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Software-Defined Storageを実現するONTAP Select
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ニューヨーク市のオフィスでテクニカル マーケティング エンジニアを務めるTudor Pascuです。業務の一つとして、 ネットアップ製品に関するトレーニングとベストプラクティスの提供を担当しています。先日のNetApp Insight®カンファレンスでは、 新しいSoftware-Defined Storage(SDS)製品であるNetApp® ONTAP® Selectについて、 詳細な技術セッションの解説を担当しました。本稿では、 ONTAP Selectの重要なポイントをいくつか説明したいと思います。

ONTAP Selectとは?

安心できる自社のデータセンターでクラウド並みの即応性を実現したいということは、 多くの人が願うところです。一般に、 この願いを持つ人はパブリック クラウド ストレージに慣れていて、 リソースの立ち上げの速さや容量を細かく追加できること、 小規模単位の拡張を低コストで行えること、 必要に応じて既存のサーバ、 ストレージ、 ネットワーク機器を活用できることを高く評価しています。ONTAP Selectは、 こうしたユーザを念頭に設計されました。

ONTAP Selectはネットアップのデータ ファブリックにも対応しているので、 ファブリック内にある他のすべてのストレージ エンドポイントとすばやく通信してデータをやり取りできます。このエンドポイントとは、 ONTAPONTAP CloudNetApp Private Storageで構築されたストレージのことですが、 今後は他のプラットフォームも増える予定です。データ ファブリックでは、 このように多種多様なストレージ アーキテクチャが、 共通する1つのファブリックにまとめられるので、 必要な時に必要な場所でデータにアクセスできます。

ONTAP Selectの詳細

ONTAP Selectは、 NetApp ONTAPをベースにしたソフトウェア専用プラットフォームで、 プライベート クラウドに最適です。直接接続型ストレージ(DAS)を備えた汎用サーバを使用しますが、 ONTAPの代名詞とも言えるエンタープライズ データの管理サービスも利用できます。ブロック プロトコルとファイル プロトコルの両方をサポートしています(NFS、 SMB / CIFS、 iSCSI)。ライセンスは1TB単位で、 HDDのみを使用できる標準ライセンスと、 SSDも使用できるプレミアム ライセンスの2種類があります。

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ONTAP SelectはVMwareのハイパーバイザーにインストールします。具体的にはvSphere 5.5とvSphere 6.0 Enterprise / Enterprise Plusです。完全な冗長性を実現するために4ノード クラスタ(HAペア×2)で構成すれば、 計画的停止や計画外停止の際に60秒未満でフェイルオーバーできます。サポートするストレージ容量はノード1つにつき最大100TBなので、 クラスタ1つにつき400TB(100TB x 4)を搭載可能です。HAペアを構成するノードは容量を同じにする必要がありますが、 4ノード構成を組む場合はHAペアの容量が異なっていても構いません。ONTAP Select標準ライセンス(現在提供中)はノードあたり8~24本の組み込みHDDをサポートし、 プレミアム ライセンス(年内提供開始予定)ではさらに、 4~24本のSSDもサポートされます。

データ ファブリックとONTAP Selectの統合では、 ONTAP Selectがネットアップの管理スイート(NetApp OnCommand® InsightOnCommand Performance ManagerOnCommand System ManagerOnCommand Workflow Automation (WFA)SnapMirror®SnapVault®SnapManager®SnapCenter®の各テクノロジ)に対応していることがポイントです。ONTAP Selectには「Deploy」という専用のセットアップGUIが備わっているのですが、 このDeployはCLIとREST APIにも対応しているので、 スクリプトを簡単に作成できます。クライアントの既存の自動化インフラやNetApp WFAへの統合に手間取ることもありません。

さて、 ONTAP Selectのハードウェア要件ですが、 標準ライセンスには4コアのIntel Xeon(Haswell)CPUと16GBのRAMを搭載したサーバ、 プレミアム ライセンスには4コアのCPUと16GBのRAM、 または8コアのCPUと64GBのRAMを搭載したサーバが必要です。また、 優れたパフォーマンスとローカルでの耐障害性を実現するために、 サーバごとにRAIDコントローラを実装します。ローカル ドライブの構成はRAID 5とRAID 6が可能です。RAIDのパリティ構成のためにソフトウェア レイヤに余計な負荷がかかるのではないかと心配されるかもしれませんが、 ONTAP Selectの場合、 そのような負荷とは無縁であることをここに記しておきます。ONTAP Selectはノードが4つで1つのクラスタを構成するので、 10Gbネットワークが最低2つあれば、 クラスタ内のトラフィックを処理できます。レイテンシが上昇することもありません。

サーバを構成し、 ONTAP SelectをDeployでインストールすると、 各HAペアが本物のNetApp FASコントローラのように動き出します。テイクオーバーやギブバックの機能も、 もちろんフルに利用できます。ONTAP Selectの運用環境はクラスタなので、 ディスクをSSDにするかHDDにするかをHAペアごとに決められます。また、 データをリアルタイムに無停止で移動できるvol moveコマンドを使用すれば、 HAペア間でデータを移動してSLAを達成できます。

まとめ

新しいアイデアを試したり、 コンセプトの実証を実施したりする際、 すぐに新しいハードウェアを用意できるとはかぎりません。このような場合、 ソフトウェア ソリューションであるONTAP Selectなら、 1日のうちに調達、 導入し、 既存のサーバを使用して新たなプロジェクトをすばやく開始できます。また、 データ ファブリックを基盤とした接続ポイントとして、 ONTAP Selectシステム間でデータを迅速に移動して真のアジャイル インフラを実現できます。

本稿では、 ONTAP Selectの重要なポイントをいくつか簡単に説明しました。詳細については、 以下のリソースをご覧ください。

ONTAP Selectの製品ページ

ONTAP Select:Product Architecture and Best Practices

2017年 01月

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