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【検証結果から理解するネットアップのフラッシュ技術】
第14回:
FASシリーズをオール フラッシュ構成にするとどうなる?
高性能と大容量を実現するAll-Flash FASの登場
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はじめに

2014年6月18日のプレスリリースで、FAS2500とFAS8080 EXに加えて、All-Flash FASが発表になりました。

今回は、All-Flash FASについて発表の背景をご紹介します。世の中オール フラッシュ製品のニュースで賑わっていますが、既存のHDDベース製品をオール フラッシュ構成にするとどうなるの?というのは皆さん気にされることだと思います。

ネットアップのEFシリーズは、性能特化型のHDDベース製品であるEシリーズをオール フラッシュ構成にした製品であり、そのメリットは第10回でご紹介しました。 では、ネットアップのFASシリーズをオール フラッシュ構成にするとどうなるの?というお話しを以降でご紹介します。

FASシリーズのオール フラッシュ構成と6月18日に発表になったAll-Flash FAS

ネットアップは2010年に100GB SSDを発表しました。そして、当時のData ONTAP 8.0.1で、SSDのみで構成されたアグリゲートを作ることもできたので、All-Flash FASは2010年から構成できたと言えます。とは言え、100GB SSDでは全データをSSDアグリゲートに配置するのは高コストで困難です。そこで、データは従来通りHDDに配置したままで、頻繁にアクセスされる一部のデータだけを、自動的にフラッシュ デバイスにキャッシュして、オール フラッシュ構成の性能に可能な限り近づけるハイブリッド構成(ネットアップのFlash Cache / Flash Pool)が一般的でした。

さて、ネットアップが2014年にAll-Flash FASを発表した技術的な理由として2つ挙げられます。1つ目はSSDサイズが大容量化したこと。二桁TBのSSDアグリゲートを、現実的な価格で作成すること可能になりました。2つ目は従来モデルから約2倍性能が向上したFAS8000シリーズのリリースです。従来のFAS3200 / FAS6200シリーズでは、コントローラがボトルネックになり、SSDの性能を最大限引き出すことができませんでした。FAS8000シリーズのリリースによってSSDの性能を引き出し、FAS8080 EXで約40万IOPSという高いIOPSを達成することができました。



これにより、一般的なオールフラッシュ製品と比べても遜色ない高性能(約40万IOPS)と大容量(二桁TB)のフラッシュをパッケージしたAll-Flash FASバンドルを提供可能になりました。

All-Flash FASバンドル

2014年6月18日に発表されたAll-Flash FASは以下の通り、5つのバンドルがあります。



従来でもこれらの構成を作ることは可能でしたが、All-Flash FASバンドルは、価格性能比と価格容量比を向上させた「お買い得バンドル」です。

次回の内容

All-Flash FASの発表により、ネットアップのフラッシュ製品ポートフォリオに、All-Flash FASとEFシリーズという2つのオール フラッシュ製品がラインアップされました。次回の内容では、All-Flash FASならではの強みとEFシリーズと比較した棲み分けについてご紹介していきたいと思います。


岩本 知博(いわもと ともひろ)
ネットアップ株式会社 システム技術本部 パートナーSE部 システムズ エンジニア

会津大学大学院 コンピュータ理工学研究科卒、外資系データベース メーカを経て2012年パートナーSEとして入社。入社以来、パートナー支援とフラッシュ ソリューションおよびデータベース ソリューションを中心に活動。写真は、パートナー サミット2014での講演から(じゃんけん大会ではない)。

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【検証結果から理解するネットアップのフラッシュ技術】
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第2回:バーチャル ストレージ ティアとオール
フラッシュ アレイでオーバーサイジングを解決

第3回:バーチャル ストレージ ティアの強み
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~キャッシュ ヒット率とキャッシュの永続性に
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第6回:NetApp Flash PoolとOracle Database Smart Flash Cache の検証結果から理解する サーバ側キャッシングソリューションの特徴

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第10回: ネットアップのオール フラッシュ アレイ
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第11回: NetApp EF550の高可用性を実現する機能「Dynamic Disk Pool」
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第13回: Oracle Database環境でのEF550の有効性
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両立するEF550(バッチ処理編)~
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