォーマンス ニーズを抱えている場合でも、ネットアップには、お客様の要件と予算に応えるフラッシュ ソリューションがあります。また、最適なソリューションの選択も支援いたします。

前述した3つのワークロードでのフラッシュの詳しい活用方法については、今後のTech OnTapで詳しくご紹介する予定です。今月号には、データベースのパフォーマンスを高めるためのフラッシュの活用に関する記事を掲載しています。 5月号、6月号に掲載予定の、VDI環境と仮想サーバ環境に関する記事もどうぞご覧ください。



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Lee Caswell Lee Caswell
ネットアップ
プロダクト&ソリューション マーケティング担当バイス プレ
ジデント

Lee Caswellは、ネットアップのプロダクト&ソリューション マーケティング部門のバイス プレジデントとして、お客様による新製品の採用と、パートナーシップ、統合の促進に取り組んでいるチームを率いています。ネットアップには2014年に入社し、ストレージ、フラッシュ、仮想化市場で先頭に立ってきた豊富な経験があります。
ネットアップに入社する前は、Fusion-IO(現SanDisk)でマーケティング担当のバイス プレジデントを務めていました。また、VMware、Adaptecなど多くの企業でリーダーを務めてきました。
Leeは、カールトン カレッジで経済学の学士号を、ダートマス大学でMBAを取得しています。
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ネットアップは、包括的なソリューションで、お客様のあらゆるニーズに応えています。以下のTech OnTapの記事で詳しく解説しておりますので、ご参照ください。

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