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【IT インフラの「いま」を可視化、 成長に向けた「これから」へ ~OnCommand Insight (OCI) ~】

第2回はDC可視化についてです。第1回では、OnCommnad Insight(以下、OCI)とはどういったツールであるかを記載させて頂きましたが、今回のテーマは、可視化ですので、OCIで何が可視化できて、お客様にとって、何が明確になるのかを記載します。

OCIを利用した可視化のステップ

OCIを使って可視化できるのは、監視対象の機器のインベントリ情報とパフォーマンスです。まずは、データセンターや社内にある機器の棚卸とアカウント/パスワードを確認頂き、可視化できる対象を特定します。第1回のTech ONTAPにて、接続対象機器の一覧を示しましたが、再度記載させて頂きます。OCIは、対象機器に対してエージェントレスで情報収集でき、既存環境の変更が必要ない点が大きな特徴です。まれに非常に古いバージョンや最近リリースされたバージョンの機器に対して、接続できない場合がありますが、接続するための定義ファイルがパッチという形で提供される場合が多いです。NetAppの機器に関してはData ONTAP以外にCloud ONTAPや新しいポートフォリオであるSolidFireも接続可能です。また私の環境で、英語OSになりますが、WindowsServer2016のTechnical Preview 4のHyper-Vホストには問題なく接続できました。

OCI Image

接続する権限に関しては、管理者権限が使えない、管理者権限を持つアカウントを作成するために承認が必要など組織によってさまざまな管理手法があるかと思います。OCIでは監視対象の接続機器に対して、read-onlyのアカウント権限での接続が基本で、機器によっては追加の権限が必要となります。

OCIの接続対象機器に関しては、OCIサーバからネットワークで接続できる必要があります。管理セグメントやバックアップセグメントからのみ接続できるネットワークの場合や機器の間にFWがある場合には注意が必要です。例えばOCIサーバからNetApp FASへ接続する場合は、HTTPSやHTTPを利用します。リモート拠点に接続したい機器がある場合かつリモート拠点に機器が多い場合は、リモート拠点にOCIのプロキシサーバのようなコンポ―ネットであるRemote Acquisition Unit(以下、RAU)を配置することができます。RAUのみがOCIサーバへポート443を利用してデータ送信を行うので、拠点間にFWがある場合にも不要なポートの開放は必要なく、大規模なデータセンターでの利用も可能となります。

OCIを利用すると何が楽になるのか?

以下の図のように、EXCELやホワイトボードにて運用管理を行っている例はたくさんあるかと思います。システム担当とその上司の2名体制下でのインデントのEXCEL管理、トラブル時に関係者が一堂に集まって、集中的にトラブル解決に当たる場合のホワイトボードの利用はもちろん最も有効な手段だと思います。

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ただし、ある程度の規模のインフラを抱えているお客様やデータセンターでは、上記の管理方法では、定期的かつ定量的にIT資産を把握することは不可能に近いです。その評価ツールとしてOCIは非常に強力です。

OCIを利用した可視化

OCIを利用すると

  • ・構成管理:場所やアプリケーションごとの環境の把握
  • ・性能管理:ボトルネックの把握と現行インフラでの追加可能なリソースの把握
  • ・容量管理:容量の増減の傾向、クラウド化に向けた課金管理

を可視化することができます。ただ可視化しただけでは、「こうなってたんだ」「こんなに使ってないVMや容量があったんだ」だけになってしまい、コストの削減にはつながりません。

OCIは、

  • ・コストや性能面から無駄な利用を減らす、無くすこと(下図中段右、部署毎の利用率把握)
  • ・将来予測に基づいて適切なタイミングでのリソース追加(下図左下、今までの利用容量の傾向と将来予測)
  • ・VMのパフォーマンス、容量などのSLAに基づいたサービス展開

をすることでプロアクティブな管理を行いながら、コスト削減に寄与することが可能です。

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さらにNetAppからは、プリセールス用途で、ROI計算ツールというEXCELベースのCalculatorツールがあります。このツールは、既存で保有している容量や仮想ホスト、仮想OSの数やOCIを利用して確認できた値などを入力することで、今後、数年間のコストシミュレーションをすることができます。以下の例は500TBの容量があることを前提に値を入力しています。

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必要な項目を入力すると、以下のようにTierごとの数年後までの容量試算、利用率などをシミュレーションすることができます。さらにOCIを使った場合と使わなかった場合とで分けて表示されるため、コストを軸としたOCI導入の効果を確認することができます。このROI計算ツールは、参考までに使って頂くパターンが多いですが、OCI導入のトリガーとなったこともあるかなり強力なツールです。試してみたい!というお客様は是非、弊社営業、SEにご依頼ください。

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今回はDC可視化というテーマでしたが、ITインフラの可視化とOCIがどのようにコスト削減に役立つかに重点を当てて記載させて頂きました。次回は容量管理について詳しくお伝えします。

池田 正一(いけだ しょういち)
ネットアップ株式会社
システム技術本部 コンサルティングSE部 コンサルティングシステムズ エンジニア
国内のSIerを経てNetApp入社、写真は2016年9月のビットアイル様のセミナーにて

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関連情報

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【IT インフラの「いま」を可視化、 成長に向けた「これから」へ
~OnCommand Insight (OCI) ~】


第 1 回: OCI 概要

第 2 回: DC 可視化

第 3 回:容量管理・最適化
  • 掲載予定


第 4 回:性能分析
  • 掲載予定


第 5 回:レポート
  • 掲載予定


第 6 回:まとめ
  • 掲載予定

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