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【ONTAP Cloud の活用シーンと有用性】
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これから3回に分けて、ONTAP Cloud の活用シーンや有用性についてご紹介させて頂きます。AWS上でのみ提供されていたONTAP Cloudですが、Azureでの提供も開始しました!!現在、30日間無料でONTAP Cloudを利用できますので、この機会にぜひお試しください!!※AWSやAzureのインスタンス費用は別途発生します。

本Tech ONTAPでは、第1回:ONTAP Cloudの概要と初期設定手順、第2回:事例、利用シーンやコストなど、第3回:まとめ(DataFabric)と順次ご紹介したいと考えています。

はじめに:ONTAP Cloud とは?

FASシリーズは、独自のIAサーバにNetAppが開発しているONTAPというストレージOSを搭載して販売しています。ONTAP Cloudとは、オンプレのFASシリーズと同じように、ONTAPというストレージOSをAWSやAzure上で動作させたものです。

元々ONTAPがSoftware Defined Storageそのものですが、 “ONTAPがどこででも動作する”というのが、現在のNetAppの戦略の大きな柱であり、これをDataFabricと呼んでいます。※ONTAPだけではなく、AltaVaultやSolidFireもどこででも動作させるのがNetAppの戦略です!!

ONTAP Cloud以外に、市販されているIAサーバ上で動作するONTAP Selectという製品もあり、ONTAP Selectが一般的なSoftware Defined Storageのイメージに近いと思います。このようにNetAppは従来通りのハードウェアアプライアンスでの提供(In a Box)、Software Defined Storageのソフトウェアのみでの提供(As Software)、AWSやAzure上での提供(On the Cloud)という3つの形態でお客様に最適な「ONTAP」とデータ管理の基盤をご提供します。

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“どこででもONTAPが動作する”と、データ管理やデータ移行が非常に簡単になります。その1つの例として、GUI上のドラッグアンドドロップの操作でAWSやAzure間でNetAppのSnapMirrorが動作し、データ移行やデータ同期を行うデモがあります。

https://www.youtube.com/watch?v=Ecy34M54zvQ

海外や日本のイベントでも何度かご紹介していますので、すでにご覧になった方もいるかもしれませんが、YouTubeのビデオで紹介されています。デモは5分くらいから始まります。このビデオでは、NetAppのFounderなどが、A-Teamというアメリカ国内でいろいろなベンダーや製品を紹介しているブロガーに対して、ONTAP CloudやOn Command Cloud Manager (以下、OCCM)を紹介しています。

OCCMは、主にCloud上のNetAppのリソースを管理するための製品で、対象はCloud ONTAP、オンプレのONTAP、NetApp Private Storage for Cloud(詳細は割愛)の3つを管理する製品です。OCCMからONTAP Cloudをデプロイすると非常にシンプルで簡単です。OCCMは、AWSやAzureのマーケットプレースで購入するか、オンプレやクラウドのLinux上にインストールして利用します。

AWS上で利用するには

まず初めに、AWSやAzureで利用するためには、支払のための情報(クレジットカード情報)のほか、Networkの設定(AWSではVPC、Azureではリソースグループ内のネットワーク設定)が必須で、その他、自社との接続のためにVPN等の設定が必要となる場合がありますが、こちらはAWSやAzureのWebサイトや書籍等でご確認ください。

実は2年前からAWSでのONTAP Cloudは利用可能でした。最近ではONTAP Cloud for AWSのHA版もリリースさせて頂きました。ONTAP Cloud for AWSを利用するには、AWSの管理コンソールからログインして頂き、AWSのマーケットプレースにて「NetApp」や「ONTAP Cloud」というキーワードで検索します。マーケットプレースの検索結果からONTAP Cloud for AWSではなく、まずOCCMのインスタンスを起動し、AWSのアクセス情報を入力して初期設定を完了後、ONTAP Cloudのインスタンスを起動することができます。

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初めてAWSを利用する方は、「Launch with 1-click」、すでにAWSを利用されていて、既存のVPCやセキュリティグループを利用する場合は、「Manual Launch」を選択してください。

OCCMの初期設定では、AWSに対する以下のアクセス情報が必要です。

AWS Access Key: IAM(Identity and Access Management)からユーザを作成し、このリソースにアクセス可能なユーザのAccess Keyを入手します。

AWS Secret Key: Access Keyと同じ手順で入手可能です。

AWS Cost S3 Bucket: 格納したいBucket名を指定してます。S3上に予めBucketは作成しておく必要があります。

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上記の画面でいくつかの情報を入力するとOCCMの初期設定は完了です。次に、いよいよONTAP Cloudのインスタンスを立ち上げます。基本的にはOCCMで設定情報を入力すると自動的にAWS上でONTAP Cloudのインスタンスが起動します。以下の画面から、左側のアイコンでONTAP Cloud for AWSを選択して、GUIから必要な項目を入力します。またHAが必要な場合は、中央のアイコンをクリックします。入力項目は、ONTAP Cloudの名前、パスワードの他、VPCやセキュリティグループの選択、ONTAP Cloudのインスタンスの選択、ストレージ容量等になります。

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Azure上で利用するには?

AWSだけ紹介して、Azureを紹介しないわけにはいきませんので、少し長くなりますがAzureに関してもご紹介させて頂きます。

AzureでもAWSと同じようにOCCMのインスタンスを先に起動します。OCCMの設定にて注意点が3点あります。1つが以下の画面で、AWSでAccess KeyやSecret Keyに該当する情報です。

Application ID:Azure Active Directory(以下、AAD)でアプリの登録(App registrations)で作成したApplicationのID。(作成の際の名前やURL等はダミーで問題ありません)

Azure Key:上記で作成したアプリのAPIアクセスに必要なKey。個別に作成する必要があり、有効期限は「無期限」で。

Subscription ID:通常のサブスクリプションID

Tenant ID:AADのプロパティから確認できるディレクトリID(Directory ID)

Application IDの作成後、Azure Keyを発行する前に、APIアクセスに必要なアクセス許可として、「Windows Azure Service Management API」を追加します。

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2つ目が、利用するサブスクリプションを選択して、共同作成者(contributor)に、アプリの登録(App registrations)で作成したApplicationの名前を登録します。

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3つ目が、ONTAP Cloudを任意のサブスクリプションにて作成を許可する設定になります。デフォルトでは「無効化」されているので「有効化」してください。

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初期設定が完了し、ONTAP Cloudのインスタンスを作成する手順はAWSとほぼ同じです。

初期設定もAWSとAzureで異なるのはそれぞれのクラウドの違いが理解できるので面白いですね。インスタンスが立ち上がってしまえば、SSHで接続したり、SystemManagerで管理したりするのはオンプレのFASと全く同じです。本格的にオンプレ環境とAWS、Azure環境を連携させるためには、インターネット経由でSnapMirrorするのは現実的ではなく、VPN接続や専用線接続を行う必要があります。その後は、オンプレ環境と同じようにAWSやAzure上のONTAP Cloudが利用できます。

まとめ

最後まで読んでいただいてありがとうございます!!第1回なので、ONTAP Cloudの概要と初期設定および注意事項について記載させて頂きました。次回からはもう少し踏み込んでお伝えします。

池田 正一(いけだ しょういち)
ネットアップ株式会社
システム技術本部 コンサルティングSE部 コンサルティングシステムズ エンジニア

2016年 12月

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【ONTAP Cloud の活用シーンと有用性】


第 1 回: ONTAP Cloudの概要と初期設定手順

第 2 回:事例、利用シーンやコストなど
  • 掲載予定


第 3 回:まとめ(DataFabric)
  • 掲載予定



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