NetApp Tech OnTap NetApp
NetApp Tech OnTap
     
NetApp Insight 2014を振り返って
ネットアップ
仮想ストレージ アーキテクト
Nick Howell
ネットアップ
リファレンス アーキテクト
Glenn Sizemore

NetApp® Insight 2014は大成功のうちに幕を閉じることができました。Tech OnTapではこれを受けて、Nick HowellとGlenn Sizemoreによる概要レポートをお届けします。2人はラスベガスとベルリンの両イベントでプレゼンターを務めただけではありません。共同進行役のPete Flechaや多くのスペシャル ゲストと協力し、その日のハイライトをまとめたものをネットアップ コミュニティのポッドキャストで毎日配信するという素晴らしい仕事をしてくれました。このポッドキャストでは、ネットアップとIT業界の最新ニュースを紹介しています。ぜひご視聴ください。

Nick Howell、Glenn Sizemore

昨年ラスベガスとベルリンで開催されたNetApp Insightカンファレンスに参加できなかった皆様にも、このイベントの内容についてここでご紹介させていただきます。NetApp Insightはもともと、ネットアップの社員とパートナーに限定した技術カンファレンスでしたが、2014年は、ネットアップの技術的な強みのすべてを、初めて一般にも公開しました。

お客様は、技術セッション、ハンズオン ラボ、展示を体験されたほか、ネットアップのエグゼクティブによる基調講演に参加されました。ラスベガスのイベントでは、ナショナル フットボール リーグ(NFL)の伝説的プレーヤーとの交流会にも参加されていました。

ネットアップはこのイベントで、現行の製品と新たに開発した製品のいずれについても詳細を紹介し、何事も包み隠すことなく披露しようとする意識の高さで参加者を驚かせました。お客様とネットアップ関係者を含めた参加者全員にとって、ネットアップがclustered Data ONTAP®、ハイブリッド クラウド、フラッシュなどのテクノロジを大きなバネに2015年を迎えようとしていることが明らかになったイベントでした。本稿では、Insightの目玉となった発表内容の中からいくつかを取り上げて解説し、併せて重要なリソースへのリンクを掲載します。

話題のclustered Data ONTAP

clustered Data ONTAPの技術セッションは、お客様、社員、パートナーに大好評を博しました。ベルリンのあるネットアップ パートナーによると、前年と前々年(2012年と2013年)に担当したセッションは(定員40名に対し)半分しか席が埋まらなかったそうですが、昨年は300席の部屋が参加者でいっぱいになっていました。

2014年は関心の高さはもとより、clustered Data ONTAPを巡る会話の内容にも変化が見られ、単に基本的なことを学ぼうというのではなく、Data ONTAP 8.3 に盛り込まれた最新の拡張機能とクラスタ運用のベストプラクティスを学ぼうとする様子が見られました。clustered Data ONTAPプラットフォームは完全にノンストップであるという考えが反響を呼び始めたのです。たとえば、現在HDDでアプリケーション ワークロードを実行しているお客様の場合、業務上のニーズの変化に応じてハイブリッド ストレージへ、さらにオールフラッシュへとオンラインで移行することができます。

7-Modeからclustered Data ONTAPにまだ移行していないというお客様は、今がそのタイミングです。2014年は導入件数が前年の3倍に伸びました。クラスタ環境に継続的なデータ可用性を提供するMetroClusterへの対応が始まり、包括的な機能セットも用意されました。また、製品の提供が始まっただけではなく、移行ツールも用意されています(成功する移行方法を取り上げた今月号の記事.[3]のチェックをお忘れなく)。ネットアップのプロフェッショナル サービスとツールをご利用になると、プロセスがシンプルになり、完全なノンストップ プラットフォームへとスムーズに移行できます。

エンタープライズ対応のハイブリッド クラウド

ハイブリッド クラウド実現に向けたネットアップのアプローチにどのような意味があるのかは、エグゼクティブであるTom Georgens、George Kurian、Jay Kiddの基調講演を聴くまで、ネットアップの関係者でさえもすべてを理解してはいませんでした。NetApp Private Storage、Cloud ONTAP、そして複数のクラウドに格納されたデータを統合する「データ ファブリック」構築機能は、クラウドの活用を検討している人にとって画期的なソリューションです。

Tech OnTap 1月号では、クラウド アーキテクトのKevin Hillが詳細なCloud ONTAP紹介記事を寄稿しています。KevinとはポッドキャストでもCloud ONTAPの詳細な解説を提供しました。詳しくは、それぞれのコンテンツを参照してください。

