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最適なフラッシュ システムを選択するためのアプリケーション ニーズの優先順位付け
Larry Freeman
ネットアップ
シニア テクノロジスト
Larry Freeman

オールフラッシュ ストレージの市場は急速に変化しています。 ディスクとの間で初期導入時の価格に開きがあるため、 フラッシュ アレイは主に、 非常に要件の厳しいアプリケーションのパフォーマンスに関する問題を解決するために導入されていました。 しかし、 フラッシュの価格が下落し、 容量が増大したため、 ITチームは、 フラッシュがさらに幅広い種類のワークロードやユースケースで非常に有効だということに気づきはじめました。

ネットアップでは、 増え続けるこうしたワークロードに対応するため、 オールフラッシュ製品のラインナップを取り揃えています。 そのため、 特定のニーズに最も適したフラッシュ ソリューションを選択するには、 いくつかの点を考慮する必要があります。 フラッシュの多様なラインナップを検討する最善の方法は、 各ワークロードがストレージ システムに求める要素の優先順位と、 望ましいビジネス成果という観点からラインナップを理解することであり、 その点に疑いを持つ人はあまりいません。

それでは、 ワークロードの点からフラッシュを見てみましょう。

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出典:ネットアップ、 2016年

アプリケーションでパフォーマンスが優先される場合

アプリケーション データで最高のパフォーマンスが求められる場合、 アーキテクトはよく、 ストレージ システムの採用決定に役立てるために、 業界のパフォーマンス ベンチマークを参照します。 Storage Performance Council の SPC-1 ベンチマークでは、 OLTP やミッションクリティカルなデータベース処理など、 高速データ アプリケーションのワークロードのシミュレーションを行います。

SPC-1は、 多くの場合、 あるベンダーのパフォーマンスを他のベンダーと比較して判断する際に、 最初に参照されます。 SPC-1 によると、 NetApp EF560オールフラッシュ アレイは最高のパフォーマンスを誇り、 最大負荷時に処理される1秒あたりの入出力操作数 (IOPS) は 319,980 回です。 つまり、 SPC-1 のテスト中に、 1 台の EF560 が 1 時間に 10 億回以上の操作を処理したことになります。

アプリケーションでデータ管理が優先される場合

経験豊富なストレージ アーキテクトなら、 アプリケーションが正しく動作していない場合に、 動作の基盤となるストレージで破損したアプリケーションを修復したり、 アプリケーションの動作を正常に戻したりできることを知っています。 エンタープライズ アプリケーションのアップタイムと障害復旧が何よりも重視される場合、 NetApp All Flash FAS(AFF) システムは、 こうした問題に対処し、 継続的運用の確保に役立つ管理機能が豊富です。

その一例として、 データベースの破損を取り上げましょう。 破損が発生するときは、 データが壊滅的な打撃を受けることより、 データベース内の特定テーブルにアクセスできないことが問題となる可能性が高くなります。 NetApp AFF では、 破損していないクリーンなデータベース コピーが見つかるまで、 NetApp SnapshotRの過去のコピーにロールバックすることにより、 DBA が問題を素早く特定できます。 問題のないコピーが特定されたら、 NetApp FlexCloneR を使用して仮想クローンを作成し、 このクローンに REDO ログを適用して、 リカバリ済みのデータベースを直ちに最新の状態に戻します。 このプロセスにより、 通常のデータベース アプリケーションの破損のリカバリにかかる時間に比べて、 数時間、 さらには数日間短縮することができます。

アプリケーションで予想以上のデータ増への対応が優先される場合

多くのエンタープライズ アプリケーションでは、 並外れたスピードや厳格なアプリケーション管理は不要ですが、 データ量が予想以上に増加することがあります。 そのような場合は、 ストレージ アーキテクトがサイズを正確に見積もることが困難です。 この種のアプリケーションの例としては、 ビッグ データ分析を行うウェアハウスが挙げられます。 エンタープライズ アプリケーションのデータが不規則に増加している場合、 NetApp SolidFire オールフラッシュ アレイが便利なソリューションを提供します。 SolidFire のオールフラッシュ ストレージ システムを初期設定したあとは、 ノードベースのクラスタを非常にきめ細かく拡張できます。 パフォーマンスや機能に関する多様なプロファイルを設定したサーバ ノードを追加することで、 拡張コストを予測でき、 コストを低く抑えることができます。 SolidFire は、 次世代アプリケーションを念頭に置いて設計されています。 管理オーバーヘッドは最小限に抑えられ、 マニュアルが整備された API を使用して、 あらゆる機能を自動化できます。

SolidFire のリソースをプーリングすることで、 データセンターのレイヤ全体でシステムを停止することなく拡張できます。 サーバ ノードをプールに追加すれば、 CPU とメモリに加えて、 ストレージ容量が効果的に拡張され、 変化するビジネス ニーズに合わせてこうしたリソースをスケールインまたはスケールアウトできます。

まとめ

ネットアップのフラッシュ ストレージ ソリューションは、 エンタープライズ ストレージ アーキテクチャを構築し、 同時にストレージ アーキテクトが共通して直面する優先順位の問題に対応します。 この記事の例でご説明したように、 ネットアップのテクノロジにより、 IT 組織は多様なアプリケーション要件を満たし、 さらに、 エンタープライズ ビジネス ニーズに対応することができます。

Larry Freeman は、 精力的な講演活動や本の執筆を通じて、 ネットアップのデータ ストレージ テクノロジの最新のトレンド、 技術、 ベストプラクティスをITプロフェッショナルの皆様に伝えています。 Larry は、 『Evolution of the Storage Brain 』の著者であり、 ネットアップのコミュニティ サイトでブログを定期的に執筆しています。

2016年 8月

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