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いよいよ登場!clustered Data ONTAP 8.3!

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前回はclustered Data ONTAP 8.3がより効率的に、より簡単になる機能を紹介しました。今回はclustered Data ONTAP 8.3で新たに実装された高い可用性を実現する機能について見ていきたいと思います。

MetroCluster

clustered Data ONTAPは大規模なお客様にお使い頂くことも多くあります。例えば国内のある製造業のお客様では、6ノードのFAS8060Aに社内の共有VM基盤が載っており、設計や製造、会計など常時数百の重要なゲストOSが稼働しています。こちらのお客様ではSnapMirrorを使って、1日1回別の同様のサイトへデータを相互にバックアップしています。しかしながら、これまでの非同期SnapMirrorでは1日1回といった頻度でしかなかったため、地震や津波などの自然災害でサイトごと失われてしまった場合は、最大24時間分のデータが失われるリスクがありました。また、切り替えなどを考えるとすぐにビジネスを再開することもできませんでした。

新しいMetroClusterでは、ダークファイバーを使用することで、離れた2つのサイト間でデータの完全同期を提供し、RPO 0の災害対策(DR)を実現します。一度サーバから書き込まれたデータは同時に別サイトにも保存されますので、サイトが被災してもデータが失われることはありません。また、ストレージシステムの切り替え(スイッチオーバー)もコマンド1つ、数分レベルで行うことが可能です。

OpenStackプロジェクト全体(の主なもの)

通常のONTAPでは、サーバからデータが書き込まれるとバッテリバックアップされたNVRAMへデータが保存され、すぐにサーバへACK(書き込み完了)が返ります。NVRAMはHAペア間でミラーされており、いつコントローラに障害が発生してもデータが失われることはありません。

MetroClusterでは、同様の仕組みをサイトを跨いで実現します。サーバからデータが書き込まれるとNVRAMへ格納されますが、同時にローカルにあるHAペアのNVRAMと対向サイトのNVRAMに反映され、それからサーバへACKが返ります。そのため、書き込み中にサイト全体が失われた場合でも、データが失われることはありません。手動または自動でサイトを切り替え、数分のうちにサービスを再開することができます。

実は7-Modeでも同じMetroClusterという機能が提供され、特にヨーロッパの金融機関で多く採用されていましたが、構成は大きく異なります。
clustered Data ONTAPのMetroClusterは、各々のサイトにHAペアが1つずつ、計2セットで構成されます。各サイトのHAペアは別々のクラスタとして動作しています。つまり、常時4コントローラが使用できるのです。単一コントローラの障害ではローカルのパートナーノードが処理を肩代わりし、サイト切り替え時のみ2コントローラで動作するという形になります。

サイト間はダークファイバーで接続されて常にデータが同期され、それとは別にTCP/IPで構成情報が同期されます。サイト間は200kmまで対応することが可能です。プロトコルに特に制限はなく、NFS/CIFS/iSCSI/FC/FCoEの全プロトコルが使用できます。

Local SyncMirror

MetroClusterほど高い可用性は必要ないけど、ディスクの可用性はもっと高めておきたいというお客様にお勧めなのがこのLocal SyncMirrorです。Local SyncMirrorでは、通常のRAID-DPのディスクを、シェルフを分けてさらにミラー(RAID1)することができ、可用性は2倍になります。RAID-DPは、1つのRAIDグループのうち2本ディスクが壊れても大丈夫という技術ですが、Local SyncMirrorを使うことにより、同時に5本のディスクが壊れても、あるいはシェルフ全体が壊れても大丈夫という高い可用性を実現することができます。

OpenStackプロジェクト全体(の主なもの)

この機能は7-Modeには以前からあり、可用性を重視するサービスプロバイダーやポータルサイトなどの日本のお客様には必須の機能となっていたのですが、ついにclustered Data ONTAPでも利用できるようになりました。

clustered Data ONTAPは既に金融機関など多くのミッションクリティカルなお客様でもご利用頂いていますが、MetroClusterとLocal SyncMirrorが揃ったことで、さらに採用が増えていきそうです。

今回の連載でご紹介したclustered Data ONTAP 8.3を弊社イベント「NetApp Innovation 2015」でもご紹介させて頂くことになりました! 当日はclustered Data ONTAPの基本から8.3の新機能、管理製品のOnCommandまで、デモを交えてわかりやすくご紹介させて頂く予定です。 セッションはすでに埋まり始めていますので、できるだけ早くお申し込みください。お申し込みはこちら。招待コードはN5101です。

竹谷 修一 (たけたに しゅういち)
システム技術本部テクノロジーSE部
プリンシパルアーキテクト

外資系UNIXサーバーベンダー、SANスイッチベンダーを経て2008年にネットアップに入社。現在はclustered Data ONTAP担当として、技術支援、案件支援、拡販支援、講演など幅広く行う。趣味はサーバ構築、プログラミング、写真撮影。10歳からコンピュータをこよなく愛し、激辛料理が大好きなエンジニア。夢は自宅地下にDCを作ること。
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