簡単に説明すると、ネットアップは次の機能を提供することでハイブリッド クラウドを実現しようとしています。

  • Cloud ONTAP を使用すると、エンタープライズクラスのストレージ インスタンスをほんの数分でパブリック クラウドに実装することができます。NASとSANの統合、統合データ プロテクション、Storage Efficiencyといったclustered Data ONTAPの機能をすべて利用できる上、ネットアップから直接サポートを受けることもできます。Cloud ONTAPは現在、Amazon Web Servicesをサポートしています。
  • NetApp Private Storage(NPS)を利用すると、パブリック クラウドの近くに導入した自社のストレージに重要なデータを格納して制御することができます。つまり、自社データの制御を諦めなくても、パブリック クラウドのコンピューティング機能を活用できるということです。NPSは現在、Amazon Web Services、Microsoft Azure、SoftLayerをサポートしています。
  • ネットアップ テクノロジでデータ ファブリックを構築すると、自社運用のデータセンター、何百ものクラウド サービス プロバイダが実行するData ONTAP、Cloud ONTAPインスタンス、NPSの間でデータを簡単に移動できます。このデータ ファブリックでは、こうした環境すべてに同じデータ アクセス機能と管理機能が提供されるため、環境に手を加えなくても既存のアプリケーションを実行できます。

ラスベガスのイベントでは、これでも不十分とばかりに、Riverbed TechnologyのSteelStore製品ラインを買収したことまで発表されました。SteelStoreは、クラウドのデータを完全に保護した状態で簡単にバックアップ、アーカイブするアプライアンスです。

充実したポートフォリオを提供するネットアップ

Insightカンファレンスでは、ネットアップがこの1年間で、単一製品ラインのベンダーから充実したポートフォリオを有するベンダーへと変貌したことが明らかになりました。ネットアップはFASやclustered Data ONTAP、そして上述したハイブリッド クラウド向けの拡張機能を搭載したノンストップのスケールアウト インフラで業界をリードしていますが、それだけではありません。コスト効率と高パフォーマンスではおそらく業界No.1のエンタープライズ ストレージ、Eシリーズ プラットフォームも提供しています。フラッシュ ソリューション、各種の統合インフラ、オブジェクト ストレージについても、他社には真似できないほど幅広いラインナップを取り揃えています。

  • 包括的なフラッシュ ポートフォリオ
    • オールフラッシュFASシステムは、優れたストレージ パフォーマンスに併せて、ONTAPのデータ管理機能をすべて提供します。
    • EFシリーズ オールフラッシュ アレイは、ストレージ レイヤに豊富なデータ管理機能を必要としない環境に、きわめて優れたパフォーマンスを提供します。
    • FlashRay®はネットアップの次世代型オールフラッシュ ストレージ システムです。既存の不揮発性デバイスのほかに、今後登場する不揮発性デバイスも活用できるよう最適化されています。
  • 統合インフラ
    • FlexPod®ソリューション ポートフォリオは、ネットアップ ストレージ システム、Cisco® Unified Computing Systemのサーバ、Cisco Nexusファブリックを組み合わせ、柔軟で簡単に導入できる単一アーキテクチャを構成したものです。FAS、オールフラッシュFAS、Eシリーズ、EFシリーズの各ストレージを使用できます。
    • NetApp Integrated EVO: RAILソリューション発表されたばかりです。ハイパーコンバージド インフラに、機能をフル装備したNetApp FAS2500ストレージを組み合わせています。
  • オブジェクト ストレージ
    • StorageGRID® Webscaleは、エンタープライズとクラウドのどちらにも最適なノンストップのオブジェクト ストレージを提供します。

皆様ご存じのように、ネットアップはこの1年、間を置くことなく次々と製品を投入してきました。そしてこの数々の新製品とともに、今スタートを切ろうとしています。お客様がどのようなデータ管理を必要としていても、ネットアップのポートフォリオなら、そのニーズに応えるソリューションが見つかります。

図1:ネットアップの製品ポートフォリオには、共有ストレージと専用ストレージのどちらの要件にも応えるソリューションが揃っています。

Insight関連リソース

Insightに参加できなかった皆様のために、ここでは2つのイベントに関する主なリソースをいくつか紹介します。

基調講演

ラスベガスのイベントで行われた基調講演は、すべてこちらから視聴可能 です(登録が必要です)。

ネットアップのCEOであるTom Georgens、エグゼクティブ バイス プレジデントのGeorge Kurian、CTOのJay Kiddがそれぞれ登壇した製品中心のプレゼンテーションに加えて、Cisco、VMware、Fujitsuによる基調講演のプレゼンテーション、クラウドなどのホットな話題に関するパネル ディスカッションをご覧になれます。

