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【IT インフラの「いま」を可視化、 成長に向けた「これから」へ ~ OnCommand Insight (OCI) ~】

第3回は容量管理・最適化についてです。 今回のテーマは、 容量管理になります。 NetApp では OnCommand Unified Manager でも容量管理はできますが、 どの辺りが OCI と異なるかを含めて記載します。

容量の可視化

OCI は各種 DataSource に接続し、 インベントリを収集することで OCI サーバにてデフォルトで 7日間の容量やパフォーマンスデータが格納されます。 以下に私の所属する Team で使っている FAS(ONTAP 9) を利用容量でソートしてみました。 Java の UI になり、 左側の Internal Volume が NAS で利用、 右側の Volume が SAN で利用している容量になります。

OCI Image

以下は Web の UI で、 FAS の概要や容量の状況など確認することができます。

OCI Image

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またこれらの利用容量のデータは、 OCI サーバから DWH サーバに適宜 ETL ツールにて転送され、 MySQL に格納されます。 長期間の傾向をつかむのであれば、 DWH サーバ内のデータをレポート表示します。 (POC の環境なので長期的な変化がほとんどないことをご了承ください。 )

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容量に関しては、 おそらくどの組織でも増加傾向にあるはずです。 OCI では Tier 毎に単価情報を入れることで簡単に課金レポートは利用できます。 ただ単に容量情報を表示しても、 「あーこれくらい使ってるんだ」で終わってしまいます。 上記の単純なグラフを見ても気づかない部分で NetApp IT の事例をご紹介します。

NetApp の社内 IT での利用

NetApp ではまず社内で各プロダクトを使ってみるという文化があります。 ですので各プロダクトの最初のユーザは NetApp 自身になります。 少し話がそれてしまいますが、 NetApp では FY13 辺りから OCI を利用しはじめています。 OCI を利用し始めて、 P1 と呼ばれる緊急のインシデント(赤)は 86% 減少しながらも、 IT 予算(緑)は 55% 減少、 利用容量(青)は 42% も増えています。 また IT 部門の Director から直接聞きましたが、 障害時のリカバリ時間が劇的に速くなり、 FY12 は 245 分、 FY16 は 75 分だったのですが、 FY17 はさらに 1/4 くらいに激減していると教えてもらいました。 ※IT 予算はさらに減っています。

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話を容量管理に戻します。こちらも社内 IT の事例ですが、課金レポートの中で、Tier1 から Tier3 にストレージ性能を分けて課金対象としていますが、8 月 14 日(真ん中あたり)から赤点線を上回り、予算超過になっています。

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その原因を確認するために新たにレポートを作成して、その原因を確かめたところ、縦軸である IOPS が 128 より少ない領域に主に Tier2 の領域、一部 Tier1 の領域が割当てられていました。もちろんこの IO の少ない領域を容量単価の安い Tier3 に移動して、より負荷の高い領域を Tier1 や Tier2 に変更してあげることで課金と負荷のバランスを取ることができるようになります。

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この辺りを自動化できるのが OnCommand Workflow Automation になります。 以下は、 「Apply」 ボタンを押して Tier を移動する WorkFlow が実行される仕組みです。 さらに Clustered Data ONTAP であれば、 データ移行も無停止で実現できます!!

OnCommand Workflow Automation はグローバルでは多くの実績があります。 日本でも引き合いが増えてきています。 単純な仮想化から自社のインフラをプライベートクラウドに発展させるためにもインフラ運用の自動化は必須項目です。 NetApp IT では、 インシデントとその対応のフローが OCI や Workflow Automation さらに ServiceNow の CMDB と連動し自動化されています。

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プロアクティブな容量管理

FAS の容量の増加傾向や Volume の容量の 80% になったらメール通知するような機能は OnCommand Unified Manager を利用し実現できますが、 容量から課金レポートを作成したり、 API を利用した他のサービスと連携したりすることが OCI の得意とする部分です。 また次回記載予定ですが性能に関しても同様です。 IT の運用管理の分野では長くプロアクティブな対応を求められてきました。 そのプロアクティブな対応こそが、 OCI 導入によって期待できる効果になります。

今回は容量管理というテーマでしたが、 あくまで容量をトリガーとしながら、 プロアクティブに運用管理可能な OCI の NetApp 事例を記載させて頂きました。 次回は性能分析について詳しくお伝えします。

池田 正一(いけだ しょういち)
ネットアップ株式会社
システム技術本部 コンサルティング SE 部 コンサルティングシステムズ エンジニア
国内の SIer を経て NetApp 入社、 写真は 2016年 9月 のビットアイル様のセミナーにて

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関連情報

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【IT インフラの「いま」を可視化、 成長に向けた「これから」へ
~OnCommand Insight (OCI) ~】


第 1 回: OCI 概要

第 2 回: DC 可視化

第 3 回:容量管理・最適化

第 4 回:性能分析
  • 掲載予定


第 5 回:レポート
  • 掲載予定


第 6 回:まとめ
  • 掲載予定

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