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IT インフラの「いま」を可視化、成長に向けた「これから」へ ~ OnCommand Insight (OCI) ~】

過去 6 回に分けて OCI に関してご紹介致しましたが、第7回は、さらに OCI の最新情報をご紹介したいと思います。

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はじめに: OCI のメリットとは?

OCI 最大のメリットは、End-To-End での可視化が実現できる事です。特にシステムが SAN 環境で構成されている場合は、各システムがサイロする事で「インフラ」が見えにくくなり、そのまま運用を続ける事でブラックボックス化してしまいます。 OCI は、お客様の環境を可視化する事で、インフラ環境における問題点をあぶり出す事ができます。

さらに AWSAzure に代表されるクラウド環境を可視化する事ができる為、お客様のオンプレミス環境と合わせたハイブリットクラウド環境すべてを可視化する事ができます。もちろん VMware 社の vCenter に代表される管理ツールや AWSAzure にも管理ツールはそれぞれに管理機能を提供していますが、それをすべて”統合して”可視化する事でシンプルな管理を提供しています。

最近は仮想化というと VMware だけでなく Hyper-VOpenStack も導入する企業様も増えてきました。そういったヘテロな環境でも、 VM 毎に CPU 、メモリ、 IOPS Latency を確認することができ、ボトルネック調査のため、 VM Hypervisor 、ストレージの関連性を End-To-End で確認することができます。

最新版の Update

OCI の最新バージョンは 7.3.1 になりますが、 7.3 7.3.1 の特徴的な追加機能として

  • VVOL の対応
  • ネットワークパケットのキャプチャ
  • OCI サーバでのインベントリデータ・パフォーマンスデータの保存期間が 30 日から 90 日へ延長( DWH サーバは従来通り)
  • レポート機能の拡充

があげられます。今回は、レポート機能に焦点を当ててご紹介します。

レポート機能の拡張

ハイブリットクラウドが当たり前の環境になってきた現状において、システム(仮想マシン)をどこで動作させるのが最適なコストになっているかはブラックボックス状態になっており、 IT 担当者にとって把握しきれない IT 活用が悩みの種になっています。そんなハイブリットクラウド環境をシンプルかつ一目で確認できるのが OCIOCI が持つレポート機能です。このレポート機能では、オンプレにある仮想環境( VMware )環境と AWS で仮想サーバを動作させた場合に、どちらがコスト的に「お得」なのかをレポートする事ができます。

このレポート機能は、VMware 環境の仮想マシンの容量やパフォーマンス情報から最適な AWSEC2 インスタンスを算出し、それらが月額どれくらいの費用がかかるかを以下のように算出してくれるツールです。以下の画面は NetApp 株式会社(日本)で使っている SE ラボから収集した情報を元にしたレポートです。

OCI

1 )レポート機能の拡張

一番右の列が、現在の容量や性能だと AWSEC2 インスタンスだとどれくらいのインスタンスになり、それが現在のコストと比べるとどれくらい安い/高くなるということが表示されています。

最新版のレポート機能では、可視化についての機能強化がされています。以下は、同様に SE ラボにある各仮想マシンの状況ですが、可視化の第一歩として、 vCPU の数と仮想マシンの数、メモリの利用率と仮想マシンの数をグラフ化し、右下のグラフではY軸にメモリ使用率、X 軸に CPU 利用率を表す事でハイブリットクラウド環境における傾向を可視化しています。

OCI

2 レポート機能の拡張

続いて、 AWS EC2 の各インスタンスの価格を入力することで生成されるレポートについて、ご紹介したいと思います。(円換算にしてレポートを作成しています)

OCI

3 レポート機能の拡張

このレポートでは、 AS-IS (現状構成の仮想マシンと同じような構成の EC2 )で AWS に移行した際の費用と、Optimized された( CPU 利用率や IOPS から最適な仮想マシンを EC2 で選択)した際の費用を比べたレポートになっています。レポートを作成した OCI の環境は、社内の SE ラボを対象としている為、あまり利用率が高い状況にはなっておらず、 CPU やメモリをギリギリで利用して、ストレージが余っている状況です。
NetApp 社内環境なので笑)

以下画面のレポートの上段に表示されている、 EC2EBSOptimized の金額は非常に面白い結果となっています。

OCI

4 )レポート機能の拡張

ハイブリットクラウドが一般的になってきた中、 OCI を利用する事でお客様のハイブリットクラウド環境の最適コストの解を導き出しながらの運用が可能になります。なぜ NetApp がこのようなツールを提供しているかというと、そうです“ DataFabric ”につながるからです。どこでどのようなアプリケーションを動作するとリソース的にもコスト的にも最も効率的なのかを定常的に把握することで、お客様のハイブリットクラウドの環境を下支えすることができるからです。

NetApp の本社のあるアメリカでは、以下の NetApp 株式会社社長の岩上のスピーチの記事にもあるように、日本とは逆に、パブリッククラウドからプライベートクラウドへの流れが起きています。

https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20170831_157883.html

そうです。アメリカでは” DataFabric ”が必要になりました。日本でも適材適所でシステムやデータを利用したいという要望をよく耳にしますので、日本での DataFabric の必要性がすぐ目の前に来ているのを私は実感しています。

最後までお付き合いいただきありがとうございます!! OCI を試してみたいというお客様は、弊社営業、SE にお問い合わせください。

池田 正一(いけだ しょういち)

ネットアップ株式会社

システム技術本部 ソリューションアーキテクト部 ソリューションアーキテクト

OCI

図 写真は NetApp Innovation 2017 登壇時のもの

2017年 9月

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