ネットアップ コミュニティのポッドキャスト

昨年のInsightに参加できなかった皆様も、どうぞご安心ください。ラスベガスとベルリンから届けられた「本日のハイライト」をネットアップ コミュニティのポッドキャストでご覧いただけます。ネットアップのエグゼクティブとのスペシャル インタビューも視聴できます。

Insight U.S.—ラスベガス

  • 1日目 。スペシャル インタビュー:ネットアップ クラウド ソリューション グループのLee GatesがSteelStoreについて語ります。
  • 2日目
  • 3日目
  • 4日目 。スペシャル インタビュー:NetApp Lab on DemandのToby Creek

Insight EMEA—ベルリン

  • 1日目
  • 2日目 。スペシャル インタビュー:EMEAのテクノロジおよび戦略担当ディレクター、Matt Watts
  • 3日目 。スペシャル インタビュー:ネットアップ クラウド スペシャリスト、Val Bercovici

ポッドキャストのコンテンツは、iTunes, Android, and Stitcher でも配信しています。

技術セッションとハンズオン ラボ

ラスベガスとベルリンの両イベントでは、参加者のために20コースの分科会を用意し、さらにお客様向けに約200の技術セッションとハンズオン ラボを各会場で実施しました。ラスベガスで人気を博した上位5つの分科会は次のとおりです。

  • Data ONTAPの中核機能
  • 仮想化
  • Microsoft向けソリューション
  • マネージャビリティ製品
  • クラウド

セッションは次の5つが人気でした。

  • 認定資格取得に向けた準備セッション—NCDA clustered Data ONTAP
  • vSphere向けネットアップのベストプラクティス パート1:clustered Data ONTAPでVMware環境を運用する場合の最新ヒントとベストプラクティス アップデートv4
  • vSphere向けネットアップのベストプラクティス パート3a:VMware環境にストレージ ネットワークを構築する場合の7つの大罪 パート1
  • vSphere向けネットアップのベストプラクティス パート2:サイジングとパフォーマンス
  • clustered Data ONTAP:移行、アプローチ、ソリューション

結果的には、ベルリンと同様にここでもMetroClusterのセッションが人気でした。

2つのイベントを通じて、600名近いネットアップのエンドユーザ様が1,200以上のハンズオン ラボ セッションに参加されました。どちらのイベントでも人気の高かった上位5つのハンズオン ラボを挙げると、次のようになります。

  • clustered Data ONTAP 8.3の基本コンセプト
  • 7-Mode Transition Toolによるclustered Data ONTAPへの移行
  • clustered Data ONTAP 8.3の高度なコンセプト
  • Virtual Storage Console for VMware vSphere 5.5
  • OnCommand Insight 7.0.1によるパフォーマンス分析、レポート作成、キャパシティ プランニング

ご質問、意見交換、情報提供は、ネットアップのコミュニティ サイトまでお願いいたします。

By ネットアップ, 仮想ストレージ アーキテクト, Nick Howell

Nickは、データ ストレージ テクノロジと統合を担当するトップ エバンジェリストです。エンジニア、管理者、コンサルタントとして長年経験を積んだ後、ネットアップに入社しました。お客様に最適な仮想化ソリューションを紹介するガイド役として、テクニカル レポートを執筆したり、トレード ショーやユーザの集まりで詳細なプレゼンテーションを提供するなど、巨大なITコミュニティの中でネットアップを印象付けてきました。勤続5年を迎えたNickは、ネットアップについてあらゆることを率直に語る提唱者兼エバンジェリストに着任しました。人気の高いDatacenterDude.comを運営するとともに、ネットアップ コミュニティのポッドキャスト を発案し進行役を務めています。

By ネットアップ, リファレンス アーキテクト, Glenn Sizemore

Glennは、インフラ クラウド エンジニアリング チームでクラウドと自動化を専門に扱うリファレンス アーキテクトです。ネットアップ入社以来、Microsoftソリューションを中心に担当してきました。『FlexPod DataCenter with Microsoft Private Cloud Fast Track reference architectures』の共同執筆者であり、ネットアップ ストレージ環境でMicrosoftソフトウェアを使用する場合の総合的なベストプラクティスの開発にあたっています。

Explore
NetApp Insight 2014を別の視点から

以下に紹介するネットアップの社員やパートナーによるブログでは、Insight 2014でのホットな話題について、さらに多くのことがわかります。

NetApp Insight 2015:参加登録受付け中

Insight 2015は、10月12~15日にラスベガスで、11月16~19日にベルリンで開催の予定です。Insightの公式ホームページにアクセスし、参加希望のイベントをご登録ください。

Explore
Go further, faster TRUSTe
お問い合わせ   |   購入方法   |   フィードバック   |   採用情報  |   登録   |   プライバシーポリシー   |   © 2015 NetApp